2023年7月25日更新
牛肉の臭みの原因と効果的かつ簡単な臭み取り方法
お肉好きな人はとても多いかと思いますが、数あるお肉の種類の中でも特に人気なのが「牛肉」ですよね。
価格的にはやはり豚肉や鶏肉よりも高めなのですが、その美味しさはお肉の中のキングと言っても過言ではないでしょう。
栄養面でも、ストレスを軽減してくれるトリプトファンや脂肪燃焼を促進してくれるカルニチンなどの必須アミノ酸や、へム鉄、亜鉛、ビタミンB群といったように、非常に栄養が豊富な食材でもあります。
しかし、牛肉は独特な臭みがあるのも確かです。
しっかりと臭みを取らなければ、い美味しく食べることが難しい食材でもあります。
この記事では、そんな「牛肉の臭みの原因と効果的かつ簡単な臭み取り方法」について解説していきたいと思います。
牛肉の臭みの原因
美味しそうな牛肉を購入したものの、パックから取り出してみると臭みを感じてしまうこともありますよね。
いったいなぜ豚肉や鶏肉よりも臭みを感じるのでしょうか?
まずは、「牛肉の臭みの原因」を挙げていきましょう。
牧草で育った牛だから
牛肉と言っても、臭みのある牛とそうではない牛がいます。
その違いは、「穀物の餌で育った牛」なのか、「牧草で育った牛なのか」といった違いがあります。
穀物の餌で育った国産牛やアメリカ産の牛はそれほど臭みがありませんが、牧草の餌で育つことが多いオーストラリア産やニュージーランド産の牛肉は若干臭みが強いのです。
冷蔵庫内の臭いが肉に移ってしまっている
牛肉は臭いが付きやすいお肉であり、冷蔵庫内に保管している時間が長いと臭いが移ってしまうケースが多くなります。
キムチなど臭いの強い食材が隣に置いてあると、臭いがすぐに移ってしまうのです。
冷凍焼けによる臭み
牛肉は冷凍にすると臭いが付きやすいお肉です。
安売りしている時に購入しておいて、冷凍しておく家庭も多いかと思いますが、あまり長期間冷凍しておくのはおすすめできません。
理想としては1週間以内で、遅くとも2週間以内に食べるようにしましょう。
牛肉の効果的かつ簡単な臭み取り方法
それでは、ここからは牛肉の効果的かつ簡単な臭み鳥の方法を挙げていきましょう。
ワインに漬け込む
牛肉は赤ワインと非常に相性の良いお肉です。
特にビーフシチューなどに使う際の臭み取りに最適な方法となります。
漬け込む方法は、単純に赤ワインの中に牛肉を入れ、15分~30分ほど漬け込むだけです。
漬け込んだ牛肉を調理する際は、しっかりと過熱しアルコールを飛ばしましょう。
重曹に漬け込む
牛肉は重曹に漬け込むことでも臭みを取ることができます。
方法としては、ジップロックなどに重曹1、塩1に対して水を100の割合で加えます。
そこに牛肉を入れ、2時間程度漬け込むだけです。
調理の際は、必ず水で軽く洗い流しましょう。
炭酸水に漬け込む
最もおすすめなのが、「炭酸水に漬け込む」という方法です。
近年炭酸水がブームとなっているので、自宅に炭酸水があるケースも多いかと思います。
その炭酸水を入れた容器に牛肉を30分程度漬け込むだけで、臭みが取れるのです。
なぜ最もおすすめなのかと言うと、「牛肉が控訴の力で柔らかくなるから」です。
手軽にできて、牛肉が美味しくなるので、ぜひ試してみましょう。
すりおろした玉ねぎで漬け込む
炭酸水ほど手軽にはできませんが、お肉が柔らかくなりしっかりと臭みが取れるのが「すりおろした玉ねぎに漬け込む」という方法です。
玉ねぎは常に常備している家庭も多いはずです。
すりおろした玉ねぎを牛肉全体が隠れるくらい乗せたら、1時間ほど冷蔵庫で冷やしながら漬け込みます。
使った玉ねぎはそのまま牛肉にかけるソース用に使うのも「あり」でしょう。
フルーツ果汁で漬け込む
自宅に果汁100%のジュースがあるという家庭ならば、そのジュースを使って牛肉を漬け込むという方法もあります。
漬け込む時間は6時間~8時間程度かかりますが、安価で手軽にできるというメリットがあります。
お肉も柔らかくなるので、美味しく食べることができます。
リンゴジュースやパイナップルジュースが特におすすめです。
まとめ
今回は、「牛肉の臭みの原因と効果的かつ簡単な臭み取り方法」について解説してきました。
食べている餌の影響により、国産やアメリカ産の牛肉はそれほど臭みが強くないことが多いですが、オーストラリア産やニュージーランド産の牛肉は若干臭みがあることが多いと言えます。
- ワインに漬け込む
- 重曹に漬け込む
- 炭酸水に漬け込む
- すりおろした玉ねぎで漬け込む
- フルーツ果汁で漬け込む
これらの方法を実践することで、しっかりと臭みが取れ、お肉自体も柔らかくなるのでおすすめです。
ぜひ牛肉を購入した際は試してみましょう。
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