2017年10月2日更新
ヤーコン茶でダイエット?効果や効能、副作用について
ヤーコンの葉から作るお茶は、ヤーコンが持つ様々な効果・効能を引き継ぎながら楽しめる飲み物です。ヤーコン茶はダイエットの手助けにもなり、独特の味はありますが、カフェインがないため年齢問わず飲めます。しかし、副作用の心配はあるのでしょうか。作り方と交えてお伝えしていきます。
カフェインゼロのヤーコン茶
ヤーコン茶はまずヤーコンというキク科の根菜を使用します。見た目はさつまいもに似ていますが、姿形は似ていても味や風味などは全くの別物です。お茶として使う材料はこのヤーコンの葉を用いて作られ、様々な有力な効能をもたらしてくれるとし、現在では糖尿病の対策として民間療法の一つにこのヤーコン茶が使われているなど、健康に対する意識を向けられています。
また、ノンカフェインでもあるため、お年寄りや妊娠している方、子どもさんでもヤーコン茶を楽しむことができます。
ヤーコン茶の味は?
ヤーコン茶の味がまず真っ先に気になるかと思いますが、一般的にお茶と分類されるものに日頃慣れ親しんでいる方は、ヤーコン茶を飲んだ時に苦味が気になるかもしれません。葉や茎によっても苦味の強弱は変動してきますが、お茶の味は独特のものがあるので、気になる方はどうしても飲めないほど苦手だと感じることもあります。
しかし、苦みが好きな方であれば、このヤーコン茶の苦味が美味しいという声もありますので、一概に苦い、まずいと感じるということはないでしょう。好みが第一になってしまいますが、自分の口には合わないと感じた場合はお茶を煮出す時の時間を短めにしてみたり、他のお茶である緑茶や烏龍茶などと混ぜてみると案外さっぱりして飲みやすく感じられるかもしれません。
ヤーコンが普及したのは2000年頃
ヤーコンはペルーを流れてニュージーランドから1985年に日本に輸入され、栽培が開始されましたが、当時はあまり浸透せずに時が流れてしまいました。しかし、その後、2000年頃になった辺りからヤーコンの効果や効能に着目され、現在ではヤーコンの人気を集めるまでになったのです。
ヤーコン茶の効果と効能
ヤーコン茶は一時期目に入る機会が少ない野菜でしたが、現在ではヤーコンから得られる効果や効能が優れているとして、話題を呼ぶまでに浸透しました。野菜としてのヤーコンも優れた効能などがありますから、同等のものが得られるかどうかも気になるところですよね。
ヤーコンの効果はダイエットの強い味方
ヤーコン茶を製造する時に用いるのは葉などの部分ですが、ヤーコンの葉や茎部分には「クロロゲン酸」という成分がたくさん含まれています。実はこのクロロゲン酸はダイエットしている方にとっては非常に強い味方であり、脂肪を燃焼させる効果を持っています。また、クロロゲン酸はポリフェノールですから、抗酸化作用が働いて美肌作りも助けてくれるまさに女性にとっては神的な存在のお茶でもあるのです。
ヤーコン茶の効能
ヤーコン茶の効果にも驚くべき点がたくさんありましたが、さらに驚く点は効能にも潜んでいます。ヤーコン茶にはフラクトオリゴ糖という成分が含まれていることによって、便秘解消に役立ち、さらに上記で触れたポリフェノールが抗酸化作用の働きをすることで血管の老化を防いだり、高血圧や動脈硬化なども予防してくれます。また、血液中の中性脂肪やコレステロール、脂肪の数値の低下にも役立ち、血糖値を減少させる作用が確認されているため、ダイエット中の方にはこれ以上のお茶はないと言っても過言ではありません。
ヤーコン茶の作り方は?副作用も心配するところ…
ヤーコンから作られるお茶ですから、優れた効果や効能があることは頷けるでしょう。早速試してみようと感じた方もいるかもしれませんが、その前に作り方や心配な副作用のことについても知識を高めていきましょう。
実際副作用はあるの?
ヤーコン茶はコーヒーなどと違いカフェインが含まれていないので、重篤な副作用はあまり心配することはありませんが、もともと正常な便の習慣をしている方が大量にヤーコン茶を飲んでしまうと下痢を催す恐れがある場合があるので注意が必要です。
また、持病などでアレルギーを持っている方もヤーコン茶が引き金となって副作用を起こす場合があるので、アレルギーが心配な方は一度野菜としてのヤーコンを食べてみて異常の有無を確認してからヤーコン茶にチャレンジするようにしましょう。
ヤーコン茶の作り方
次はヤーコン茶の作り方をご紹介します。準備するものはヤーコンの葉と茎を必要な分、ザル、蒸し器、乾燥剤、容器、急須です。ヤーコンは茎部分に甘みがあるので葉と一緒に茎を採取することを忘れないようにしましょう。
準備が整ったらまずヤーコンの葉と茎をよく流水で水洗いし、蒸し器に茎と葉を重ねて入れ、5~10分程度蒸していきます。次に粗熱を取った葉と茎をザルに1枚ずつ丁寧に広げていき、2~3日天日干しさせます。日数が経ったら150℃に熱したオーブンで葉と茎のがパリパリとするまで焼いていき、容器と一緒に乾燥剤を入れ、保管します。次に急須にヤーコンの葉と茎を入れてお湯をすすぎ入れたら1~2分程度蒸らし、香りが出てきたらヤーコン茶の出来上がりとなります。
ダイエッターにも健康志向の方にもヤーコン茶は味方!
ヤーコン茶は自分で作るとなると日数がかかり少し面倒だと感じるかもしれませんが、煮出して使うものも販売されているのでそういったものを活用してみのも良いでしょう。様々な効能を得られるヤーコン茶ですから、日頃お悩みに感じていることがあればヤーコン茶が役に立ってくれるかもしれませんね。
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