2020年11月3日更新

ごま豆腐を毎日食べてお肌ふっくら!栄養と美容効果を解説

ごま豆腐

箸休めにちょうど良いごま豆腐は、ねっとりした食感が毎日食べたくなる食品です。アレンジもきくごま豆腐は大豆が原材料になっていると思われていますが、実際のところどうなのでしょうか。おやつとしても楽しめるごま豆腐の栄養や美容効果、糖質までまとめてみました。

  1. 目次
  2. ごま豆腐は大豆が主原料ではない
  3. ごま豆腐はダイエット向き?糖質は?
  4. ごま豆腐の栄養や知りたい美容効果とは
  5. ごま豆腐をアレンジして楽しむ!

ごま豆腐は大豆が主原料ではない

ヘルシーな食事は外せない、でもおいしいものが食べたいという方に人気のごま豆腐は、白ごま豆腐や黒ごま豆腐など食べる側に嬉しい種類があります。ごま豆腐と見聞きして白をイメージする方もいますし、黒をイメージする方もいるでしょう。白ごま豆腐も黒ごま豆腐もどちらも香ばしい風味を味わえるおいしい食品です。

ごま豆腐がねっとりしているのは原材料が葛粉(くずこ)だから

豆腐と付いているため原材料を大豆だと思っている方も多いようですが、ごま豆腐の原材料は白ごまと葛粉(くずこ)です。

使われる白ごまの皮を丁寧に剥き取り、なめらかになるまですり潰してから葛粉を水で溶いたものを加えて火にかけます。火にかけている最中は焦げないように練り続け、なめらかな状態になったら専用の型に移して冷やし固められます。

非常に手のかかる製造工程を経て作られるごま豆腐ですが、スーパーなどで販売されているごま豆腐は葛ではないデンプンを使用して大量生産しているものもあります。

ごま豆腐はダイエット向き?糖質は?

市販されているごま豆腐は、ヘルシーなイメージからダイエットに取り入れているという方もいるのではないでしょうか。

そもそもごま豆腐は精進料理の一つであり、奈良県や和歌山県の郷土料理でもあります。精進料理と聞くとなんだかダイエットに良さそうですが、カロリーは100gで81kcalと大豆を使った豆腐より高めです。

豆腐は商品によってカロリーに多少の差はありますが、100gあたりの木綿豆腐で80kcal、絹ごし豆腐で62kcalになるため、少々高めですが満足感があるごま豆腐は十分ダイエットをサポートする食品だと言えるでしょう。

糖質についても1食分の70gで5.7gです。適切な食事を心掛けていれば問題ない糖質量でしょう。ただし食べ過ぎはNGです。

精進だしとはどんなだし?精進だしはどんなお料理に活用できる?

ごま豆腐の栄養や知りたい美容効果とは

精進料理ということもあり、ごま豆腐は栄養がたっぷりと含まれていそうなイメージです。また、原材料にごまを使用していることで、嬉しい美容効果が期待できます。

ごま豆腐の栄養

ごま豆腐には思った以上に栄養価値が高い食品です。原材料にごまを使用しているため、必然と栄養価も高くなります。たんぱく質、必須アミノ酸、必須脂肪酸、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ビタミン類などが含まれています。ビタミン、ミネラルに加え、食物繊維も含まれているのは女性に嬉しいですよね。

ごま豆腐で美容効果は得られる?

ごま豆腐の原材料になっているごまには、抗酸化物質であるゴマリグナンの代表的な成分となるセサミンが含まれています。

ごまブームが到来した際に誰もが一度は耳にしたセサミンは、肝機能を高めたりコレステロール値を下げて善玉コレステロールを増やすだけではなく、美肌効果や美髪効果、白髪の予防にも繋がります。

体のたるみや肌、髪の劣化は老けて見られる要因となるため、

体の中から綺麗にしてくれるごま豆腐は毎日食べたい食品

です。

また、本当のごま豆腐を作る際に葛が使われますが、葛も体を温める効果があるため、血液の流れを良好に保ってくれます。血の巡りが良くなると体の基本的な機能である免疫を高めることができるため、生活習慣病予防などに加えて美肌や美髪などの美容効果を受けることもできるのです。

当然ですがでんぷんを使ったごま豆腐には葛と同様の効果はありません。

ごま豆腐をアレンジして楽しむ!

ごま豆腐は味がしっかりしているため、もちろんそのまま食べてもおいしく召し上がれます。体のためと毎日食べる方もいますが、それでは飽きがくる日も近いでしょう。ごま豆腐のおいしさを生かしたアレンジ法をご紹介します。

【参考文献】
・日本食文化無形文化遺産化シンポジウム 議事録 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/event/pdf/hokuriku.pdf