2023年8月23日更新
【産地別】いくらを美味しく食べられる旬のタイミングを紹介
日本国内の海鮮の中でトップクラスに人気のあるいくらですが、いつが旬なのか知っていますか?
実は、いくらは北海道以外でも収穫されるため、旬のタイミングは水揚げされる地域によっても若干異なるのです。
また、旬のいくらとそうでないいくらの違いについてもよく知らないという方は多いのではないでしょうか。
本記事では、産地別のいくらの旬のタイミングや旬のいくらとそうではないくらの違いについて詳しく解説します。
いくらを一番美味しいタイミングで食べたいという方はぜひ最後まで読んでみてください。
いくらを美味しく食べられる旬はいつ?
結論から申し上げますと、いくらの旬は9月〜11月です。
しかし、いくらの産地によっても旬となるタイミングは異なるため、すべてのいくらの旬が同じタイミングではありません。
つまり、いくらの旬を逃さずに一番美味しい旬のタイミングで食べるためには、いくらの産地と旬を把握しておくことが大切なのです。
そもそもいくらはどこで水揚げされる?
いくらは鮭の卵として人気のある食べ物ですが、日本で水揚げされる鮭は北海道以外にも青森県・岩手県・宮城県・新潟県と、北陸を中心に水揚げされています。
とはいえ、日本で水揚げされるいくらのほとんどが北海道で水揚げされたものとなっており、北海道産いくらが日本の漁獲量の9割ほどを占めているのです。
2016年の鮭の漁獲量を見てみてみると、漁獲量1位の北海道が82,255t、漁獲用2位の岩手県が7,772tとなっており、漁獲量に大きな差があります。
そのため、日本におけるいくらの産地として一般的なイメージがあるのが北海道となっており、いくらの旬は北海道産のいくらの旬と同じタイミングとされる場合が多いのです。
【産地別】いくらの旬
日本でいくらが水揚げされる地域を改めて紹介すると以下の通りです。
- 北海道
- 青森県
- 岩手県
- 宮城県
- 新潟県
それぞれの産地別にいくらの旬のタイミングについて解説します。
1.北海道産いくらの旬
北海道産いくらの旬は9月〜11月です。
北海道ではいくらの旬の少し前の8月から産卵のために川に上ってきた鮭を大きな定置網で大量に捕獲しますが、水揚げ量がもっとも多くなるのはいくらのピークである9月以降になります。
2.青森県産いくらの旬
青森県産いくらの旬は9月〜11月です。
青森県ではふるさと納税の返納品としてもいくらを採用している地域もあります。
3.岩手県産いくらの旬
岩手県産いくらの旬は9月〜11月です。
三陸いくらの生産工場があることもあり、三陸産の美味しいいくらを楽しむことができます。
4.宮城県産いくらの旬
日本におけるいくらの旬がもっとも遅いのが宮城県となっており、12月まで美味しいいくらを楽しむことができます。
宮城県の石巻市や亘理町では、宮城県産のいくらや三陸産いくらの海鮮丼などを味わうこともできます。
5.新潟県産いくらの旬
新潟県産いくらの旬は10月〜11月です。
新潟県の中でも村上市が特に鮭の漁が盛んに行われており、いくらだけではなく100種類以上の酒料理を楽しむこともできます。
旬が過ぎたいくらは美味しくないのか?
いくらの一般的な旬は9月〜11月ですが、旬を過ぎたいくらでも美味しく食べることができます。
というのも、旬のいくらと旬が過ぎたいくらの最大の違いは食感だからです。
旬のいくらは未熟なものが多いため、皮が柔らかく食感が滑らかなものが多い一方で、旬を過ぎたいくらはサイズが大きく皮が分厚くなり、さらに味が濃厚になるという特徴があります。
つまり、旬のいくらと旬を過ぎたいくらのどちらが美味しいのかは、個人の好みによるところが大きいのです。
しかし、一般的にクセが少なく食べやすいと言われているのは、やはり9月〜11月に水揚げされたいくらですので、いくら選びに失敗したくないという方は旬のいくらを選んでみてください。
旬以外でも美味しいいくらを食べる方法は?
海産物は時間とともにすぐに鮮度が落ちてしまうため、新鮮なうちに冷凍されて販売されるいくらも多いです。
つまり、冷凍されたいくらであれば旬を過ぎてしまっても1年中楽しむことができるのです。
ただし、旬のタイミングに比べると数が少なく、価格が高くなったり販売終了している可能性もありますので注意しましょう。
また、冷凍いくらであれば海外産のいくらを選ぶこともできます。
まとめ
本記事では、産地別のいくらの旬のタイミングや旬のいくらとそうではないくらの違いについて詳しく解説しました。
一般的ないくらのイメージは北海道ですが、北陸を中心に本土でも水揚げされているため、北海道まで足を運ばなくても現地でいくらを食べることができます。
ぜひ本記事を参考にして旬のいくらを一番いいタイミングで味わってみてください。