2020年7月21日更新

さつま揚げはそのまま食べても大丈夫?

さつま揚げ

煮物や炒め物など、あらゆる料理に活用されているさつま揚げは日本人にとってなくてはならない食材の一つですが、さつま揚げは加熱された料理ばかり浸透しているため、さつま揚げをそのまま食べても大丈夫なのか疑問に思っている方もいるでしょう。本ページではさつま揚げにスポットを当ててご紹介していきます。

  1. 目次
  2. さつま揚げのいろいろ
  3. さつま揚げはそのまま食べても大丈夫なのか?
  4. さつま揚げのおすすめの食べ方
  5. さつま揚げはそのまま食べても大丈夫だからレパートリーが広がる!

さつま揚げのいろいろ

濃い味付けにも薄い味付けにも適しているさつま揚げは、魚の肉を潰して塩や砂糖などの調味料で味付けし成型して揚げたもののことを指します。カテゴリーでは揚げかまぼこの一種だとされており、実は海外から伝わった食べ物でもあります。

練り製品と言うと、全てのものが日本で製造され、受け継がれてきたものだとイメージが浮かびますが、さつま揚げは1864年頃に琉球料理であるチキアギが持ち込まれたことで広がり、その後地元の食材で作られたことでさつま揚げとして全国に浸透していきました。

さつま揚げは色んな種類がある

さつま揚げの基本となっているものはスケソウダラなどの魚をすり身にして加工されていますが、ものによってはマグロやサンマなどの味の濃い魚肉を使用していることもあります。

練り製品は基本的に魚をベースとしていますが、さつま揚げに至っては様々なアレンジが施されており、中にはトウモロコシやレンコン、ゴボウなどの食感が楽しい野菜を混ぜてみたり、プリッとした食感を味わえるイカ、エビなどの甲殻類を使用しているさつま揚げもあります。

ちなみにさつま揚げは既製品を購入する機会が多いですが、フードプロセッサーなどがあれば混ぜるだけでお好みの具と共に手作りで作ることもできます。

さつま揚げは地域で呼び方が異なる

多くの地域ではさつま揚げを別の呼び方で呼ぶことはないですが、それはさつま揚げという呼び方をするのは関東の話だからです。

鹿児島県では「つけあげ」と呼ばれ、関西では「てんぷら」と呼ばれています。地域によってここまで呼び方に差があるのは面白いですよね。

さつま揚げの先祖とも言えるチキアギが訛ってそのまま定着した鹿児島県では、現在もさつま揚げのことをつけあげと言い、愛され続けています。

さつま揚げはそのまま食べても大丈夫なのか?

オーブンで焼いたり、フライパンで他の食材と合わせて焼いたり、おでんにしたりと様々な料理に使われることの多いさつま揚げですが、購入したものをそのまま食べても大丈夫なのでしょうか。さつま揚げは必ず加熱しなければいけないものと思っている方もいますよね。

結論…さつま揚げはそのまま食べても大丈夫!

温かいさつま揚げは美味しいとすぐに連想することができますが、冷たいさつま揚げは中々イメージできない姿と味です。故に、さつま揚げを購入してからそのまま食べることはできないと考えていた方も多いようですが、さつま揚げは魚のすり身を揚げているため、既に調理済みです。

練り物製品は加熱しないと「生で食べる」ような感覚が強くなることから、そのまま食べるのは気が引けると感じる場合もあるでしょう。しかし、さつま揚げはしっかり加工されているため、そのまま食べても何の問題もありません。冷たいままでもしっかり風味や食感を味わうことができます。

さつま揚げをそのまま食べるならヘルシーに

さつま揚げも油揚げのように表面に油が付いている食品のため、より美味しく、よりヘルシーに食べたい場合は事前に油抜きを済ませておくようにしましょう。

鍋などに水を入れ、沸騰させたらさつま揚げを1~2分入れて湯がき、水分を切ればすぐに油抜きをすることができます。表面の油を取ることで煮込んだときに味の染み込みが格段に良くなり、油の臭みもなくなるためより美味しく頂けます。

もし面倒な場合はザルにさつま揚げを乗せてその上から熱湯をかけるだけでも簡単に油抜きができますよ。

さつま揚げのおすすめの食べ方

さつま揚げはそのままでもとっても美味しい練り物製品です。ただし、そのまま食べ続けているとちょっと変わったアレンジが欲しいところですよね。食べ方の幅を広げたい方にさつま揚げのおすすめな食べ方をご紹介します。

さつま揚げをそのまま食べるなら醤油・マヨ・ごま油が最強タッグ!

さつま揚げをそのまま食べる場合、ちょっとしたアレンジで味を変えたいなら王道の醤油、マヨネーズ、ごま油などがおすすめです。

醤油にそのまま付けて食べても良いですし、刺激が欲しいときはわさびを少し混ぜても美味しく食べられます。

マヨネーズと一緒に食べたい場合は七味唐辛子と一緒に食べるとおつまみに最適です。ごま油もより香りを引き立ててくれるため、少量付けて食べてみたり、醤油と組み合わせて使ってみるのも新しい味わいを楽しめます。

手軽にチーズ焼き

さつま揚げはそのまま食べるのももちろん十分美味しいのですが、温かくしたさつま揚げが恋しくなったら手軽にできるチーズ焼きで美味しいさつま揚げを試してみるのも良いでしょう。

シンプルにさつま揚げの上にチーズを振り掛けてオーブンやトースターでチーズがとろとろとするまで焼いても良いですが、野菜を加えてモッツァレラやカマンベールを乗せて塩こしょうしてから焼いてもまた違った美味しさを楽しめます。

チーズ好きな方は、さつま揚げ×チーズは想像以上の相性抜群コンビと感じられますよ。

さつま揚げはそのまま食べても大丈夫だからレパートリーが広がる!

練り物製品独特の風味と柔らかな食感を味わえるさつま揚げはたまに無性に食べたくなる食品です。そんなさつま揚げは温かくして食べるのがポピュラーでしたが、実はそのまま食べても大丈夫な食品でもあります。手を加えるのが面倒なときや、ヘルシーに食べたいときなど、場面に合った食べ方をできるのがさつま揚げの良いところなので、是非そのままさつま揚げを召し上がってみてはいかがでしょうか。