2017年9月7日更新
これを知ればもっと米こうじが楽しくなる!甘酒にも変身する米こうじの使い方や作り方とは?
麹(こうじ)と呼ばれるものは現在体や美容に良いと知名度が上がってきましたが、実際どういうものなのかご存じでない方も多いですよね。甘酒や味噌、乾燥米こうじとして有名な米こうじは値段の程度も気になります。本ページでは米こうじとは何なのか、簡単な使い方や作り方などもご紹介していきます。
米こうじとは?
米こうじとは、甘酒や味噌を製造する時にも使われているもので、米を蒸した状態にしてからこうじ菌というものを混ぜて菌を繁殖させたものです。菌と見聞きすると体に悪いようなイメージが強いですが、米こうじには疲労回復や筋肉を増やして強くする効果、他にも貧血を改善するなどの体が喜ぶ効果をたくさん持っている良いものなのです。
乾燥と生がある
米こうじには乾燥させたものと生の状態のものがあり、乾燥した米こうじは比較的スーパーなどでも姿を見ますが、生の状態の米こうじは入手できない確率が高いでしょう。扱っていないところが多いため、生の状態の米こうじを手に入れたい場合はネットなどの通販で取り寄せる形で入手が可能です。
しかし、乾燥の米こうじと比較すると生の米こうじの方が値段が高い場合もあるため、違いで値段が変わるということを認識しておきましょう。
甘酒作りの注意点
巷で話題を呼んでいる甘酒は、女性に嬉しい美肌効果があったりと人気を集めています。米こうじで甘酒を作る方もいるかもしれませんが、生の状態である米こうじに塩を加えた塩切りこうじを作ってしまうと味噌作りにしか適さなくなってしまいますから、初めの用途が甘酒である場合は良く確認してから使うようにしましょう。
また、米こうじに味噌を混ぜたり、まだ封を開けていないものは冷凍保存しても問題ありません。冷蔵で保存したい場合は上記に挙げた塩切りこうじにすることによって可能となりますが、この状態では甘酒作りには適さないため、注意が必要です。
米こうじの効能をチェック
和が感じられる米こうじは具体的にどういった効能があるのかまだご存じない方もいますよね。体に得られる効能をしっかりと確認することによって米こうじの印象も変わりますから、是非チェックしたいポイントです。
動脈硬化予防・貧血改善
上でも少し触れましたが、米こうじから得られる効能には疲れを改善したり、筋肉を増やして強くする働きの他に、動脈硬化の予防に役立ったり、貧血の改善などにも効能を表します。まさに米こうじが体に良いと言われている効能が詰まっており、絶賛されるのも頷けますよね。
精神安定・粘膜の維持
米こうじに含まれる成分にはアミノ酸や脂肪酸、ビタミン、ミネラル、葉酸、モリブデンが豊富に含まれているため、精神面の安定にも効能を示してくれます。また、粘膜の正常な維持にも役立ってくれるため、美肌になれる点もあります。
甘酒を作る時に気を付けたいポイント
甘酒を手作りしたい場合はいくつか気を付けたいポイントがあります。これを知らないと体に不調をきたしたり、ダイエット中の方の妨げになことも考えられますから、注意が必要です。
作り方の種類
米こうじを使用して甘酒を作る場合、米こうじ自体を発酵させて製造する方法と、酒のカスを溶かしてから砂糖を加える方法があります。後者は酒カスを溶かして作る方法のため、アルコールが含まれますし、さらに大量の砂糖が入れられているため、ダイエットしている方が知らずに飲むと砂糖のカロリー摂取量が非常に多くなってしまいます。
そのため、アルコールに対して体の不調や異常が出る方は酒カスから作る甘酒は飲まないように注意する必要があります。
米こうじを発酵させる方法
米こうじを発酵させる作り方は米とこうじを発酵させる製造方法のため、酒カスで作った甘酒と比較すると砂糖の摂取量を抑えることができます。そもそもこの方法で発酵させると自然に出てくる甘味がありますので砂糖を使う必要がありません。
酒カスら作られていないため、アルコールも含みませんからアルコールに抵抗がある方も安心して楽しむことができる方法です。
甘酒を作ってみよう
体の調子を整え、忙しい生活でイライラしている方も安定に導いてくれる米こうじを使った甘酒の作り方が気になりますよね。誰でも簡単に作れる方法となるため、実際に甘酒の作り方を見ていきましょう。
甘酒の簡単な作り方
甘酒を自分で作る場合、一般的に炊飯器を使った作り方がメジャーですが、非常に長い時間炊飯器を占領することになるため、小さい子どもさんがいるご家庭にはおすすめしません。自炊する家庭の方が多いと感じますので、より簡単に、そして炊飯器を占領しないためには「魔法瓶」を使った作り方が最適です。
準備するものは米こうじ250g、水300cc、鍋、魔法瓶、温度計のみです。米こうじに対して水の量を1.2倍にするため、米こうじが250g用意できる場合は水の量を300cc用意するようにしましょう。もし米こうじが冷凍されている場合は事前に解凍してから使用するようにします。
作り方はまず先に鍋に水を入れ、温度計を使って60℃程度までお湯の温度を上げます。次に60℃まで上がったお湯の中に米こうじを入れ、65℃程度まで温度を上げてから魔法瓶に入れ、温度計でさらに温度を計って60℃程度になっているかを確認したら8時間待機します。
この待機している時間に甘酒が出来上がりますから、しっかりと時間の確保をしましょう。待機時間が経ったら甘酒の完成です。
使い方はどうする?
米こうじは他にもキュウリに使っておつまみ風に使ってみるのも良いですし、こうじが持つ自然な甘さを生かしてアイスとしても使い道が広がります。また、冬の寒い季節には鍋に使ったり、ジャムや魚の漬け丼としても汎用性抜群の使い方ができるのです。
米こうじで健康生活を手に入れよう
米こうじはイメージ通りの健康や美容に良いものです。使い道が広いため、甘酒を始めとしたドリンクや料理にも活用することができます。優秀な成分を体で受けたい方はアレンジしても良し、毎日取り入れるのも良しなものですから、是非有効活用して健康なボディを手に入れてみてくださいね。