2019年2月11日更新

ライチに良く似たランブータンとは?食べ方や食べごろ・栄養についてもチェック

ランブータン

ライチと同じように殻の果肉を食すランブータンという果物をまだご存じない人も多いでしょう。毛がびっしりと生えたランブータンは日本では沖縄で食べることができます。今回は缶詰でも購入できるランブータンの食べ方や食べごろ、栄養について迫っていきます。

  1. 目次
  2. ランブータンはもじゃもじゃ毛がチャームポイント
  3. ランブータンの栄養と食べごろとは
  4. ランブータンの食べ方をマスターしよう
  5. ランブータンで美味しく栄養補給

ランブータンはもじゃもじゃ毛がチャームポイント

ランブータン

ライチにそっくりな果物であるランブータンは、東南アジアを原産とするムクロジ科のトロピカルフルーツです。赤い見た目にびっしりと生えた毛がインパクト大ですが、そんなチャームポイントとも言える毛はマレーシア語で髪や毛を意味する言葉から名前が付けられました。ライチほどすっきりとした見た目ではないのですが、しばしばライチと混合されることも多いランブータンは味に大きな違いがあります。ライチは果物らしい甘みがありますが、少々エグみのある苦味を含んだ果物です。しかし、ランブータンはライチと違い、すっきりとした爽やかさがあるのが特徴です。

ランブータンの糖度は何と20度!

ライチの味は好きでも少し苦味があるのが苦手という人も多いのではないでしょうか。ランブータンはそんなライチの味に少し似ており、それでいて苦味やエグみが一切ありません。非常に食べやすく、なんと言ってもその甘さは一口食べると驚くほどです。ランブータンの糖度は何と驚きの20度となっており、これはあの甘いリンゴよりも高い数値です。糖度12度のリンゴよりも高い糖度ということはそれだけでどれほど甘いかが伺えるでしょう。しかし、これだけ糖度が高いランブータンは意外とカロリーが低めなのでダイエット中の人でも嬉しいおやつ代わりとなってくれそうです。

日本では沖縄で食べられる

ランブータンは日本では滅多に見かけることはありませんが、沖縄県のレストランやカフェなどで食べることができるようです。日本ではランブータンの生産はほとんどない状態なので入手するのは困難ですが、沖縄のお店を探せば見つかるでしょう。また、ランブータンをもっと手軽に食べたいという人には缶詰がおすすめです。通販サイトなどで販売されているランブータンは大体が缶詰の状態なので食べたいときに注文すればランブータンがいつでも楽しめますよ。

ランブータンの栄養と食べごろとは

まだまだ謎の果物であるランブータンにはどのような栄養が詰まっているのでしょうか。日本でもお馴染みのライチにも嬉しい栄養がありますが、ライチと同様に栄養面が気になるところです。また、缶詰ではないランブータンの美味しい食べころについても知っておいて損はないですよ。

ランブータンの栄養

ランブータンに含まれる栄養には天然の糖やカリウム、カルシウム、ビタミンB、マグネシウム、食物繊維、ビタミンCが非常に豊富に詰まっています。これらの栄養素はつらいアレルギー症状を緩和してくれたり、美肌効果や体調を整える効果などが期待できます。様々な栄養素が一体となり、免疫力を上げてくれるため、健康を考えた上でも役に立つ食べ物と言えるでしょう。

また、ランブータンに含まれる糖類には摂取した後、体内への吸収率が早く、効率良くエネルギーへと変換してくれる役割もあります。このことで代謝が上がり、食物繊維などの腸内環境を良好にする作用も加わってダイエット効果なども期待できます。果肉の方ではありませんが、ランブータンの皮から採取したエキスには血液の流れを良くする効果があったことで、薄毛の治療にもこのランブータンが使われていたと言われています。

他にもむくみの防止、骨や皮膚、筋肉や血管の強化、そして紫外線でダメージを受けた肌の自己修復力も高めてくれ、鉄と一緒に摂ると吸収率を上げてくれるので貧血予防にも繋がります。また、女性に嬉しい様々な体の不調に繋がる活性酸素を細胞に浸食されないようにしてくれることでアンチエイジングや生活習慣病などにも役立つ優れた食材なのです。

ランブータンの食べころを見極める

ランブータンの食べごろは「この時期」という明確な決まりはなく、基本的にはいつでも美味しく食べることが可能です。しかし、3月~6月の雨期が旬と言われているのでこの時期にはランブータンをプーケットなどで見かけるでしょう。たくさん販売しているところが多いので、食べごろを気にするよりも大量買いした後の消費の仕方について考えた方が良さそうです。

ランブータンの食べ方をマスターしよう

ランブータンは毛がもじゃもじゃと生い茂っているので中々食べにくそうな手強さを感じる人も多いでしょう。初めて間近にした人はまず食べ方が良く分からないという人が多いため、基本の食べ方と他の食材と組み合わせた食べ方をご紹介します。

コツを覚えれば食べ方は簡単!

ランブータンは硬そうな毛がびっしりというイメージですが、実はランブータンの毛は見た目ほど鋭く尖っていません。どちらかと言えば大量の毛が邪魔して中身が割れない場合が多いため、簡単に果肉を出すためにはナイフや包丁を使って縦か横どちらでも良いので皮に切り目を入れます。ナイフなどがない場合は爪で切り目を入れることもできるのでその場に合った方法を試してみてください。切れ目が入ったらそこから皮がツルンと剥けるので後は果肉の中にある大きめの種を残して食べる進め方で問題なくランブータンを楽しめます。しかし、中には皮を挟んでもう1枚渋皮という茶色かがった薄い皮が邪魔することもあります。この渋皮は剥いている最中に果肉と一緒に剥がれてしまうことが多いため、皮を剥く際は果肉を渋皮から剥がすようにしてゆっくり剥いていくと比較的綺麗に剥けますよ。

ランブータンの美味しい食べ方って?

ランブータンはもちろんそのままで食べてみても良いのですが、ティーにしたり、ときには漬け物にして食べるのも意外性のある美味しさを楽しめます。また、デザート感覚でヨーグルトドリンクにしたり、スムージーにして摂取してみるのも絶品です。

ランブータンで美味しく栄養補給

ランブータンは日本では滅多にお目にかかることはない果物ですが、味わいは非常に高いため、まだ食べたことがないという人には魅力的なフルーツですよね。ライチよりも美味しい爽やかさはランブータンにしか出せない味わいなので缶詰などを活用して是非一度は食べてみてくださいね。