2017年6月6日更新

枝豆の栄養や成分とは

枝豆

柔らかくつるっとした食感で、きれいな若草色の枝豆は日常よく食べられる豆の1つですが、その栄養や成分などはあまり知られていないのが現状です。
今回はそんな枝豆の栄養や保存の仕方などについて紹介します。

  1. 目次
  2. 枝豆について
  3. 枝豆の成分や栄養とは
  4. 枝豆の下処理や保存方法は?

枝豆について

ビールのおつまみなどによく登場する緑色の枝豆。身近な豆に大豆がありますが、これら2つは実は同じ植物だということをご存知ですか。

枝豆のもう1つの顔

もともと枝豆というのは正式な名前ではなく、未成熟な大豆のことを指します。ですので、枝豆も学術的にはマメ科ダイズ属のダイズに分類されます。
大豆の歴史は古く5000年前にはすでに栽培方法が確立していたといわれます。中国原産で、豆の大きさによって
約5種類に分類されます。
収穫を迎えた枝豆は、高さ30-90cmの一年草であり、茎はまっすぐで茶褐色の硬い毛に覆われたサヤが特徴です。葉は薄く卵型で、角がなくまん丸だったり、ゆるい切れ込みが入っていたりします。花は紫色の花びらの上に小さな白い花びらが2枚くっついたような、特徴的な形をしています。
成長サイクルが早く、6-7月に開花し7-9月に収穫となります。

薄皮はむいた方が良い?

若く新鮮な枝豆の薄皮は、むかずにそのまま食べるのがおすすめです。
みかんの袋と同じく、枝豆の薄皮には栄養を逃さないようなバリア機能があり、茹でる時はこの薄皮のほか、外側の硬い皮も必ずつけたまま茹でることをおすすめします。
また枝豆の薄皮そのものにも食物繊維があり、豆と一緒に摂ることで、肌荒れや便秘の改善に役立つとされています。

枝豆の成分や栄養とは

ぷりっとした歯ざわり、新鮮な豆の香りが広がる枝豆は、その味わいだけでも十分なメリットがありますが、栄養面でもさまざまな成分が含まれており、体に嬉しい食材です。

特に豊富に含まれる成分は

枝豆には植物性タンパク質、カリウム、マグネシウム、ビタミンB群、食物繊維が特に豊富です。大豆特有の成分としては大豆サポニン、フィチン酸、オリゴ糖などの健康成分があり、これらは心臓や脳の血管を保護し血圧を抑えてくれます。このほかにも、夏に枝豆を食べると汗のかきすぎや食欲不振から起こる栄養バランスの乱れ、体力低下、夏バテなどを防ぐ効果も。

枝豆の食物繊維含有率は4%と高く、食物繊維が豊富で有名なセロリの茎1.2%と比べるとずば抜けて高いことが分かります。また、食物繊維が高いとされる以下の野菜と比べても、その高さは一目瞭然です。
カイラン(ブロッコリーの仲間)1.6%、ホウレンソウ1.6%、アマランサス(仙人穀)1.8%、ブロッコリー1.6%,ニラ1.4%。

ほかにはこんな効能も

脂肪代謝の改善
枝豆は他の野菜に比べると脂質が高く、そのほとんどが体に必要不可欠なリノール酸やαリノレン酸などの不飽和脂肪酸です。これらには脂肪の代謝機能を改善したり、中性脂肪やコレステロールを下げる効果があります。

脳細胞の発育と老化防止
リン脂質は大脳の発育に欠かせないとされる栄養素の1つで、記憶力や知能レベルの改善に役立ちます。

塩分バランスの正常化
枝豆といえばカリウムと言われるほど含有量は高く、夏は汗をかいて失われがちなカリウムを補ってくれます。これにより、疲れや食欲の低下を抑える効果があります。

ホルモンバランスの維持
枝豆の鉄分は体に吸収されやすいほか、大豆に多いとされるイソフラボンもしっかり含まれています。
イソフラボンは天然の女性ホルモンと呼ばれ、体内でしか合成されないという女性ホルモンによく似た働きをします。これにより更年期障害を改善したり、骨粗鬆症の予防にもつながります。

美容効果
食べ続けるとさまざまな生理活性物質が細胞を活性化し、肌にうるおいを与えるほか、肥満や動脈硬化を予防ししなやかで美しいスタイルの維持に役立ちます。

病気の治療効果も
新鮮な枝豆には、医学的にも多くの治療効果があり、その効果は大豆に勝るとも劣らないとされています。
東洋医学では、実際に下痢やお腹の張り、過労による痩せ、妊娠中毒症、皮脂腺や汗腺の化膿、外傷による出血などの治療に用いられます。

枝豆の下処理や保存方法は?

体に良い効果がたくさんあると分かったら、あとは栄養を逃さないよう上手に食べることが大切です。
枝豆の下処理や保存方法について見ていきましょう。

簡単!皮のむき方

薄皮は取らずに食べる方が良いですが、外側のさやはむく必要があります。
これがなかなか面倒な作業ですが、下ゆでした枝豆を熱いうちに冷水に浸け、水の中で指で少し押せば中の豆が
簡単に飛び出しますので、たくさんむく場合などはぜひこの方法を試してみてくださいね。
また、薄皮をどうしても取りたい場合や、薄皮だけを料理に使いたい場合にはこんな方法も。
買ってきた状態の茹でていない枝豆をボウルにあけて水に浸け、小さじ1杯程度の酢を加えて30分置きます。外側のサヤが軟らかくなってからむき、むいた豆を網目の大きめなザルに入れます。水で表面を湿らせてから、網にこすりつけるように手でかき混ぜると数分できれいに薄皮が取れます。
この方法は、下ゆでをしてからだと豆が潰れてしまうため、必ず下ゆでをせずに行ってくださいね。

冷凍保存できる?

すぐに食べない時は、サヤをつけたまま冷凍保存しましょう。
少量の塩を入れで30秒ほど湯がいたら、水気をよく取って冷凍用保存袋に入れ、必ず密封します。
この状態で冷凍保存すると、3ヶ月は鮮度が良い状態で食べられますよ。

枝豆は暑くなってくるこれからの季節にピッタリです。この時期だけしか味わえない爽やかな大豆を、ぜひ堪能してみてくださいね。