2019年1月4日更新
ビーポーレンとは?みつばちが集める結晶の味や食べ方を知ろう!
つぶつぶの小さいペレット状をしたビーポーレンとは、働き蜂が花粉を丸めたもののことを指し、人が食べる用に収穫される食品です。そんなビーポーレンは多くの日本人を苦しめるアレルギーの一種、花粉症に効果があることで注目を集めています。本ページではビーポーレンの味や食べ方についても触れていきます。
ビーポーレンとは
聞き慣れないビーポーレンという食材をご存じない人も多いですが、ビーポーレンとはミツバチが花から花へ蜜を集める際に体に付着する花粉を丸めたもののことを指します。簡単に言えば働きバチが丸めた花粉です。ミツバチは体に無数の毛で覆われているため、蜜から蜜へ移動する際に全身に花粉が付着します。そんな身体中に付いた花粉を丸めた「花粉団子」がビーポーレンということです。
ビーポーレンはただ丸めた花粉…ということではなく、ミツバチが作り上げたハチミツから摂取不可能な栄養をカバーすることができるほど栄養がたっぷりと詰まっています。
花粉団子ことビーポーレンはスーパーフードだった!
花粉団子と見聞きするとあまり凄そうではないのですが、ペレット状に丸められたこのビーポーレンは今世界中で愛されているため、スーパーフード扱いをされています。高い効果、効能を得られるとして、美容や健康に気を遣っている人はビーポーレンの利点を得るべく、日々上手に活用しているそう。栄養価が高いと評価されているビーポーレンですから人気を集めていることも納得の理由です。ビーポーレンは「生命を与える粉」とも言われ、あのクレオパトラも愛用していた説が残っているほどなので太古からビーポーレンの高い栄養価が注目され続けてきたと言えるでしょう。
ビーポーレンの気になるお味は?
スーパーフードにカテゴライズされるピーポーレンのお味が気になりますよね。ビーポーレンの味はローヤルゼリーの原料にもなっているため、ご存じの人は周知している通り、甘い香りを放ちます。強い甘みはないのですが、ほんのりとした甘みを感じることができ、ハチミツのようなコクのある甘さがするようです。
しかし、ビーポーレンは産地によって咲く花や植物の種類などが異なるためビーポーレン全てが同じ香り、味というわけではありません。産地によって味と香りが変化するビーポーレンはそんなところも魅力的ですよね。また、異なる花や植物によってビーポーレンの色も変化します。赤や紫、黒などが含まれているものなど見た目は様々なので食べる際に問題はないのか不安になりますが、品質の心配はないので安心して食べてOKです。
しかし、ビーポーレンは独特な香りと味がするため苦手な人はそのまま食べるのは適しません。生でも食べられるビーポーレンですが、独特な味と香りが苦手な場合は錠剤やカプセルで販売しているビーポーレンを試してみると良いでしょう。
ビーポーレンから得られる効果たち
クレオパトラが愛したビーポーレンは一体どんな効果があるのか気になるところです。特に日々綺麗になりたい女性にとってはビーポーレンの高い栄養について知りたいという人も多いので驚くべき数々の効果についてご紹介します。
美肌効果
ビーポーレンに含まれる栄養にはまず必須アミノ酸やタンパク質などの体にとって重要な生きるエネルギーとなる六大栄養素から始まり、体の調子を整えるミネラルやビタミンなどの栄養が合わせてなんと90種類以上も含まれます。
その中でもビーポーレンに含まれるビタミン群はしつこく繰り返すニキビ肌に有効とされています。ビーポーレンに含まれるビタミンBは過剰な皮脂の分泌を抑え、ビタミンEは血行を促進してお肌が持つ代謝を基礎からアップさせてくれます。ビタミンCやビタミンAも含まれているのでシミの原因となるメラニンの過剰生成を抑制し、ダメージを受けた肌を再生してくれます。
また、ビタミンAには乾燥肌が必要とする潤い機能を補ってくれる役割もあるのでビーポーレンは体の中から肌を綺麗にしていきたいという人におすすめなのです。
貧血予防
貧血でお悩みの女性は現代において非常に多いですが、そんな貧血気味の人にもビーポーレンがおすすめです。ビーポーレンには鉄分がしっかりと含まれており、造血作用をもたらすビタミンBやビタミン12、葉酸なども貧血を回避する力強い味方となってくれます。
一般的に貧血に良いとされているホウレンソウは確かに鉄分が含まれますが、体への吸収率が悪いため、本気で貧血を改善したいという人には不向きです。しかし、ビーポーレンの鉄分などは吸収率の高いヘム鉄を多く含んでいるためより貧血予防に役立ちます。
便秘・ダイエット効果
貧血の他に多くの人が悩んでいる症状と言えば便秘ですよね。ビーポーレンには食物繊維が含まれているため腸内環境を整える作用を発揮します。便秘解消の他にもつらい下痢症状にも効果が期待でき、更にはバランス良く含まれたビタミンやミネラルなどの約50種類を摂取することが可能なため、ダイエット中に不足しがちな栄養を賄いつつ綺麗にダイエットすることができます。
アレルギー予防
ミツバチの体に付着した花粉から作られたビーポーレンは毎年つらい花粉症に悩まされている人にとってアレルギーの症状が引き起こされないか怖いですが、実はビーポーレンには免疫力をアップさせるリノール酸やビタミンAなどの栄養素でアレルギー症状の予防にも役立ちます。
実際にアメリカで行われた研究では、花粉症や喘息などの症状を抱える患者にビーポーレンを与えてみた結果、高い確率でアレルギー症状の改善に役立ったという研究結果が発表されています。ですが、花粉であることに間違いないので食べる際は過剰摂取せず、適度な量を厳守していくことが大切です。
ホルモンのバランスを整える
ビーポーレンの嬉しい効果には他にもホルモンバランスを整えてくれるという点もあります。乱れたホルモンを整えてくれるので、更年期や前立腺肥大、生殖器の病気、うつ病の改善などあらゆる不快な症状に作用します。うつ病の改善に関してはうつと関わりが非常に高い幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという物質を分泌する作用がビーポーレンにはあるため、メンタル面で不調を訴える人にも適した食べ物です。
ビーポーレンのここに注意
ビーポーレンは先ほど花粉症やアレルギー症状の改善に役立つとお伝えしましたが、実際に花粉症でお悩みの人はビーポーレンを食べてもアレルギー症状が出ないのか不安に感じることでしょう。しかし、このビーポーレンは花粉症の原因となる「風媒性花粉」と呼ばれるものとは全くの別物であるため、ビーポーレンを摂取したからと言って花粉症の症状が出るわけではありません。その点については心配はいらないのですが、ビーポーレンは熱に弱いため温かい食べ物や飲み物と一緒に口にするのは避けましょう。
また、妊娠している人や授乳中、そして1歳未満の子どもにはビーポーレンを与えてはいけません。研究結果が少なく十分な情報がないため、上記に該当する人はビーポーレンを口にしないのがベターです。また、ビーポーレンを含んだ蜂製品にはボツリヌス菌が含まれていることがあるため子どもの摂取には特に注意が必要です。ビーポーレンを初めて食べるという人もまずは加熱せず1日ティースプーン1杯程度を目安に摂取してみましょう。
栄養をまるごと摂取!ビーポーレンの食べ方いろいろ
一つの食品にこれほどまで栄養素がぎっしり詰まったものは他にないと言えるほど体に良い栄養が豊富なビーポーレンはどのように食べるのが理想なのでしょうか。シンプルにそのまま食べられるビーポーレンですが、もっと美味しい食べ方についても知っていきましょう。
ヨーグルトやサラダにトッピング
ビーポーレンは生でも食べられますが、花粉でできているので人によっては少し苦味を感じることもあります。生では食べにくいと感じたらまずは試しやすいヨーグルトやサラダにトッピングする食べ方で頂いてみましょう。ツブツブのビーポーレンは基本的にふりかけて使うのが上手な使い方なので、気軽に朝食の仲間として加えてみましょう。
パンやグラノーラにも
少しガッツリめなものとビーポーレンを合わせたいという人には、オープンサンドやグラノーラ、場合によってはスムージーなどと一緒に合わせてみてもOKです。歯ごたえも良いアクセントになるので違和感なくビーポーレンを楽しめますよ。
【ミラクルフード】ビーポーレンで美しい人へ!
高い栄養が一つの食品にこれだけ含まれている珍しいビーポーレン。見た目がカラフルなので食べられるのか心配になってしまいますが、健康や美容を考える人にはピッタリな食品なのでまだ食べたことがない人はこの機会にぜひ食べてみてくださいね。