2017年1月10日更新

シナモンの効能・効果的な使い方から副作用まで

シナモン

シナモンはとても馴染み深いスパイスですよね。
常備していない人でも名前は聞いたことがあったり、飲み物やトーストに利用できると知っていたりするのではないでしょうか。
ただ、じゃあシナモンって何? と聞かれると、答えに詰まるという場合も少なくないはず。
シナモンとは一体何なのか、その効果や効能はどんなものなのか、使い方はどうすればいいのか、もしかしたら副作用があるのか、気になる部分をいろいろと調べてみました。

  1. 目次
  2. シナモンって何?
  3. シナモンの効果・効能とは
  4. シナモンの基本的な使い方って?
  5. シナモンのおすすめレシピ
  6. シナモンに副作用やアレルギーってあるの?
  7. 適量を守ってシナモンで健康に!

シナモンって何?

シナモンとは

スパイスの王様として有名なシナモンですが、その正体はクスノキ科の常緑樹、日桂(ニッケイ)の樹皮。
特徴は独特の香りと風味。甘いような辛いような味はどんな料理や食材にも合わせやすく、とても使い勝手がいいです。

シナモンとニッキの違いって?

実は、シナモンもニッキも同じ日桂です。
そのため似たような香りがするのですが、シナモンはスリランカ産でニッキは日本産という違いがあります。
産地の差は成分の差にもあらわれていて、オイゲノールという成分はシナモンにしか含まれません。つまり、シナモン独特の風味はこれによるもの。このオイゲノールのおかげで、シナモンはニッキと比べると甘みのあるマイルドな味になっているのです。

シナモンの種類って?

すでに述べたように、シナモンの原料は日桂(ニッケイ)です。
先ほど、産地でシナモンとニッキにわかれるというお話をしましたが、オイゲノールを含むシナモンもまた、産地によって二種類にわかれます。

セイロンニッケイ

一般的にシナモンといえば、スリランカ産のセイロンニッケイが原料のものを指します。
甘味があり、柑橘系に似た爽やかな香りが特徴で、とくに甘いものとの相性がいいためスイーツやフルーツのコンポートにもちいられます。
また、その際のお供となるコーヒーや紅茶に使われることも多いです。

カシアニッケイ

一方、ベトナム産や中国産のニッケイが原料となっているのがカシアです。特徴は甘い香りとスパイシーな風味。こちらはピラフなどの炒め物やカレーに使われることが多いです。

シナモンの栄養成分って?

シナモンには、豊富なミネラル成分とビタミン群が含まれています。
具体的には、ビタミンB1とB2、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナイアシン、カリウム、亜鉛など。

シナモンには栄養素以外にも、毛細血管の老化防止に効果のあるシンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)等も含まれています。

シナモンのカロリーってどれくらい?

シナモンのカロリーは、100gあたり365kcalです。

シナモンの効果・効能とは

シナモンには健康に役立つ効果がとてもたくさんあります。
たとえば、消化促進、抗菌、発汗、健胃、血行改善など。それに加えて血糖値や中性脂肪、コレステロール値を低下させるなど生活習慣病の予防にも効果的です。
また、殺菌作用や解熱作用もありますから、風邪の予防や改善にも役立つでしょう。
そんな中でも、特に有効とされているのが毛細血管の保護。毛細血管が減少すると健康はもちろん、シミやシワ、たるみの原因になるなど美容面でもいろいろと問題が出てきます。

シナモンと毛細血管

Tie2(タイツー)という言葉をご存知でしょうか。
Tie2(タイツー)とは、受容体タンパク質のこと。血管やリンパ管を作ってくれるありがたい存在です。よく、「血管が細くなった」など言いますが、これはつまり、タイツーの働きが悪くなったということなのです。
シナモンは、このタイツーに働きかけて活発にしてくれるため、毛細血管の老化防止に役立ったり、修復に効果があったりするのです。
毛細血管は、体のいたるところに存在します。そのため、実感できる効果も実にたくさん。頭皮の毛細血管が元気になれば髪が増えたりツヤが出たりするし、顔ならシミやシワが減少します。
そのほか、もちろん健康面でも効果があり、全体的に身体の調子がよくなるのです。
もちろん、血液の流れがよくなることで高血圧が改善されたり、血栓が予防できたり、冷え性がよくなったりという効果も期待できますよ。

漢方薬としてのシナモン

健康にさまざまな効果のあるシナモンですが、実は漢方薬においてもとても重要な存在なのです。
シナモンは漢方には桂皮(ケイヒ)という名前でもちいられるのですが、漢方薬にはこの「桂」という字がつくものがとてもたくさんあります。そしてこの「桂」の字がつくもの、これが実は、シナモンが含まれているということなのです。とくに、風邪に効く漢方薬には、ほとんどシナモンが含まれていると考えてもいいでしょう。これは、シナモンのもつ発汗作用が見込まれてのこと。
また、名前からはわからないけれど実はシナモンが含まれている、という漢方薬もたくさんあるので、よく使われる漢方薬のうち、実に3割以上のものにシナモンが含まれていることになります。

ダイエットにもシナモンが効果的

シナモンには水分を排出してくれるカリウムが豊富に含まれているので、むくみの防止に効果があります。
それに加えて、シナモンには脂肪細胞を縮小させる働きもあるので、脂肪の燃焼を促してくれ、ダイエットにつながるのです。さらには血糖値のコントロールまでしてくれるので、健康的に痩せられるという、まさに理想的なダイエットです。

シナモンの効果を感じやすい人、そうでない人

老若男女を通して、シナモンの効果がまったくないという人はいません。ただ、その効果が実感しやすいかそうでないかの差はあるでしょう。
たとえば、シナモンの効果の一つに毛細血管の修復がありますが、これも、そもそもの毛細血管に問題がなければなかなかこうかは実感できません。
つまり、改善ではなく、予防目的でシナモンをとる人はなかなか効果が実感できないということ。具体的には、若年層でしょうか。
ただ、効果が実感できないというだけであって、シナモンにさまざまな予防効果があるのは確かですから、若年層でもシナモンをとることには大いに意味があります。
また、男性と女性では、女性のほうが効果を感じやすいでしょう。これは、女性ホルモンと毛細血管の減少が連動しているからです。

シナモンの基本的な使い方って?

シナモンの使い方にこれといった決まりはありません。料理にふりかけてもいいし、飲み物に溶かしても構いません。
熱しても、冷やしても効果や効能に変化はないし、どんな食材やスパイスと組み合わせても問題ないので、使い方は実に自由でさまざまです。
とるタイミングや時間帯もとくに決まっていませんが、おすすめがあるとしたら夜。なぜなら、毛細血管をはじめさまざまな修復はとくに眠っている間に行われるからです。
それに加えて、寝る前に飲めばシナモンのリラックス効果が良質な睡眠を促してくれるでしょう。

五香粉(ウーシャンフェン)を上手に使って料理にワンアクセント!

シナモンのおすすめレシピ

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シナモンはシンプルに摂るのが一番。料理に使う場合も、出来上がってからふりかけるなど、手軽な方法で十分です。

シナモン入りドリンク

シナモンは、ドリンクに入れて混ぜるだけで手軽に楽しめます。
コーヒーや紅茶、ココア、ミルク、ワインなど。とくにワインはあたためてホットワインにすると冷え性の改善にも効果的です。

シナモンバナナ

あたためたミルクにシナモンを溶かし、バナナにかけます。
味はもちろん、腸内環境を整える効果がありますよ。

シナモントースト

食パンをトーストしてからシナモンをふりかけます。
好みで、トーストする前にふりかけてもいいでしょう。

シナモンに副作用やアレルギーってあるの?

適量を摂取しているぶんには、シナモンに副作用の心配はありません。
ただ、シナモンにはクマリンという成分が含まれているのですが、このクマリンは、過剰摂取すると肝障害を引き起こすといわれています。
ただ、セイロンシナモンはカシアシナモンに比べてずっとクマリンが少ないので、心配ならセイロンシナモンを選ぶといいでしょう。セイロンシナモンのクマリン含有量は、中国産カシアシナモンのおよそ40分の1、ベトナム産のカシアシナモンと比べると、なんと385分の1なのです。
ただ、シナモンには胎児に悪影響があるといわれるシンナムアルデヒドも含まれているので、妊娠中はたとえセイロンシナモンでも控えたほうがよさそうです。

また、シナモンにはアレルギー反応を起こす人もおり、症状はのどの粘膜の腫れ。
その一方で、シナモンは、血管の問題により起こると考えられている症状、たとえばアトピーや鼻水をともなうアレルギーを改善する効果があると言われています。

シナモンの摂取量はどれくらいがいいの?

シナモンは一日3gが適量と考えられており、10g以上は過剰摂取と捉えられます。
ただし、決められているのは一日のトータル量のみで、一回あたりの量に制限はありません。ですから、朝昼晩と1gずつ摂取するか、一日一回3g摂取するかは自由です。

適量を守ってシナモンで健康に!

いくつか注意する点もありますが、それは、それだけシナモンが効果の強いハーブだということ。
摂取量さえ気をつければ、私たちの健康にとってとても心強い味方なのです。
ぜひ、役立てたいものですね。