2018年9月2日更新

ぷっくり可愛いテーブルビートの食べ方は?万人受けする味で食卓を飾ってみよう!

テーブルビート

テーブルビートやビートルートとは、ロシア料理の定番ボルシチに欠かせない食材の野菜です。飲む血液と呼ばれるほど栄養価が高く、独特の甘い味を持つテーブルビートは、ビーツなど違いが分からない種類もあるので、食べ方やレシピなども併せてご紹介していきます。

  1. 目次
  2. 真っ赤な妖艶野菜テーブルビートの正体
  3. テーブルビートの栄養や味
  4. 料理の数は七変化!こんなにあるテーブルビートの食べ方
  5. テーブルビートのレシピ
  6. 目で見ても味わっても美味しいテーブルビート

真っ赤な妖艶野菜テーブルビートの正体

驚くほどの赤紫色が特徴的なテーブルビートとは、地中海沿岸地方を原産とするアカザ科のサトウダイコンの変種のことを指します。近年テレビなどで紹介されることも増えてきた野菜のため、ご存じの人も多いかもしれません。そんなテーブルビートは栽培方法も簡単なので家庭で育てている人も多いほど今ではメジャーな野菜になりつつあります。

テーブルビートが注目される理由は華やかな見た目もそうですが、ショ糖を多く含んでいるため、様々な活用法ができる点にあります。日本ではまるで火を持ったかのように見えることから火焔菜(カエンサイ)と呼ばれているほどインパクト大なテーブルビートに注目が集まっているようです。

ビートルートとは

テーブルビートの他にも似た呼び方のビートルートというものもあります。名前が酷似しているためテーブルビートとビートルートは近縁種などと思われがちですが、実はこの二つは同じ野菜のことを指しています。呼び方が違うのはテーブルビートには非常に多くの呼び方があるために多くの名前が付いているのです。

テーブルビート・ビートルート・ビーツの違い

上記でも少し触れましたが、テーブルビートに関連するワードは非常に多く存在します。ビートルートもそれに当たりますが、他にもビーツと言う呼び方も良く見聞きしますよね。

国内ではこのテーブルビートのことを「ビーツ」や「ビート」と表現することが多く、テーブルビートという呼び方はアメリカなどの国で呼ばれています。また、ビートルートはイギリスで呼ばれている名前です。

これらの違いは指すものの違いがある訳ではなく、単に国や地域での呼び方の違いというだけということになります。世界中で活用されているテーブルビートはフランスなどではベトラーブやベートラブという呼ばれ方をされていることもあります。もちろん他にも品種や形が少々違うものもありますが、基本的にこの違いは地域による違いなのです。

テーブルビートの栄養や味

赤く、まるで血を入れたかのような見た目は栄養も気になるところです。ご存じの人も多いかもしれませんが、テーブルビートは特に女性に嬉しい栄養がたくさん詰まっていることでも周知されるようになりました。ではテーブルビートに含まれる栄養はどんなものがあるのでしょうか。また、料理に使う前に知っておきたい味についても触れていきます。

テーブルビートの栄養価値

テーブルビートに注目が集まる最大の理由は豊富に含まれている栄養価値にあります。テーブルビートに含まれる栄養はビタミン類やミネラル類などがたっぷりと含まれており、食物繊維やビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などです。また、テーブルビートにはNO(エヌオー)という一酸化窒素が含まれており、血液の循環を良好にする働きがあるため、疲労回復や慢性的な冷え症、肩こりにも効果が見込めます。

また、上記した栄養で得られる効果効能にはむくみの改善や体内のデトックス効果、美肌効果に腸内環境の正常化、肝臓機能の強化などが挙げられます。見た目通りに栄養ぎっしりのテーブルビートは食卓を飾る上に栄養もしっかりと摂ることができる最強の食材と言えるでしょう。

気になる味は?料理前に知っておこう!

テーブルビートはショ糖が多く含まれていると前述しましたが、野菜の部類の中ではトップクラスになるほど甘みを感じます。砂糖の原料にも使われているほどなので独特の甘味があり、香りもしっかりと感じられます。また、柔らかさもあるので味良し、香り良し、色合い良しの最高な食材のため、高級食材としての認識もされています。

【関連リンク】
自然でやさしい甘さの砂糖 てんさい糖とは?

料理の数は七変化!こんなにあるテーブルビートの食べ方

テレビなどで紹介されてテーブルビートが気になっているという人もいるのではないでしょうか。単体でも綺麗なテーブルビートは実際に料理に使っていくことで華のある食材だと感じられるでしょう。どう使って良いのか分からないという人はこんな使い方もあるのだということを知っておくのも良いですよ。

ジェラート

綺麗な色を生かす料理にしたいという人は、さっぱり食べられるジェラートがおすすめです。野菜を食べているとは思えないほど他のジェラートに負けない味になるので食後のデザートにもピッタリです。

スムージー

色鮮やかなテーブルビートはもともとが甘い性質をしているので、スムージーとしても活用していくことができます。朝は健康と美容のことを考えてスムージーだけにしているという女性も多いので、テーブルビートやバナナ、レモンなどの果物と一緒にミキサーにかけるだけで簡単にテーブルビートを摂取することが可能です。

ボルシチ

テーブルビートはそもそもボルシチに使われていることで広く知られていますよね。使い方としては定番中の定番ですが、昔から使われていることだけあって濃厚な味わいを楽しめます。寒い季節には煮込みテーブルビートをお試しあれ。

テーブルビートのレシピ

テーブルビートをまだまだ他のものに生かしたい!という人向けにレシピをご紹介します。

鮮やかピンク!テーブルビートのポテトサラダ


【材料 2人分】

  • ジャガイモ 3個
  • テーブルビート 1個
  • 玉ねぎ 1/4個
  • こしょう 少々
  • ドレッシング

作り方はこちら(クックパッド)

目で見ても味わっても美味しいテーブルビート

色鮮やかなテーブルビートは食卓に華を持たせる可憐な野菜と言えるでしょう。ぷっくりと可愛らしい姿は一度食べたら病みつきです。いつもの料理でどこか色合いが足りないと感じている人や、たくさんの栄養をしっかり摂りたいという人はぜひテーブルビートを食卓に登場させてみてはいかがでしょうか。