2017年2月1日更新

氷砂糖の使い道!~料理・お菓子のレシピ~

梅酒

氷砂糖は、昔からある、とてもなじみ深い食品です。人によっては、なじみ深いというより、懐かしいという印象かもしれませんね。
もちろん、スーパーでは昔から変わらず売られているのですが、買わない人はほとんど買わないし、買う人も、使い道はいつも同じという場合も多いのではないでしょうか。
このように、氷砂糖とは、なじみがある割に使い方のよくわからない不思議な食品。
氷砂糖は、いったいどんな使い道があるのでしょうか。料理やお菓子のレシピなどもあわせてご紹介します。

  1. 目次
  2. 氷砂糖とは
  3. 氷砂糖の基本的な使い道
  4. 氷砂糖のお菓子と料理のレシピ
  5. 氷砂糖は砂糖の一種

氷砂糖とは

氷砂糖とは、砂糖の一種です。
砂糖とは、ショ糖という甘み成分をもつ甘味料のことですが、氷砂糖は、そのショ糖の結晶体。つまり、とても純度の高い砂糖なのです。
氷砂糖という名前の由来は、氷のように見える砂糖であることからで、別名、氷糖とも呼ばれます。

氷砂糖のカロリーはどれくらい?

氷砂糖のカロリーは、100gあたり387kcalです。

氷砂糖の賞味期限はどれくらい?

氷砂糖は、長期保存が可能な食品なので、賞味期限はありません。
きちんと密封され、湿気などで溶けていなければ、10年をこえても大丈夫です。

氷砂糖とは…賞味期限から栄養成分、その効果まで!

氷砂糖の基本的な使い道

すき焼き

氷砂糖の特徴とは

氷砂糖の特徴としては、ゆっくり溶けるということと、とても純度が高いということがあげられます。
純度が高いということは、氷砂糖の成分はほぼショ糖(砂糖の甘味成分)のみ。つまり、雑味を感じさせるものがないのです。そのため、どんなに繊細な料理や、淡い風味の食材と合わせても、一切邪魔することはありません。

氷砂糖の基本的な使い道

氷砂糖は、一般的に、そのまま食べるか、梅酒作りにもちいられることが多いようです。
しかし、氷砂糖も砂糖の一種。普通の砂糖の代わりにしてもなんの問題もありません。それどころか、前述したように、素材の風味を生かしたいときなどは積極的に氷砂糖を使うといいでしょう。
具体的には、甘露煮や煮豆、ぜんざいなどがおすすめです。
溶けにくいイメージの氷砂糖ですが、加熱すれば溶けやすくなるので、すき焼きの割り下などにしてもいいかもしれませんね。
ちなみに、氷砂糖は溶けるにしたがって、はじめは薄く、だんだん濃く甘味を出していきます。
氷砂糖を砂糖の代用にするときは、同量換算で大丈夫ですよ。

そのまま食べるのもおすすめ

氷砂糖は、そのまま飴のように食べるのもおすすめです。
なぜなら、氷砂糖はすばやく体内に吸収されるので、疲労回復に効果的だから。同時に、脳の栄養補給にもなるので、できれば常備しておきたいものです。
また、舐めることで唾液が分泌されて乾きを潤すので、非常用として備えておくのもいいかもしれませんね。

氷砂糖のお菓子と料理のレシピ

梅酒

あく抜きした青梅1kgをよく洗い、水気を拭き取ります。竹串でヘタを取ったら、氷砂糖500gと交互になるように容器へ。
その中へ、35度以上のアルコールを1.8リットル入れます。お酒はなんでもいいですが、ホワイトリカー、ブランデー、ウイスキー、ウォッカ、ジンなど。
あとは冷暗所に3ヶ月~1年ほど保管するだけ。完全に氷砂糖が溶けるまでは、何度か容器を振って濃度を均一になるようにしましょう。

レモンの氷砂糖漬け

レモン2個を薄い輪切りにし、タッパーに入れます。
その上に氷砂糖を300g乗せ、蓋を閉めたら直射日光を避けた常温で一日。氷砂糖が溶けたら出来上がりです。

ブルーベリードリンク

フタ付きの瓶にブルーベリージャム200g、氷砂糖50g、リンゴ酢200mlを入れ、冷暗所に三日ほど保存すれば出来上がり。
一日2~3回、振って濃度が均一になるようにしましょう。

豚バラ肉のさっぱり煮

豚バラ肉の塊600gを3センチ角に切ったら、さっと下茹でします。
その豚バラ肉を、しょうゆ100cc、酒300ccとともに鍋に入れ、弱火で一時間ほど煮ます。臭み取りに、ぶつ切りにしたネギや生姜を入れても構いません。
一時間後、氷砂糖40gを加えてさらに30分煮込めば出来上がり。

氷砂糖は砂糖の一種

目的があって氷砂糖を買っても、たいていは使い切れずにあまってしまいますよね。
氷砂糖は保存がきくので、そのままおいておいてまた次のシーズンにも使えるのがいいところなのですが、せっかくですから、料理やお菓子づくりに生かしてみるのはどうでしょうか。
もちろん、新しいレシピでなくても、これまでの料理に使っても大丈夫。普通の砂糖を氷砂糖に置き換えるだけでもいいのです。
飲み物に入れるなどする場合はくだいて使わないと溶けにくいかもしれませんが、煮物だとそのまま使えて便利ですよね。
一度氷砂糖で作った煮物を食べてみたら、もしかしたら、”こっちのほうが好みだ”と感じるかもしれませんよ。