2017年8月1日更新

水出し緑茶のおすすめの作り方!水出し緑茶の効果や賞味期限についても

水出し緑茶

緑茶の楽しみ方は温かいお茶だけではありません。水出しした冷たい緑茶もとてもおいしいですよね。今回は水出しの緑茶のおすすめの作り方をご紹介します。水出しした場合の効果や、どのくらい日持ちするものなのか水出しの賞味期限も調べました。

  1. 目次
  2. 水出し緑茶のおすすめの作り方
  3. 水出し緑茶の健康への効果は?
  4. 水出し緑茶はどのくらい日持ちするのか?
  5. 水出しで美味しい緑茶をいただこう!

水出し緑茶のおすすめの作り方

水出し緑茶の入れ方は簡単です。要は茶葉に水を注いで数時間おいておくだけのことです。しかし美味しく淹れるためにはやはりいくつかのポイントがあります。ポイントを押さえて美味しく水出し緑茶を楽しんでください。

水道水を使う場合のポイント

緑茶を入れる場合は軟水のミネラルウォーターを使うことが好ましいです。国産のミネラルウォーターは軟水なのでそれを利用するとよいですが、実は水道水でも美味しく淹れることができます。日本の水道水は他国に比べると高品質だと言われています。そして水道水は一番身近な軟水なので使うポイントを押さえるとミネラルウォーターを使わなくとも美味しく水出しの緑茶を淹れることができます。

水道水を使う場合のポイントは、そのまま使うのではなく、浄水器を通したものか、備長炭や竹炭を浸漬させたもの、もしくは一度沸騰させてそれを常温に冷まして使うことがポイントです。理由は水道水にはカルキ臭や塩素が含まれているのでそれを除去するためです。汲み置きした水道水や何度も沸かした水道水は二酸化炭素がとんでしまい、本来の水の味がなくなっています。ですから蛇口から出したての新鮮な水道水を使うようにしてください。

蛇口から水道水を汲む時にもポイントがあります。朝一番に蛇口から汲んだ水道水は、前日から水道管に溜まっていた水なので、水出し緑茶などに限らず水を利用する飲み物には向きません。朝一番に使う場合は数秒思いっきり蛇口から水を出したあとの水を使いましょう。

水で淹れる場合(2杯分)

水300ccと茶葉大さじ2杯(約10g)を使います。急須に茶葉を入れて水を入れます。そのまま5分待ちます。この待ち時間がポイントです。また急ぐ場合は軽く急須を回すようにふるいましょう。そののち涼しげなグラスや湯呑に注いで出来上がりです。氷などを入れるとさらに冷たく美味しいです。

*1杯目を淹れた後の急須を冷蔵庫に保管することで2杯目も美味しく出すことができます。2杯目は水ではなく氷水を使って淹れるとまろやかな味になります。

氷水を使って淹れる場合(2杯分)

水200ccに氷(製氷皿で作った大きさのものなら5~6個)と茶葉大さじ4杯(約20g)を使います。急須に氷水と茶葉入れ、普通の水出しの時と同様5分ほど置きグラスなどに注ぎます。茶葉を多めにすることで氷が解けても味の濃さに変わりなく、より冷たい水出しの緑茶がつくれます。

少し冷ました湯を使う場合(2杯分)

お湯200ccに茶葉大さじ4杯~5杯くらい使います。茶葉の入った急須に少し冷ましたお湯を注ぎ2分置きます。ポイントは少し濃い目に淹れるのがコツです。氷を入れたグラスや湯飲みに注いで、急に冷ますと色がよく香りのたった冷たい水出し緑茶が味わえます。

たくさん作りたい場合

1Lのペットボトルやその程度の大きい容器でたくさん作りたい場合は水1Lに対して茶葉20gを容器に入れて冷蔵庫で3~6時間ほど入れておきます。飲む時は茶葉が沈んでいるので一度マドラーなどでよく混ぜ、茶こしで漉しながらグラスや湯飲みに注いでください。

*たくさん作る場合は、茶葉を茶パックに入れて抽出すると便利です。

水出し緑茶の健康への効果は?

緑茶を水出しにすると緑茶の成分の特徴であるカテキンがほとんど抽出されません。しかしカテキンに変わりに、お湯で抽出した時にはカテキンの陰に隠れて活躍を発揮できなかったエピガロカテキンが効果を発揮してくれます。

エピガロカテキンによる予防効果

エピガロカテキンはアメーバ状の免疫細胞であるマクロファージを活性化する作用があり免疫力がアップされるといわれます。この免疫細胞は体内に侵入してくる細菌やウイルス、がん細胞などを抑制する働きをしてくれる細胞で、これが活性化されることでがんの予防やウイルス性の病気の予防に期待がよせられます。暑い時期は熱中症対策にも効果的だと言われます。

カフェインの減少による効果

水出しすると緑茶に含まれているカフェインが激減してしまいます。カフェインの効果への期待はなくなりますが、体内に蓄積しやすいカフェインの副作用が少なくなり妊娠中の方が飲んでも胎児への副作用の心配が少なくなります。また子供でも安心して飲用できます。

旨み成分のテアニンによる効果

水出しにするとカテキンがほとんど抽出されません。しかしカテキンに代わり旨み成分のテアニンが抽出されて緑茶に旨みを加えてくれます。このテアニンはアミノ酸の一種でリラックス効果があると言われます。

水出し緑茶はどのくらい日持ちするのか?

たくさん作ってどんどん飲みたい水出しの緑茶ですが、長く日持ちしません。その日に作って飲みきってしまうことが好ましいですが、どうしても日持ちさせたい場合は、水出しではなく煮出してやかんのまま放置し、常温で粗熱をとったあと、消毒した容器に入れ替えて冷蔵保存すると、冷たい緑茶を水出しのものより長く日持ちさせることができます。

賞味期限は?

水出しの緑茶の賞味期限は冷蔵保存で1~5日くらいです。しかしこの期限はあくまでも目安にすぎません。水出しの場合は殺菌していないので菌が非常に増えやすいため、できるだけ早く飲んでしまうことをおすすめします。腐ってしまったものは酸っぱい臭いがしたり、若干とろみが出たり、濁る場合があります。この場合は残念ですが賞味期限内でも処分してください。

水出しで美味しい緑茶をいただこう!

暑い季節は水出しの冷たい緑茶が大変おいしいです。水と茶葉さえあれば簡単に淹れることができます。水道水を使って淹れる場合はカルキ臭を抜くひと手間をかけると美味しく淹れることができます。水出しの緑茶の免疫力アップという嬉しい効果に期待してぜひ美味しくお飲みください。