2019年1月4日更新

生はちみつの危険性って?保存や効果・食べ方をマスター!

非加熱はちみつ

ローハニーや非加熱はちみつ、生はちみつなど様々な呼ばれ方をしているこれらのはちみつは、体のことを考える人に多く活用されています。従来のはちみつよりも優れた生はちみつは嬉しい効果が沢山ですが、一部では危険性も囁かれています。今回は生はちみつの食べ方や保存、見分け方など多くの情報をお伝えしていきます。

  1. 目次
  2. より質の良いはちみつ…生はちみつとは?
  3. 生はちみつの効果に驚く!人気のわけはここにあり
  4. 生はちみつの危険性と保存について
  5. 生はちみつの食べ方を知りたい!
  6. 生はちみつで今日の綺麗を手に入れよう!

より質の良いはちみつ…生はちみつとは?

料理やお菓子作りで必ず必要になる甘み。大体の人が白砂糖などで作っていますが、白砂糖の代わりにはちみつで代用しているという人もいるでしょう。様々なものに使えるはちみつは家庭で常備していることも多いですが、はちみつははちみつでも生はちみつという種類のものがあります。生はちみつは従来のはちみつよりも質が良く、パワーがある種類です。そんな生はちみつは読んで字の如く、加熱処理されていないタイプのはちみつです。本来はちみつは遠心分離機で巣を丸ごと収穫します。この方法で収穫されたはちみつは中にハチやハチの子が混ざってしまうため、殺菌するために加熱処理を行う必要があります。

しかし、一方で生はちみつは遠心分離機を使用せずに丁寧に手作業で収穫が行われます。ここから更にハチやハチの子などの異物を取り出す作業が待っているので、全て手作業で出来上がっていく生はちみつは栄養たっぷりに仕上がるのです。

はちみつの酵素は48℃で壊れる

はちみつには栄養がたくさん含まれているイメージですが、はちみつは基本的に加熱処理が必要です。そのため、加熱温度が48℃を超えてしまうとはちみつに含まれる酵素などの栄養が壊れてしまうのですが、生はちみつはそれよりも低い温度で熱処理をしているか熱を通していないため、通常のはちみつよりも栄養を残したまま摂取できるのです。そのため、非加熱はちみつやローハニーと呼ばれる生はちみつが今体のことを考える人たちに大人気なのです。

生はちみつの特徴と見分け方

マヌカハニー

生はちみつが持つ特徴は、結晶化したり色や味がボトルによって違うということ、そして糖度もボトルによって違いがあり、栄養価の分析ができないということが挙げられます。それだけ生はちみつはデリケートで繊細な絶妙なラインを保っているはちみつなのです。

また、生はちみつと一般的なはちみつの見分け方はまず成分表示を確認してみましょう。ここに他の糖類が含まれていないか確認することが大切です。また、生はちみつを良く見てみると生はちみつ特有の花粉が含まれているかどうかもチェックが必要です。生はちみつには花粉が含まれているため、透明感を感じられないものが多いです。

他にも生はちみつは製造段階で非常にコストがかかっているため、安価な値段で販売しているものには注意しましょう。全て手作業で異物を除去しているのにも関わらず、求めやすい値段で目にする場合はまがいものの可能性があります。生はちみつは通常のはちみつよりも値段が高いことがほとんどなので良く確認してからの購入をおすすめします。

生はちみつの効果に驚く!人気のわけはここにあり

生はちみつは従来のはちみつのように70℃以上の熱が加えられていないため、栄養がたっぷりと含まれています。どちらも美味しいはちみつですが、せっかくなら栄養をしっかり摂れた方が嬉しいですよね。それでは生はちみつの効果についてお伝えしていきます。

腸内環境を整えて体を快調に

生はちみつの効果でまず挙げられるのが腸内環境を整えることです。生はちみつには「グルコン酸」という大腸まで届いてビフィズス菌を増やし、悪玉菌を抑える成分が含まれています。グルコン酸は身近なもので言うと大豆や味噌などに含まれていますが、それよりも約30倍ものグルコン酸が含まれているのだから驚きです。

また、生はちみつにはグルコン酸の他にも乳酸菌やオリゴ糖などのお腹に優しい成分も含まれているので根本的に腸内を綺麗にしてくれるのです。ここで腸内フローラが整うことで便秘やがん、アレルギーの予防や軽減などにも繋がっていく嬉しい効果があります。

免疫力の向上と疲労回復

生はちみつは低温で加熱が行われているため、栄養素がしっかりと生きている状態です。そんな生はちみつを摂取すると生きたままの栄養たちが体の中を回り、酵素やビタミン、ミネラルが全体的に体を元気にします。代謝をアップさせ、免疫力を高めてくれる生はちみつは病気知らずの体を作り出してくれるのです。もちろん体全体が元気になるので美肌効果も十分期待できますよ。

また、生はちみつの成分を占めるブドウ糖や果糖といったものは体内に入ると速やかに吸収され、胃や腸に負荷をかけることなくエネルギー源に変換されます。疲れた体が続いている人は生はちみつで疲労回復を図ってみましょう。

質の良い睡眠

質の良い睡眠を獲得するためには「肝臓グリコーゲン」という成分が必要なのですが、生はちみつは通常のはちみつと比較してこの肝臓グリコーゲンの生成効率が22%も高いとされています。肝臓グリコーゲンが増えることによって良質な睡眠を取ることができるので、最近中々寝られないという人におすすめです。

生はちみつの危険性と保存について

通常のはちみつは高温を用いて加工されている状態ですが、生はちみつは低温度か加熱、ろ過をしないものなので何となく危険性があるように感じますよね。これから生はちみつを試してみたいけど怖いという人に生はちみつの危険性と保存についてご紹介します。

生はちみつの危険性

近年言われるようになりましたが、生はちみつで大切なことは1歳未満の子どもには絶対に与えないということです。生はちみつ自体には直接害を及ぼす成分などは含まれておらず、むしろ外国では生はちみつを薬として使用することもある良い食品です。副作用なども特に挙げられませんが、生はちみつはカロリー高めなので過剰摂取は止めましょう。

生はちみつの保存はどうする?

生と付くぐらいですから生はちみつも特別な保存が必要と感じますが、実はそんなことはありません。むしろ生はちみつは非常に長い期間長期保存が可能な食品です。一説によると古代エジプトのピラミッドで発見された生はちみつが何の変質も見られなかったという話もあるほどです。しかし、長期保存していくにあたって少しずつ風味や味の劣化はあります。

生はちみつを保存する場合は直射日光の当たらない場所で保管することと、ガラス容器を使って保存していくようにしましょう。寒い時期は中の生はちみつが結晶化してしまいますが、ガラス容器に入れたままぬるま湯で温めてあげれば元に戻ります。

生はちみつの食べ方を知りたい!

生はちみつの食べ方は実に様々です。従来のはちみつと食べ方はさほど変わりません。例えばトーストにバターと一緒に塗ってみたり、ヨーグルトやコーンフレークなどにかける、少し手をかけてレモンのはちみつ漬けやはちみつ大根を作ってみたり、生姜とサイダーの組み合わせでジンジャーエールにしてもさっぱりとして美味しいです。

また、牛乳に混ぜたり体に良い野菜やフルーツをたっぷりと混ぜたスムージーに入れたり、ココアなどに入れて甘さを引き立てる食べ方など非常に多岐に渡る食べ方が可能です。

生はちみつで今日の綺麗を手に入れよう!

魅力的な生はちみつについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一般的なはちみつだけでも美味しいですが、そんな美味しさにプラスしてたくさんの栄養素を摂取できるのが生はちみつの良いところです。長期保存も可能なのでぜひ試してみてくださいね。