2017年2月1日更新

氷砂糖の栄養とカロリーは……気になる健康の話!

氷砂糖の栄養とカロリー

料理などの食材としても、そのまま食べる食品としても使える氷砂糖。
保存もきくし、重宝するのでぜひ常備したいところなのですが、私たちの身体にとって、氷砂糖とはどのような働きがあるのでしょうか。
栄養は? 成分は? 効果や効能は?
気になるあたりをまとめてみました。

  1. 目次
  2. 氷砂糖とは
  3. 氷砂糖の栄養成分とカロリーは?
  4. 氷砂糖の効果・効能とは
  5. 氷砂糖は健康にいい? 悪い?
  6. 氷砂糖とダイエット
  7. 氷砂糖は甘味料

氷砂糖とは

氷砂糖とは、氷のような見た目をした砂糖です。
砂糖の甘味は、ブドウ糖と果糖が結合したショ糖というものなのですが、氷砂糖はそのショ糖の結晶体ですから、とても純度の高い砂糖だといえます。
氷砂糖は、氷糖と呼ばれることもありますよ。

氷砂糖の使い方

氷砂糖は、飴のようにそのまま食べる人も多いです。
そのほか、梅酒などの果実酒をつけるのに使われるのが一般的。
ただし、氷砂糖は砂糖ですから、通常の砂糖の代わりにもちいることもできます。

氷砂糖の賞味期限

氷砂糖は、長期保存が可能な食品です。
したがって、賞味期限もありません。
ただし、メーカーによっては2~4年ほどの期限を設けている場合があるようです。

氷砂糖とは…賞味期限から栄養成分、その効果まで!
氷砂糖の使い道!~料理・お菓子のレシピ~

氷砂糖の栄養成分とカロリーは?

氷砂糖の栄養成分とは

氷砂糖には、炭水化物のほか
カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などが含まれています。

氷砂糖のカロリーは?

氷砂糖のカロリーは、100gあたり387kcal。
これを消費するためには、ウォーキングだいたい150分、ジョギングで100分ほど必要です。

氷砂糖の効果・効能とは

脳の疲労回復、エネルギー補給

脳のエネルギー源といえばブドウ糖ですよね。
そのブドウ糖をもっとも早く吸収、補給できるものが、ショ糖なのです。
氷砂糖はショ糖の結晶体ですから、脳が疲れたときに摂るものとして、最適な食品だと言えるでしょう。
もちろん、脳だけでなく、身体が疲れたときに癒す効果も期待できますよ。

精神を安定させ、気持ちを落ち着ける効果

氷砂糖を摂取すると、セロトニンが生成されます。
セロトニンは緊張をほぐしたり、気持ちを落ち着けたり、イライラを沈めたりと、精神を安定させる働きをしてくれるのです。

氷砂糖は漢方でも大活躍!

氷砂糖は、昔から、体調が良くないときに食べるといいものとして重宝されてきたようです。
主な症状は空咳、胃腸の不調、血痰、活性酸素の中和、解熱、鎮痛など。

非常食としての氷砂糖の効果

そのほか、氷砂糖は非常時に飴がわりに舐めることが推奨されています。
なぜなら、糖分補給と、脳の栄養補給になるし、それに加えて唾液が分泌されて乾きをうるおせるから。もちろん、多少のお腹の足しにもなるでしょう。

氷砂糖は健康にいい? 悪い?

氷砂糖は砂糖の一種ですから、もしかしたら健康によくないのではないか……と、心配する人もいるかもしれませんね。
ですが、砂糖が身体によくないと言われている根拠のほとんどは、過剰摂取すればの話です。通常の使用で害になるわけではないので、必要以上に心配しなくても大丈夫でしょう。

氷砂糖の心配なところ

氷砂糖の効果や効能、健康にいい部分はすでに述べました。
では逆に、身体に良くない点、心配なところはどこでしょうか。
それは、氷砂糖がとても純度の高い砂糖だということ。純度が高いので、氷砂糖の成分はほぼ甘味であるショ糖のみです。
つまり、ビタミンやミネラルなどの栄養分は、氷砂糖を摂取してもほとんど得られません。ですから、そのぶんきちんとほかの食材で栄養を補わなくてはならないのです。

そのほか、依存性が高くなるという心配もあります。
氷砂糖は、体内への吸収がとても早いので、すばやく脳の疲れを癒すことができる一方、身体にその成分があることが当たり前になりやすいのです。
そのため、身体が氷砂糖を欲してついつい過剰摂取してしまうおそれがあるでしょう。

氷砂糖とダイエット

氷砂糖はダイエットにいい……そんな話を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
これは、氷砂糖の成分がほぼショ糖のみなので、甘いものが欲しいときなどに摂取するものを氷砂糖にすれば、ほかの栄養素を取り入れることなく疲労回復や空腹の緩和が期待できるということのようです。

シャングリラダイエット

シャングリラダイエットとは、もともとはオリーブオイル、もしくは砂糖水を飲むダイエット法として広まったようです。
しかし、これの応用として、氷砂糖を使ったものもあるようです。
方法はいたって簡単で、一日に氷砂糖を5~10粒舐めるだけ。
一粒舐め終わったらすぐに次の一粒…というのを5粒ずつ一日二回(合計10粒摂取の場合)おこなうのがもっとも効果的なようで、注意点は氷砂糖を摂取する前後一時間は水以外口にしないこと。

シャングリラダイエットの原理は、これを行えば空腹を感じにくくなるということ。つまり、食欲を抑えて食事量を減らすことによりダイエットにつながるのです。
これはもちろん、満腹感を得やすくなって食事量を減らしたり、暴飲や暴食を抑えられたりという効果も期待できます。
ダイエットのみならず、健康維持のため実行してみるのもいいかもしれませんね。

氷砂糖は甘味料

ミネラルをはじめとする栄養があったり、ショ糖の純度が高くて不純物の心配がなかったりする氷砂糖ですが、大前提として、氷砂糖は甘味料です。
それだけを摂取するのはおすすめできませんので、日々、きちんとバランスのとれた食事をするようにしましょう。
その中で、必要となる糖分を氷砂糖から摂取するようにすれば、混ざりもののない甘味を楽しめておすすめですよ。