2017年10月13日更新

サラダ菜の保存や使い方は?栄養についても知っておこう

サラダ菜

緑色で鮮やかなサラダにはレタスを基本として作る方が多いでしょう。しかし、そのレタスと呼ばれるものには種類があり、サラダ菜やサンチュが該当します。使い方は鍋などにしてもおいしいのでサラダ菜のカロリーや栄養、保存などについてご紹介します。

  1. 目次
  2. サラダ菜とは
  3. サラダ菜との違いが分からないサンチュ
  4. サラダ菜の使い方
  5. サラダ菜の新鮮さを保つ保存方法
  6. 色鮮やかなサラダ菜を幅広く使おう

サラダ菜とは

一般的なサラダなどに使うレタスなどは馴染みがあり、多くの方が日々活用しています。そんなレタスには種類があり、レタスを筆頭に知名度の高いサニーレタスやグリーンリーフ、次いでロメインレタス、サラダ菜、サンチュなどが挙げられます。レタスと比較するとサラダ菜は飾り用として使用したり、サラダとして、そして肉などの食材を巻いて食べることを主に使用される野菜です。

レタスの仲間、サラダ菜

サラダ菜はレタスの仲間ですが、そもそもレタスは玉レタスというカテゴリーに分類されます。一方でサラダ菜もレタスと同様の玉レタスに該当しますが、一般的なレタスと比較するとサラダ菜の方が綺麗な緑色をしており、歯触りも柔らかく優しい口当たりの野菜となります。

そのため、サラダ菜は生の状態を生かしてサラダとしての主役を担ったり、色味を生かして飾りに使用したり、肉などのメイン食材をサラダ菜に巻いたりして食べる用途で使われています。

レタスとサラダ菜は別物

属性としても広く使われているレタスと同様の玉レタスとしての扱いになりますが、その存在が全く一緒かというとそうではありません。サラダ菜は上記した通り、柔らかな食感と鮮やかで色味の深い色調をしていますが、一般的なレタスは柔らかいというよりはパリパリとした歯で噛んだ際の音がしっかりとしている部分が特徴的です。そのため、一般的なレタスとサラダ菜は同様のカテゴリーという認識をされていますが、実際に食べてみるとその違いは明らかに感じられるでしょう。

違いがはっきりと分かる程度にまで違うサラダ菜とレタスは位置的には同じでも食感や見た目などは大きく異なる野菜なのです。

サラダ菜との違いが分からないサンチュ

サンチュ

レタスとしての分類ではサラダ菜もスポットを当てたい野菜ですが、サラダ菜が出てくるとサンチュも見逃せない野菜の一つです。サラダ菜は肉に巻いて使用する用途がありますが、サンチュも同様に肉などに巻いて食べる場面を良く目にしますよね。韓国から日本に広められた野菜だと認識している方もいますが、違いはどこにあるのでしょうか。

収穫時から他と異なるサンチュ

サンチュも葉の部分を食べ、レタスやサラダ菜などと用途は同じように感じられますが、サンチュは収穫される際、他のレタスなどと呼ばれる野菜とは異なる方法を取られます。知名度の高いレタスなどは収穫される際、株ごとまるっと収穫が行われ、スーパーなどで販売される時も株はそのまま残した状態で売られていることが多いですが、サンチュはレタスのように株の状態で販売されているのではなく、葉の部分を1枚ずつもいだ状態で販売されています。

サンチュの魅力は株がないという理由で、レタスのようにヘタを取り除いたり不要な部分を捨てる作業が要らないため、使いたい時にすぐパッと使える点が魅力です。サンチュは韓流ブームが日本に訪れ、食に関しても日本人が興味を持ち始めたために目にする機会も多くなった野菜のため、肉を巻いて食べるなどといった用途がまず真っ先に頭に浮かびます。

サラダ菜の栄養やカロリー

似ているサラダ菜とサンチュには食感などに違いがあります。どちらもおいしく食べられることは事実ですが、サラダ菜の栄養についても気になるところですよね。使用用途の広いサラダ菜の栄養にはまずカロリーは100g当たり14kcalとかなり低めです。また、サラダ菜に含まれる栄養について優れた点を見せるのはβカロテンです。一般的なレタスのβカロテン含有量は240μgなのに対し、サラダ菜は何と2200μgも含まれているのです。

また、サラダ菜には他にもビタミン類が豊富でビタミンEやビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、そして葉酸やビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどといった豊富な栄養成分をしっかりと含んでいます。

出典:「日本食品標準表2015年版(七訂)」

サラダ菜の使い方

サラダ菜の栄養には豊富な成分が含まれていることが判明しました。肉などの脂っこいものと一緒に食べる形があるのはこういった栄養が一緒に摂れることにもあるかもしれませんね。そんな優れた栄養価値を持つサラダ菜の使い方を見ていきましょう。

サラダ菜の使い方って?

サラダ菜はスーパーなどの野菜売り場で季節関係なく販売しているので思い立ったらすぐに購入が可能です。そんなサラダ菜の使い方には定番としてのサラダや鍋に入れたり、サンドイッチに挟む葉として活用するのもおいしく味わうことができます。サラダ菜は少しだけ苦味がありますのでそんな部分も多岐に渡る料理に使える魅力となります。

また、わかめなどの海藻類と合わせて和え物にしてもさっぱりとしておいしいですし、スープの材料に使うと色鮮やかで見ているだけで食欲をそそられる見た目も味もおいしい料理に変身します。しかし、あっさりよりはこってりとした味でサラダ菜を楽しみたいという方もいるでしょう。その場合はソースと炒めたりにんにくなどの香りの強いものと一緒に合わせても最高に相性の良い料理を作ることができます。

サラダ菜の新鮮さを保つ保存方法

サラダ菜の保存、気になりますよね。レタスなどの葉としての存在が主に使われている野菜は使い勝手が良い分、保存も長くしてバリエーションが広い料理に活用していきたいところです。サラダ菜の保存でまず重視したい点は「乾燥」です。サラダ菜は乾燥に非常に弱いため、乾燥から守るために霧吹きなどの道具で水を噴射し、全体的に湿らせておきます。全体が湿ったら袋に入れて野菜室で保存し、サラダの菜の状態を葉の方が上向きになるように収納し、軸を底に向けて保存するとしなびることなく長く保存することが可能となります。

色鮮やかなサラダ菜を幅広く使おう

栄養満点のサラダ菜は生のまま食べても良し、他の食材と合わせて使っても良しなのでこってり料理にもあっさり料理にも相性抜群の野菜です。ただ火の入れ過ぎや茹ですぎなどといった過度な調理法はご法度ですのでサラダ菜が十分においしく食べられる手のかけ方をしていきましょう。