2018年9月24日更新

ルタバガの味はまずい？ルタバガの栄養や美味しくなるレシピもチェック！

別名スウェーデンカブと呼ばれるルタバガという根菜類は、国内であまり見かけることはありません。食用にできますが、ほとんどが家畜用に使われてしまいます。まずいと言われるルタバガですが、実際はどんな味なのでしょうか。生でも良しスープにしても良しのルタバガの栄養やレシピをご紹介します。

目次
ルタバガってどんな食材？
ルタバガの栄養
ルタバガの料理…実はこんなにある！
ルタバガの絶品レシピ
是非食べてみて！ほっこり美味しいルタバガの魅力

ルタバガってどんな食材？

見た目はカブのような姿をしたルタバガという野菜は、日本では滅多に見ることはない西洋野菜です。カブの仲間かと思われがちですが、カブとは異なるアブラナ科アブラナ属になります。そんなルタバガはスウェーデンカブとも呼ばれているスウェーデンを原産とする西洋アブラナの変種であり、火を入れるとじゃがいものような食感になることでも知られています。

ルタバガのお味はまずいの？

ルタバガはスウェーデンを原産としているため、その地域では良く食べられている野菜なのですが、実は日本にも明治時代に北海道へルタバガが伝わったとされています。しかし、その当時の日本人の舌にはルタバガの味は受け入れられず、カブの方が美味しいと判断されたため、食用ではなく家畜の飼料用として活用されているのが主な用途です。

しかし、ルタバガの味は非常に美味しく、馴染み深いもので例えるならジャガイモやサツマイモ、カボチャなどの味に似ています。風味や香りはキャベツのようと例える人もいるようです。

また、ルタバガは見た目通り硬いのですが、生食ができないことはありません。日本のカブよりは食感が硬い傾向にありますが、小さく刻んでカットし、サラダなどに調理すれば美味しく食べられます。トマトなどの食材と一緒にドレッシングでシンプルに食べたり、パセリや粒マスタードなどを和えても生食で十分美味しく食べられます。

ルタバガは貯蔵性が優秀

きちんと調理したルタバガは美味しいのですが、魅力はそれだけではありません。ルタバガは貯蔵性が非常に優れており、北欧などの地域では芋や穀物などの食料が底をついた事態に陥った際に食べる食材と言われているほど貯蔵性に優れています。

第一次世界大戦のときにはドイツで他国からの輸入が閉ざされ、数十万人もの人々が餓死で亡くなりましたが、そのときに栽培が推奨されたのがこのルタバガなのです。簡単に栽培が可能で、保管も特別な方法が不要なルタバガは今も昔も貴重な食材の一つとして大切に活用されています。

ルタバガの栄養

ルタバガはカットとしてみると中が黄色の断面をしているため、栄養がたっぷり詰まっていそうな感じがします。まさにその通りで、ルタバガに含まれる栄養にはビタミンＣやビタミンＥ、ビタミンＫ、ビタミンＢ１、ビタミンＢ２、ビタミンＢ６、食物繊維、タンパク質や葉酸、カリウムナイアシン、カルシウム、マグネシウムなどの栄養がバランス良く豊富です。

特に多く含んでいる栄養がビタミンＣや食物繊維、カリウムやカルシウムなどなので、食事でビタミンやミネラルをしっかりと摂りたい人にはピッタリの食材です。こんなに栄養が詰まってても味は美味しいとなると様々な料理に使いたくなりますよね。

ルタバガの料理…実はこんなにある！

日本でもルタバガは出回っていますが、その数は実に微量です。北海道で微量栽培されていますが、目にするルタバガのほとんどは輸入されているものです。そんなルタバガは今まで扱ったことがないという人がほとんどかと思いますので、ルタバガはどういった料理に合うのかご紹介します。

マッシュ

ルタバガの扱い方が分からないという人や、イメージしずらいという人は普段扱うことの多いジャガイモをイメージしてみましょう。加熱するとほくほくとした食感になるのがルタバガなので、ジャガイモと同様にマッシュする調理法でも美味しく食べることが可能です。硬い食感のルタバガでもマッシュにすることによって同じ食材とは思えないほど柔らかくなりますよ。