2017年10月12日更新

リーキはどんな野菜?食べ方や代用・ポロネギとの違いも

リーキ

スーパーなどに足を運ぶとネギに似ているリーキという野菜がありますが、ポトフやスープ、グラタンなどの料理にするとおいしく食べられると評判の野菜です。そんなリーキはポロネギとの違いがあやふやな点がありますので違いについてや価格、食べ方、代用などの部分についてもご紹介していきます。

  1. 目次
  2. ネギと似ているリーキという野菜
  3. リーキの代用や価格
  4. お財布が痛い…価格は少々高め
  5. リーキの食べ方
  6. 謎が多いリーキをフル活用

ネギと似ているリーキという野菜

スーパーなどに出向いた際、野菜は野菜でもどれも見た目がそれぞれ特徴的なものを持っていますから目で見ても違いは明確ですが、ネギ関係はパッと見では判断がつかないことも多いですよね。特にリーキとポロネギに至っては存在を知っている程度では的確な位置付けが難しいかもしれません。ネギに似ているリーキとは地中海沿岸を原産とした野菜であり、日本では静岡県で少量栽培が行われています。そのため、まだまだ浸透はしていなく、馴染みも少ない野菜の一つと言えるでしょう。

ポロネギとリーキの違い

耳にしたことがあるという方はリーキとポロネギが近い位置にあることをご存じである場合もあるでしょう。見た目はまさしくネギそのものですが、ポロネギという言葉が出てきた理由にはリーキの呼ばれ方にあります。リーキは「リーク」や「西洋ネギ」、「ニラネギ」、「西洋ニラネギ」などと様々な呼ばれ方をされていますが、フランス語では「ポワロー」、そしてイタリア語では「ポッロ」などと呼ばれているため、このような語句から「ポロネギ」という名前に繋がりました。

そのため、ポロネギとの違いがあるというよりはリーキの呼び方にちなんでつけられた名前ということになります。

リーキはどんな料理として使われるのか

リーキの料理としての使われる用途はグラタンやスープ、ポトフなどといった緑物の野菜が活躍できる料理に使われることが多いです。リーキ自体、味はねっとりと舌に絡みつくような食感がありますが、ポタージュなどといった上品な料理にも他の食材の邪魔をしない高級感の脇役のような働きを担う野菜です。

リーキの代用や価格

リーキは国内で少量生産があり、主に静岡県や長野県などの地域で製造されている状況ですが、まだまだ多くの方の目に留まっていないのが現実です。そのため、リーキという野菜を初めて知ったという方や名前は聞いたことがあるけどまだ目にしたことがないという方も多いことでしょう。そんな未知な野菜であるリーキの代用品となるものはあるのか、そして重視したい価格についても確認していきましょう。

リーキの代用になるものは?

リーキの代用となるものを挙げると白ネギや玉ねぎ、白菜、そして下仁田ネギなどが代用となります。しかし、それぞれの代用となる食材はリーキが持つ甘味を再現できなかったり、辛さが代用としてふさわしくない場合もあります。

代用としての特徴である部分に注目する場合、白ネギを用いる際は表面を焼き、ソースなどを塗ってから食べるとリーキに似た食感を再現することができます。また、加熱する料理の場合は辛みがある玉ねぎを使用すると良いでしょう。熱を入れると玉ねぎは甘みを出しますのでリーキのような上品な味や食感を出すことができ、白菜に関しても白ネギなどで筋が残ってしまう場合はリーキの柔らかさを出すために適しています。

そして下仁田ネギもリーキの甘さを最大限似せることができる代用食材となりますのでリーキのどの部分を重視したいかによって使い分けて最適な代用を見つけてみるのも良いでしょう。

お財布が痛い…価格は少々高め

リーキは初めに言ってしまうとお財布にダメージを与えるほどの価格です。一昔前は一本当たり1000円ほどを目安として販売されていた野菜ですから高級感漂う野菜といっても良いくらいです。しかし、そんなリーキはここ最近一本数百円単位で販売されるようにはなりましたが、それでも消耗品である食材としての目線で見るとまだまだ高いと感じる方が多い様子です。

リーキの食べ方

リーキはまだまだ馴染みのない野菜ですが、入手することができた際は失敗しないように使い方を知っておきたいところですよね。リーキの見た目はネギそのものですが、やはりネギとは異なった使い方があるのでしょうか。早速リーキの使い方について見ていきましょう。

リーキの使い方とは

リーキの使い方はまず手に入ったら葉っぱの部分を包丁などで刺してから切れ目を入れていきます。中の部分が見える程度にまで切り込みを入れたら流水に当てて泥をしっかりと洗浄していきます。リーキは中に泥が入りこんでいることがあるため切り込みはしっかりと入れていきましょう。次に洗浄したリーキは緑色をしている葉っぱの部分をカットして根元の硬い部分も一緒にカットします。次に鍋の中に温めたお湯を準備してリーキを茹でていき、串が簡単に通るようになるまでしっかりと茹でていきましょう。串が通るようになったら冷水に入れて下準備は完成です。

柔らかくなったら色んな料理に試してみよう

リーキの下準備が終わったらマリネなどのあっさりとした料理などに使うことができます。また、グラタンなどの熱を加える料理の場合は蒸し煮したり茹でるなどの工程を取るのであれば上記した手順は要りません。

リーキを使った料理には西洋料理らしくオーブンを使ったグラタンやスープ、グリル、そしてパスタなどと一緒に使ってもおいしく食べることができるでしょう。また、リーキそのものがしっとりとした甘さがあるので上からチーズをかけて焼いてもあっさりと、そして口いっぱいに上品な味わいを感じることができますよ。

謎が多いリーキをフル活用

リーキという野菜は名前だけ見聞きするとどのような食材なのか分かりませんが、日本のネギとは違い、非常に上品で甘さが感じられる野菜です。優しい甘さがあるリーキですから入手した時はフル活用しておいしく食べてくださいね。