2019年6月18日更新

多くの人が知らないオートミールとグラノーラの違いについて

ダイエット用の朝食やお菓子作りに必要な定番材料は押し麦にしたオートミールやグラノーラですが、多くの人がオートミールとグラノーラの違いについて曖昧です。健康や太ることを考え、これらの食品を活用する人も多いですが、その効果はいかほどなのでしょうか。それぞれの違いについてご紹介していきます。

目次
朝食やお菓子作りに最適！…でもオートミールとグラノーラの違いは？
オートミールとグラノーラは健康に良い効果はあるのか
オートミール、グラノーラは太る？食べ方の区別もしておこう
オートミールとグラノーラの違いをしっかり区別して美味しい毎日

朝食やお菓子作りに最適！…でもオートミールとグラノーラの違いは？

毎日の朝食は時間がない理由からササッと済ませられるグラノーラを利用する人も多いですよね。ヨーグルトや果物と一緒に食べられるグラノーラは忙しい人にとっては必需品ですが、グラノーラとオートミールを同じものだと思っている人が多いようです。どちらも食品であり、同じような見た目をしているので食べ方も同じだと考えている場合が多いでしょう。朝食から始まり、お菓子作りの歯ごたえを良くしてくれる定番食品でもあるので、より美味しく食べられるようにこの二つの違いはしっかりと区別したいところです。

オートミールとは

オートミールは欧米で食べられている加工食品であり、日本では浸透しているものの、あまり広くは食べられていない食べ物です。オートミールの原料となるオーツ麦を押し麦にしたりカットして食べやすくした加工食品になります。海外ではごく当たり前に食べられているオートミールですが、日本でも北海道で原料となるオーツ麦を生産しています。ちなみに海外ではシリアルの定番と言えばグラノーラではなく、オートミールやミューズリーという同様の加工食品になります。

グラノーラとは

日本でシリアルと言えばご存じの通りグラノーラですが、オートミールとグラノーラの違いについては混じっている人が大半でしょう。

グラノーラは玄米などの穀物やナッツ、ドライフルーツなどを入れてオイルとシロップを合わせ、オーブンで焼いた加工食品のことを指します。混合しやすいわけは、グラノーラの中にオートミールが入っている点でしょう。

グラノーラについては明確な使用材料は決定しておらず、ドライフルーツが入っているものや入っていないもの、はたまたナッツが入っているものや入っていないものなど種類多くのグラノーラが出回っています。販売している会社によっても異なるので何が入っているのか分からないという点もグラノーラの特徴でしょう。

このように、オートミールとグラノーラの違いには大きく異なる点がいくつもあるので酷似している加工食品であっても、そもそも根本的に違う食品ということになります。共通しているのは加工食品ということだけなので一度分かれば二つの違いを区別するのは簡単です。

オートミールとグラノーラは健康に良い効果はあるのか

オートミールやグラノーラなどのシリアルに期待したい点は栄養の摂取です。補給し切れない栄養素が含まれるこれらの加工食品からは効率良く栄養を摂取でき、体にもたらす健康効果としては食物繊維の影響で便秘改善などの整腸効果、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などが挙げられます。

また、商品によってはドライフルーツやナッツなどが含まれる場合、カルシウムや鉄分なども摂取でき、肌トラブル防止や体脂肪を付きにくくするなどの効果があります。しかし、一点注意したいのはグラノーラのみに栄養を頼らないということです。オートミールならまだしも砂糖がたっぷりと入ったグラノーラは他の栄養素がほとんど摂れないという場合もあります。もちろんたくさんの栄養素が詰まったシリアル食品ですが、食事の大半は自然の食べ物から摂り、シリアルは健康のサポート役程度に考えた方が良いでしょう。

オートミール、グラノーラは太る？食べ方の区別もしておこう

オートミールやグラノーラなどのシリアル関係の食品は良く太るという意見を見聞きしますよね。自然の食品ではなく、加工されたという点が太る要素を感じてネックになっている人もいるでしょう。そこでオートミールやグラノーラは太るのかといった点や、美味しく食べられる食べ方についても触れていきます。

オートミールとグラノーラ…ダイエットにはどちらが向いている？

フルーツたっぷりなどのフレーズで健康にいかにも良さそうなグラノーラやオートミールなどのシリアル系ですが、ダイエット中に食べるとなると話は別です。結論から言えば、加工過程が多くなればなるほどカロリーも高くなるのがこのシリアル系食品であり、原材料をほとんどオーツ麦にしているオートミールはローカロリーでダイエット向きなのですが、シロップやオイルを含みオーブンで焼いているグラノーラは当然ハイカロリーでダイエット食には向いていません。

そのため、太ることを避けたい人にはオートミール、味わいにこだわりたい人にはグラノーラという選択が良いでしょう。しかし、どちらも不足している栄養を補えるだけの成分が入っているのでたくさんの栄養素をバランス良く摂りたい場合は目的に合わせた方を選ぶと良いでしょう。

オートミールとグラノーラの食べ方を把握

グラノーラの食べ方は言わずとも自分好みの食べ方をしている人が多いでしょう。シンプルに牛乳をかけて食べたり、ヨーグルトに混ぜたり、甘く食べたい場合はシロップをかけて食べるなど様々な食べ方が可能です。

食べ方が謎なのはオートミールの方ですが、オートミールも牛乳をかけて食べたり、鍋に水を浸るまで入れて加熱し、おかゆのように食べることもできます。オートミールの基本的な食べ方は「ふやかして食べる」なのですが、水でふやかしても牛乳でふやかしてもどちらでも構いません。オートミールは水分と一緒に煮れば煮るほどもっちりとした食感になるので食欲がないときや温かいものを食べたいというときにもおすすめの食品です。