2017年4月27日更新
オイスターソースとは?カロリーと使い方をご紹介
中濃ソースやウスターソースはトンカツやフライ系のおかずにお馴染みの調味料ですよね。同じソースと呼ばれているけれど、オイスターソースってどんな料理に使うのでしょうか。ここではオイスターソースの味や原材料についてご紹介します。
オイスターソースとは
中華の調味料売り場に行くと目にするオイスターソース。中国・広東料理によく使う調味料です。中華料理の中でも広東料理は、日本の食卓にもポピュラーなメニューです。たとえば酢豚、かに玉、シュウマイ、ワンタンメンなど。高級なメニューならフカヒレや燕の巣なんかは広東料理の代表です。そんな広東料理によくつかられるオイスターソースをご紹介していきますね。
オイスターソースの原材料は?
その名の通り原材料は牡蠣のエキスを使っています。そのほか砂糖や塩、酢、小麦粉などの調味料を加えて作ります。牡蠣を塩ゆでした時に出る煮汁を濃縮し、調味料を加えて小麦粉などのデンプンでとろみをつけた濃い茶色をした調味料です。広東料理中心とした中華料理に使われます。日本では牡蠣油とも呼ばれている調味料です。
オイスターソースの栄養とカロリーについて
オイスターソースの主な栄養素は炭水化物、脂肪(飽和脂肪酸など)、タンパク質、ビタミン(ビタミンB6・B12・E・K・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・リボフラビンなど)、ミネラル(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛など)、水分などです。
カロリーは100g当たり107kcalです。(メーカーによって多少違いがあります)
オイスターソースの塩分は?
小さじ1杯(6g)で塩分は0.7gです。(メーカーにより多少違いがあります)
オイスターソースの味ってどんな味?
牡蠣のエキスを原材料にするオイスターソースの味はどんなものなのでしょうか?
オイスターソースの味
牡蠣のエキスで作られているので磯の香りを感じる独特の風味とコクがあります。甘しょっぱい魚介の風味が特徴です。独特の味わいから、炒め物や煮込み料理に使われます。
オイスターソースの賞味期限は?
開封しないものは製造から2年間の賞味期限が付いています。容器に記載されている賞味期限のことです。それから先開封しないでどれくらい持つかは保管状況などで違いますが、開封しなくても記載の賞味期限が切れているものは、中で酸化したりして風味を損なう場合があります。
また開封後は冷蔵庫に保管して早めに使い切るようにしましょう。1ヶ月くらいが目安ですが、牡蠣のエキスが原料なので、開封後時間が経つと風味を損ない、臭みを感じる事があります。その場合は使用しないことをおすすめします。
オイスターソースの使い方
オイスターソースは主に広東料理の調味料として使われます。肉や野菜、豆腐などの炒め物や煮物の調味料として使われるほか、焼きそばや炒めごはんにも使われます。本場広東省ではスナック菓子の風味にも使われています。そのほか、タイ料理やベトナム料理、カンボジア料理などにも利用されています。
火を使う料理以外にも、そのまま使用することも美味しい使い方です。たとえばゆでた野菜にオイスターソースをかけるとか、カキフライやエビフライなど魚介系のフライのソースとして使っても美味しいと言われます。
使い方で気をつけたいこと
オイスターソースは原料に牡蠣の煮汁を使ってそれに調味料を加えて作っています。そのため牡蠣アレルギーがある方はオイスターソースを使ったお料理でアレルギーを起こしてしまう場合があります。たとえば蕁麻疹、発疹、のどや口のかゆみ、嘔吐、下痢、呼吸器障害などのアレルギー症状がでる場合があります。
これは原料の牡蠣の煮汁に含まれているトロポミオシンというタンパク質がアレルゲンとなってしまうからです。しかしながら現在日本では、オイスターソースを使ったお料理を食べたことが原因となってアレルギー症状がでてしまったという事実がありながら、法令ではオイスターソースはアレルゲン表記の対象になっていません。
牡蠣アレルギーの人にとっては、たとえ少量であっても、また隠し味として使われていても、アレルギーの症状がでてしまうことがあり、人によっては重篤な症状を発症してしまうこともあります。牡蠣アレルギーのある方は、オイスターソースは牡蠣アレルギーを引き起こす成分が含まれていることを理解してお使いください。
自宅でオイスターソースを使うお料理をする時は、牡蠣の成分が含まれていないソースを代用して調理するといいですね。また中華料理などを外食する際は、注文する料理の調味料にオイスターソースが使われていないかどうか一言お店の人に聞いて注文されるといいかもしれません。
オイスターソースを使って美味しく食べよう!
オイスターソースは牡蠣のエキスが原料となった中華料理の調味料です。礒の香りがする牡蠣エキスの独特な風味とコクが特徴です。広東料理によく使われますが、煮物や炒め物などに上手に応用してお料理のレパートリーを増やしてみてください。原料に牡蠣のエキスを使っているのでアレルギーのある方はご注意ください。開封後は冷蔵庫に入れてなるだけ早く使い切りましょうね。