2023年9月28日更新
明太子を食べ過ぎると体に悪い?プリン体の量や豊富な栄養素及びおすすめレシピを紹介
ご飯のお供として広く利用されている明太子ですが、食べ過ぎると体に悪いというのは本当でしょうか。ついご飯が進んで、明太子を食べ過ぎてしまう方もいるかもしれません。
明太子の食べ過ぎは、プリン体が過多になり痛風になりやすくなると言われることも多いですが、果たして事実でしょうか。
今回は、明太子の食べ過ぎにより起こる身体への悪影響について解説をします。また、明太子の栄養面のメリットや、食べ過ぎを防ぐおすすめのレシピについても紹介します。ぜひ明太子を上手に食卓に取り入れて、楽しんでください。
- 目次
- 明太子を食べ過ぎるとどうなる?身体に与える悪影響とプリン体の量とは?
- 明太子は食べ過ぎに注意すると健康に良い?豊富な栄養素を持つ食材!
- 明太子の食べ過ぎを防ぐおすすめレシピ!栄養素を最大限に活かせるメニューとは
- まとめ:明太子の食べ過ぎに注意して上手に活用する
明太子を食べ過ぎるとどうなる?身体に与える悪影響とプリン体の量とは?
ご飯と一緒に食べることが多い人気の明太子ですが、食べ過ぎるとどのような影響が体に及ぶのでしょうか。明太子の食べ過ぎによって起こる代表的な影響について、以下に紹介します。
塩分過多になる
明太子は、食べ過ぎると塩分過多になる可能性が高いです。明太子には、多量の塩が含まれています。明太子は、スケトウダラの卵を塩漬けにして、辛子などの味付けをして調理する商品です。塩分量はかなり多く、すぐに1日の塩分摂取量に達してしまいます。
塩分過多は、高血圧や動脈硬化を発生させる要因となります。また、心臓病や腎臓への悪影響も考えられるため、継続して明太子を食べ過ぎると非常に危険です。
辛味成分の影響を受ける
明太子を食べ過ぎると、辛味成分の影響を強く受ける可能性があります。明太子に利用されることが多い唐辛子には、カプサイシンと呼ばれる成分が多く含まれています。
カプサイシンは、多量に摂取すると胃や食道の粘膜を傷め、咳が出たり胃腸が荒れたりするケースが多いです。カプサイシンに対する感受性が強い人が明太子を食べると、辛味よりも痛みを感じ、素材の味を感じられない場合もあるとされています。
プリン体が多いといわれるが本当?
明太子には、プリン体が多く含まれているといわれますが、事実でしょうか。プリン体は、過剰摂取により痛風になるといわれている成分です。
確かに、明太子にはプリン体が含まれています。しかし、極端に多いというわけではありません。明太子のプリン体含有量は、鶏ささみとほぼ同じ程度、高野豆腐のおよそ半分程度と考えられています。明太子を一度の食事で食べる量を考慮すると、痛風につながるほどの過剰なプリン体は含有していないと考えられます。
明太子は食べ過ぎに注意すると健康に良い?豊富な栄養素を持つ食材!
以上のように、明太子は食べ過ぎると体への悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。しかし、適切な摂取量を心がければ、豊富な栄養素を含む健康にも良いおすすめの食材といえます。
9種類のビタミンを含む
明太子には、9種類もの多種類のビタミンが含まれているといわれています。明太子に含まれているビタミンは、ビタミンA・B1・B2・B6・B12・C・D・K・Eの9種類で、それぞれ身体の調子を整えるために必須の栄養素といえるでしょう。
ビタミンが不足して調子が悪い方は、適度な量の明太子を毎日食べることで、身体の改善が期待できるかもしれません。
ミネラルも豊富
明太子には、豊富なミネラル成分も含まれています。亜鉛・カルシウム・鉄分・カリウムの4種類のミネラル成分が摂取可能です。
以上のミネラル成分は、骨を形成したり血圧の正常化の効果を得たりできる成分として期待できます。1日20g程度の分量を守り、摂取を継続すれば、体調を改善できる効果が期待できるでしょう。
明太子の食べ過ぎを防ぐおすすめレシピ!栄養素を最大限に活かせるメニューとは
明太子の食べ過ぎを防ぎながら、おいしく食べられるレシピはたくさんあります。今回は、その中でも手軽に作れて楽しめるおすすめの明太子料理を3種類紹介するので、ぜひ挑戦してください。
明太子のとろろぞうすい
明太子のとろろぞうすいは、食欲がない時でもさっぱりと食べられるおすすめレシピです。明太子の辛味がアクセントとなって、食欲を増進してくれます。
長芋をすりつぶして作るとろろと、卵の食感がマッチして、ふわふわ食感のぞうすいに仕上がります。体調が悪い時でも食べやすい、食欲をそそるメニューです。
明太子サラダパスタ
明太子サラダパスタは、電子レンジで作れる簡単なパスタ料理です。通常のパスタでは、火加減が難しい面もありますが、サラダであれば失敗も少なく作りやすいです。
電子レンジでサラダスパゲティを温め、明太子など素材をオリーブオイルとともに和えるだけで作れます。作り置きも可能なので、一品欲しい時に冷蔵庫にあると便利です。
大根の明太子煮
大根の明太子煮は、ピンク色の優しい色合いに仕上がる大根煮です。明太子の辛味が煮ることにより全体にバランスよく溶け込み、温かく優しい口当たりに仕上がります。
大根をだし汁などで煮る一般的な過程で、明太子を加えて仕上げるだけの簡単な料理です。明太子の分量に注意して、摂取しすぎにならないよう注意しましょう。
まとめ:明太子の食べ過ぎに注意して上手に活用する
明太子は、食べ過ぎると塩分過多などの悪影響が体に及ぶ可能性があります。しかし、ビタミンやミネラルが豊富であるため、適量を守れば健康への効果が期待できる食材でもあります。
食べ過ぎに注意しながら、明太子を食卓に取り入れましょう。今回紹介したメニューのように、過剰摂取にならないような食べ方を意識して、日常的に明太子を楽しんではいかがでしょうか。