2023年7月25日更新
エビの食べ過ぎによる身体への影響と摂取量の目安
エビって美味しいですよね。
苦手な人ももちろんいるかと思いますが、多くの人がその美味しさの虜になっているはずです。
しかし、美味しいからといって食べ過ぎてはいけません。
他の食材にも言えることですが、エビにも「摂取量の目安」というものがあるのです。
エビの食べ過ぎは身体に様々な悪影響を及ぼします。
この記事では、そんな「エビの食べ過ぎによる身体への影響と摂取量の目安」について解説していきたいと思います。
エビの食べ過ぎによる身体への影響(デメリット)
エビを食べる機会はとても多いですよね。
外食のメニューの中に入っているケースも多いですし、自宅で料理する際もエビを使うこともあるかと思います。
それではまず、エビを食べ過ぎるとどのような悪影響が人体に及ぶのかを挙げていきましょう。
痛風になるリスク
激しい痛みが生じる痛風は、特に40代以降の人がなりやすいといわれています。
血中の尿酸が結晶となり、関節に沈着することで症状が現れるわけですが、エビの食べ過ぎはこの痛風の原因にもなるのです。
その名前の由来となっている通り、「風が吹いただけでも痛い」とされているので、エビの食べ過ぎには注意が必要です。
エビには痛風の原因となるプリン体が非常に多く含まれています。
その美味しさから次々に口の中に放り込んでしまいたくなりますが、食べ過ぎはNGなのです。
食中毒のリスク
食中毒は、生魚や肉類などが原因となるイメージですが、実はエビを食べたことによって食中毒になる可能性もあるのです。
これは、エビに「リステリア」と呼ばれる菌が付着しているからです。
食中毒を発症する確率はそれほど高くありませんが、保存時間が長くなってしまったり、食べ過ぎてしまったりすることで発症確率が上がります。
特に体調があまり優れず抵抗力の落ちた状態で食べるのは危険だと判断できます。
下痢や発熱などの症状の他に、「首の痛み」なども挙げられます。
アレルギー症状に陥るリスク
食品によるアレルギーを持っている人は多いかと思いますが、「エビアレルギー」の人も数多く存在します。
厄介なのが、「大人になってから発症することもある」ということです。
エビが大好きで幼少から食べる機会が多かったにもかかわらず、大人になってからエビアレルギーとなり、それ以降食べられなくなるといったケースもあるのです。
エビアレルギーになっていることに気が付かずエビをたくさん食べてしまうと、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。
例えばエビのエキス入りの料理を食べて痒みや腫れ、蕁麻疹などの症状が出たならば、エビアレルギーを疑うことが重要です。
エビの摂取量の目安
それでは、ここからは「エビの摂取量の目安」を挙げていきましょう。
ずばり、1日の適正な摂取量は「約100g」です。
これは、甘エビであれば8尾前後で、バナメエビであれば5尾程度となります。
冷凍で売られている小エビであれば、12尾程度でしょうか。
あくまでも目安となるので、個体の大きさによって食べる本数は調節する必要があります。
エビは摂取量を守れば非常に優秀な食材
エビの食べ過ぎが身体に悪影響を及ぼすと聞くと、あまり積極的に食べたくなくなるかもしれませんが、要は食べ過ぎなければ良いだけの話です。
適正な摂取量を守ることができれば、多くのメリットを我々人間に与えてくれます。
まずはその美味しさ。
エビは外敵から素早く逃げるために腹筋が非常に発達しています。
それゆえに、プリプリとした食感となるわけです。
また、うまみ成分もぎっしり詰まっているため、噛めば噛むほど旨味が味わえますし、エビの頭や殻からは濃厚なダシが取れます。
そして、栄養成分もかなり豊富です。
エビ全般にビタミンB群やビタミンE、葉酸、カルシウム、EPAなどが含まれています。
疲労回復や血流改善、コレステロール値改善、肝機能の向上、内臓脂肪の減少、便秘改善、アンチエイジング効果など、様々な効果が期待できるのです。
そのため、一度に食べる量を多くするのではなく、1日100g程度を守りながらも頻繁に食べることが健康に繋がります。
さらに、DHAが豊富に含まれているので、「精神安定効果」も期待できます。
美味しくて身体にも良くて精神的にもメリットがあるわけですから、むしろ積極的に食べたい食材だと言えるでしょう。
まとめ
今回は、「エビの食べ過ぎによる身体への影響と摂取量の目安」について解説してきました。
エビを食べ過ぎると、以下のようなリスクが高まります。
- 痛風になるリスク
- 食中毒のリスク
- アレルギー症状に陥るリスク
そのため、エビの摂取量の目安である「100g」をしっかりと守ることが重要なのです。
エビは最高に美味しくて栄養も非常豊富な食材なので、ぜひ摂取量を守りながら頻繁に食べるようにしましょう。
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