2023年9月28日更新

里芋がピンクでも食べられる?NGサインを見極めて賞味期限を伸ばす保存を

里芋を切ってみると中がピンクだったという経験はありませんか?ピンクの状態でも食べられるのか不安になりますよね。

今回は、里芋がピンクになる原因や食べてはいけないサイン、正しい保存で賞味期限を伸ばす方法などをお話していきます。誤って腐った里芋を食べてしまわないよう、しっかりチェックしていきましょう!

  1. 目次
  2. 里芋がピンクになる原因は?斑点や筋の正体とカビとの違い
  3. 里芋がピンクでも食べてOK?味や食感の変化とNGサイン
  4. 里芋の鮮度を保つ方法とは?正しい保存で賞味期限を伸ばそう
  5. まとめ

里芋がピンクになる原因は?斑点や筋の正体とカビとの違い

里芋の断面がピンクになってしまう原因とは一体何なのでしょうか?カビでは…と不安に思っていませんか?

里芋がピンクになる原因を突き止め、カビとの違いを確認してみましょう。

里芋の断面にできたピンクの斑点や筋の正体

里芋を切った時の断面がピンク色になっていることがあります。これはアクが強い場合や、収穫後時間が経ってしまった里芋によくある現象です。

赤い斑点がポツポツと少し出ている程度なら問題ありませんが、気になる場合はその部分を切って食べると良いでしょう。

里芋がピンクになるのはポリフェノールが原因!?

里芋がピンクになる原因はもう一つあります。ポリフェノールの一種である、アントシアニンが酸化し、変色したことでピンクの斑点や筋ができる場合です。

里芋に含まれるアントシアニンは、保存方法などによりピンク色になると考えられています。また、ポリフェノールが里芋の筋に凝縮されていて、時間の経過と共に浮き上がってくることがあるとも言われています。

ピンク以外の色に変化している場合は要注意

里芋がピンク以外の色に変色している場合は注意が必要です。例えば、里芋の皮に白いフワフワしたものが付いていたり、断面に茶色っぽい斑点や筋があったりする場合は白カビや黒カビの可能性があります。

このような場合は腐っていると考え、食べずにすぐに処分しましょう。ただ、里芋が緑色の場合は日光に当たりすぎただけで食べられることもあります。

判断に迷った時は、食べて体調を崩すのは避けたいので処分することをおすすめします。

里芋がピンクでも食べてOK?味や食感の変化とNGサイン

里芋がピンクになっていても食べて大丈夫か気になりますよね。また、ピンクだと味や食感に変化はあるのでしょうか?

見逃すと危険なサインについてもお伝えするのでしっかり確認していきましょう。

里芋がピンクになっていても食べてOK?

里芋の断面がピンクになっている時は、基本的には食べても大丈夫です。里芋に含まれているポリフェノール自体に害は無いからです。

ただし、断面を見た時にピンク色がポツポツではなく、全面に出ているような場合は食べるのはやめて処分する方が良いでしょう。

味や食感に変化はあるのか?

ピンク色の里芋は、味や食感が変わるのか気になりますよね。残念ながら、酸化が進んでピンク色になってしまった里芋は固くなったり、味が落ちたりします。

調理しても、なかなか柔らかくはならないので、食べるならピンク色の部分を切って使いましょう。切ってもピンク色の部分が無くならない時は、食べずに処分することをおすすめします。

食べるのNG!?腐っている2つのサイン

ピンク色の里芋は大体食べられますが、食べてはいけない里芋もしっかりとサインを出してくれています。

  • ぶよぶよと柔らかくなっている
  • 酸っぱいにおいや鼻にツンとくるにおいがある

このような場合は、腐っている可能性が高いので食べずにすぐに処分しましょう。

里芋の鮮度を保つ方法とは?正しい保存で賞味期限を伸ばそう

鮮度を落とさずに里芋を保存できれば嬉しいですよね。里芋の正しい保存方法を知り、上手に賞味期限を伸ばせるようになりましょう。あわせて、新鮮な里芋を選ぶコツもお伝えします。

鮮度を保つカギは湿度と気温にあり!?

里芋の鮮度を保つポイントは「湿度」と「気温」です。里芋は寒さや乾燥に弱いので、気温の低い乾燥した場所に置いておくと酸化が進みやすくなってしまいます。

酸化が進むとピンク色になり、味が落ちる原因にもなるので、できるだけ常温での保存が推奨されています。

里芋の正しい保存で賞味期限を伸ばす

里芋を正しく保存すれば賞味期限を伸ばすことにも繋がります。常温・冷蔵・冷凍のそれぞれ3パターンに分けて保存方法を確認していきましょう!

・常温保存…里芋は基本的に常温保存。新聞紙やキッチンペーパーなどに包み、風通しの良い所に保存で約1ヶ月保存可。常温保存の場合は洗わずに保存すると良い。

・冷蔵保存…里芋は低温を嫌うので冷蔵庫はあまりおすすめできないが、洗って切った里芋を保存するなら冷蔵庫で3日が目安。

・冷凍保存…里芋は冷凍でも食感に変化があまりないので、たくさんある場合には冷凍もOK。皮付きも茹でた里芋も両方冷凍可能で、しっかり洗って水気を取り、保存袋などに入れて保存すると良い。保存期間は大体1ヶ月が目安。

湿っている土が良い?新鮮な里芋を選ぶコツ

同じ食べるなら新鮮で美味しい里芋を食べたいですよね。新鮮な里芋を選ぶ3つのコツをご紹介するので、参考にしてみて下さい。

  • コロコロとふっくらしている
  • ずっしり重みがある
  • 土が付いている場合は湿っているもの

里芋は乾燥が苦手なので、里芋に土が付いている状態で売られているのであれば湿っている土のものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

里芋のピンクはアントシアニンの酸化によるものなので、基本的には食べても大丈夫です。余りにもピンクの部分が多い場合や、皮が白色や切った時に茶色っぽくなっている場合などは注意が必要です。

新鮮な里芋を選んで、できるだけ常温保存で乾燥や低温を避けて保存すれば美味しい状態で里芋を食べられますよ。