2017年8月29日更新

乾燥卵白とは？　乾燥卵白の使い方をご紹介

乾燥卵白という食材をご存知でしょうか？　聞いたことがないという方も、読んで字のごとく、乾燥した卵白だということはおわかりいただけるでしょう。ここではそんな乾燥卵白のことについて使用方法などをお伝えします。

目次
乾燥卵白とはどういった食品なのか？
乾燥卵白は便利で無駄のない食材
卵アレルギーの方の乾燥卵白使用について

乾燥卵白とはどういった食品なのか？

乾燥卵白とはどういった食品なのか、どのような使用用途があるのかをお伝えします。お菓子作りの強い味方になり得るようです。

乾燥卵白はその名の通り、卵の卵白を乾燥させた食品

乾燥卵白は、読んで字のごとく、卵の卵白の部分を特殊な加工法により乾燥させた食品のことを言います。商品にもよりますが、乾燥卵白に対して水を７～８倍加えて混ぜることによって、卵白に還元することができます。水の量を調節すれば、濃度も好みにできます。

卵の殻にはサルモネラ菌が発生しやすいものですが、そういった心配がなく、安心して卵白を使用することができるのが乾燥卵白のメリットでもあります。

メレンゲを作るときなどに便利な食材、乾燥卵白

乾燥卵白の一番多い用途はメレンゲづくりではないでしょうか。乾燥卵白のみでメレンゲをつくるというよりは、卵白に乾燥卵白を微量追加して泡立てることで、しっかりしたメレンゲをつくることが可能です。お菓子作りではメレンゲづくりがキモになります。生卵の卵白だけでは上手に立つメレンゲを作ることができないことがありますが、そんなとき乾燥卵白が役立ちます。

乾燥卵白は便利で無駄のない食材

乾燥卵白は粉末ですので、保存性に優れています。そのため、好きな時に好きな分だけ使えるので大変便利で無駄がありません。

少量の卵白を必要とするお菓子や料理などを作る際に便利で無駄がない

特別な製法で作られる乾燥卵白。そのため、先述したっとり、菌が少ないのが特徴の1つです。ですから、加熱をしなくても安心してお菓子作りなどに使用することができます。

使い方は多岐にわたります。メレンゲはもちろん、クッキーなどのデコレーションに使うアイシングも作ることができます。アイシングは少量の卵白しか必要としないので、生卵を使うより無駄がなく使えて便利です。

乾燥しているため、保存期間も長く、必要なときに必要な量だけ使えるため、環境やエコにも優しい乾燥卵白、なかなかすごい食材ですよね。

乾燥卵白がないときの代用品は？

メレンゲづくりをするときには乾燥卵白があると便利だということは先述しましたが、実はそもそも、メレンゲをつくるための材料として、メレンゲパウダーというものも存在します。元々は同じ卵白ですが、メレンゲパウダーはスイーツ作り向けなので、別途材料が加えられています。お菓子以外には不向きでしょう。

ただし、メレンゲパウダーの方が泡立てやすく、膨らみやすいです。そのため、大変作りやすく、初心者向きです。ただし、添加物が多いので、そういったことが気になる方や、卵白そのものの味わいや素材を生かしたい方は、乾燥卵白の方が良いかもしれませんね。

ちなみにメレンゲの用途をご存知ですか？

メレンゲの用途としては、スポンジケーキ、ババロアなど空気を含ませたスイーツがあります。良質なしっかりしたメレンゲを作ることが、それらを作るうえで最も大事なことと言って良いでしょう。また、最近ではアイシングクッキーなどがよくお店でも売られていますよね。白色だけでなくカラフルなペイントがされたクッキーですが、そのアイシングもメレンゲの作り方がわかっていれば、簡単に作ることができますよ。

アイシングの材料は、粉砂糖200g、乾燥卵白5g、水30mlです。水に乾燥卵白を入れ、混ぜてから10分程度置いた後、茶こしを使ってこしておきます。粉砂糖もふるいにかけてから、ボウルに入れ、砂糖の山の中心部分にくぼみをつくり、そこに卵白液をいれます。あとはスプーンなどで混ぜれば完成。気温や湿度で硬さがかわるので、微調整は必要です。また、着色料を加えるとさまざまな色のアイシングができますよ。