2017年4月18日更新

醤油の過剰摂取は怖い!醤油の致死量は?

日本代表の調味料といえば醤油ですよね。しかし醤油には多くの塩分が含まれており、過剰摂取は体に害を及ぼすこともあります。ここでは食卓調味料定番の醤油について、過剰摂取による恐ろしい症状や、その致死量についてお伝えしていきます。

  1. 目次
  2. 醤油の過剰摂取が体に悪い理由と致死量は?
  3. 醤油を過剰摂取するとどうなるか
  4. かつて戦時中の日本であったとされる徴兵逃れと醤油との関係
  5. 醤油の致死量に関するまとめ

醤油の過剰摂取が体に悪い理由と致死量は?

普通に生活していれば醤油を過剰摂取して死んでしまうようなことはないでしょう。しかし、誤って飲んでしまったり、大量に口にしてしまう可能性はゼロとは言い切れません。ここでは醤油の過剰摂取がなぜ体に害をもたらすのかを調べてみました。

醤油は多くの塩分を含んでいる

周知の事実かもしれませんが、醤油には塩分がたくさん含まれます。小さじ一杯ほどの醤油に、1g前後の塩分が含まれています。人が一日に摂取していい塩分量は健康な人で12g程度、高血圧予防をしたい人で10g、糖尿病などの持病がある人は7g未満が適していると言われていますが、この量ならうっかり超えてしまうことも少なくないのではないでしょうか。

塩分は取り過ぎると、高血圧を招く恐れがあり、その結果、脳や腎臓の病気になりやすくなります。ですから、健康な人でもなるべく塩分は控えることが望ましいと言われています。しかしながら、味の濃い食事が好きな人などはどうしても塩分を多く摂りがちかもしれませんね。

醤油の致死量は?

では、醤油の致死量はどのくらいでしょうか。これは人により、また持病の有無によっても異なってきますが、少なくて200ミリリットル程度、多くて1リットル程度を飲んだ場合に死に至るようです。そもそも、醤油ほどしょっぱい液体をゴクゴク飲むのは極めて難しいでしょうが、体調や持病によってはコップ1杯程度の醤油が命取りになることもあると考えると怖いですよね。

醤油を過剰摂取するとどうなるか

さて、現実的には考えにくいかもしれませんが、実際醤油を過剰摂取したと仮定すると、一体どのような症状が出てくるのかを調べてみました。

過剰摂取すると発熱するどころの騒ぎではない?

醤油を過剰摂取すると、体が異常を感じ発熱をしますが、実際は発熱どころの騒ぎではありません。具体的に挙げると次のような症状が現れます。

尿細管壊死による急性腎障害、脳細胞が脱水を起こすことによる中枢神経系障害、脳細胞の萎縮により脳血管が拡張することによるクモ膜下や硬膜下出血をきたすことも。消化管、神経系、循環系の障害を起こし、ショックとなり、致命的な中毒状態に陥ります。

具体的な症状としては、ひどい興奮、めまい、痙攣、昏睡、頭痛、過呼吸、呼吸停止、頻脈、低血圧、嘔吐、下痢、口渇、発熱、と多岐にわたります。考えるだけで恐ろしいです。

現実的にほぼ不可能ではあるが、一気飲みが最も危険

上記にも少し書きましたが、醤油の致死量摂取は現実的にはほぼ不可能と言って良いでしょう。味が味だけに、一度に大量の醤油を口にすることが難しいからです。しかしながら、過剰摂取した場合は死に至ることもありますから、危険な一気飲みは絶対にやめましょう。ふざけて少し飲んでしまっただけでも重大な障害を招くこともあります。

かつて戦時中の日本であったとされる徴兵逃れと醤油との関係

実は戦時中に徴兵逃れをするための手段として醤油の過剰摂取をしていたという噂があります。(事実かどうかは定かではありません)

醤油をたくさん摂取して一時的に健康を害することで徴兵逃れをした人がいる?

戦時中は健康な男はほぼ全員徴兵されていましたが、それを逃れたいと思う人もいました。徴兵を免れることができるのは、心身が健康ではないと判断された場合です。そのため、一時的に健康状態を悪くすることを目論む人もいたと言われています。

その方法として、醤油の一気飲みをする者がいたとか。一時的に腎機能を低下させることで、健康ではないと判断させ、徴兵逃れをしていたという話ですが、このやりかたはかなり危険ですし、真実かどうかは定かではありません。

醤油を過剰摂取するのは極めて非現実的

上記でも述べてきましたが、そもそも醤油を過剰摂取するのは極めて非現実的です。醤油だとわからずに一気に飲み干すということがあれば、確かにないとは言い切れませんが、その匂いや味わいで、すぐに噴き出してしまうことがほとんどでしょう。ですから、平常心の人間なら醤油の一気飲みなどやるわけがありません。

しかしながら、戦時中は誰もが心を病んでいたと言っても過言ではありません。精神状態は常に危機的なものだったはずです。ですから、もしかしたら、戦時中の徴収逃れのための醤油一気飲みという噂は、事実だった可能性もあるのではないでしょうか。

醤油の致死量に関するまとめ

いかがでしたでしょうか。今回は醤油の過剰摂取の危険性や、その致死量などについてお伝えしてきました。少し怖くなってしまったかもしれませんね。何はともあれ、毎日の食事では塩分はできるだけ控えめにして、健康をキープしていけたらいいですね。