2017年8月28日更新

紅茶の種類とその特徴について!紅茶の効能ってどんなもの?

紅茶は産地によって香りや味に特徴のあるお茶です。世界の三大紅茶の一つインドのダージリンはみなさんもよくご存知の紅茶だと思います。今回は紅茶の種類について調べました。紅茶の効能、そして産地別にみた紅茶の種類の特徴をご紹介します。

  1. 目次
  2. 紅茶の特徴というと
  3. 紅茶にはどんな効能があるの?
  4. 紅茶の茶葉にはグレードがある
  5. 産地別に紅茶の特徴をみてみよう
  6. 好みの紅茶を見つけティータイムを楽しもう

紅茶の特徴というと

紅茶はチャノキの葉を摘んで完全に発酵させて作った発酵茶です。20ヶ国以上で生産されており、なんとお茶の生産量の約70%を紅茶が占めています。発酵茶であることはどの産地にも共通する紅茶の特徴ですが、紅茶は生産される産地によって香りや味が違い、一口に紅茶の特徴をあらわすのはむずかしいです。

しいて言うなら同じチャノキとは言え栽培された産地、その環境、収穫時期などによって、色(紅茶の色は「水色」と表現します)や香りそして味に違いがあるお茶だというのが、ほかのお茶と違う紅茶の特徴だといえます。紅茶の特徴をつかむにはそれぞれの産地の紅茶を見ていかなければわかりません。紅茶は産地別にそれぞれ特徴を持ったお茶なのです。

紅茶にはどんな効能があるの?

産地に関係なくチャノキの葉を完全発酵させた発酵茶である紅茶の持つ効能にはたくさん体に良い効果が期待されています。

カテキンの効能

紅茶にふくまれるカテキンは殺菌力が強く体に有害な細菌やウイルスを防御する効能があります。そのため風邪予防やインフルエンザを予防する効果があると言われます。またカテキンは口内の食べ物のカスなどによる細菌の繁殖を抑制してくれるため口臭予防に効果があります。カテキンと同時に紅茶にふくまれているフッ素が作用して強い歯を作り虫歯予防に効果的です。

カテキンには抗酸化作用もあり、活性酸素を抑制してくれます。活性酸素を抑制してくれるということは悪玉菌を抑制し善玉菌を増やしてくれることになり、がん細胞の増殖を阻止してくれる働きや生活習慣病の予防に効果があります。

紅茶の鮮紅色を出すテアフラビンの効能

テアフラビンは抗酸化性のポリフェノールで、紅茶の製造工程の発酵の過程で生成される物質です。紅茶の鮮やかな褐色はこのテアフラビンによるものです。テアフラビンは活性酸素を除去して肌の老化を防止しシミやシワになりにくい美肌への効果や、血管の老化を防ぎ高血圧や動脈硬化などの予防に効果があると言われます。

カフェインの効能

紅茶にふくまれるカフェインは中枢神経を刺激してストレスや慢性的な疲労を回復させる働きがあります。精神的なリラックス効果があります。またカフェインは脂肪の燃焼を促す効能があるのでダイエットに効果的だと言われます。

ビタミンB1、2、ミネラルの効能

ビタミンB1、2やミネラルは新陳代謝を促し肌の老化防止や体のアンチエイジングに効果がります。

紅茶の茶葉にはグレードがある

紅茶の茶葉にはどの産地にも共通する茶葉のグレードというのがあります。これは茶葉の大きさを表したもので、紅茶の甲乙を評価するものではありません。たとえば紅茶の名称のほかに商品表示に「OP」「BOP」などという文字を目にしたことはありませんか?この表示が茶葉の大きさ(サイズ)を表したものです。

茶葉のグレードはそれぞれの産地の紅茶の特徴の一つになります。茶畑によって茶葉の大きさが違うのです。茶葉の大きさが違うことでも紅茶の香りや味、そしてストレートで飲むかミルクを入れるかなど飲み方も違ってくるのです。

茶葉のグレード

グレード 特徴
OP
(オレンジペコー)
細くよじれた長い形状で、大きさは7~11mm程度です。しっかりとむらして茶葉のよりを戻して紅茶のコクや渋味を味わって飲みたい紅茶のタイプに使われます。
PEKO
(ペコー)
大きさは3~5mm程度です。香りやコクがバランスよく出るサイズです。
BOP
(ブロークンオレンジペコー)
大きさは2~3mm程度です。セイロン茶によく使われ、香り、ボディー、コクを均整よく出す大きさです。
BOPF
(ブロークンオレンジペコーファニングス)
大きさは1~2mm程度です。ティーバッグや水出しの紅茶に使われます。
D
(ダスト)
大きさは0.5~1mm程度の粉末状のものです。浸出が早いのに、水色が濃く香りを強く感じることができるタイプです。

上記のほかティーパックなどの茶葉向けに、早く濃く紅茶を出すCTCという製法で仕上げられた茶葉もあります。CTCとはCRUSH(つぶす)、TEAR(引き裂く)、CURL(丸める)の頭文字をとったものです。グレードは紅茶の品質には関係ありませんが、細かい茶葉は劣化しやすいというデメリットはあります。

産地別に紅茶の特徴をみてみよう

紅茶の特徴を見るためには産地別にその特徴を見ていかなければ紅茶の特徴や美味しさはわらないと言っても過言ではありません。紅茶の生産は現在20数か国で行われています。中でも有名な産地をあげると紅茶文化の発祥の地であるイギリス、チャノキの原産国である中国、世界最大の紅茶の生産国のインド、そのほかスリランカ(セイロン)、インドネシア、ケニア、オランダ、ロシアなどは特徴のある紅茶を生産している国です。

イギリスの紅茶の特徴とその味

イギリスは紅茶文化の本拠地であり紅茶の消費量は世界でも有数です。しかしイギリスではほとんど紅茶の生産は行っていません。イギリスの紅茶の特徴はイギリス以外の国で作った茶葉を使用して加工し各メーカーが紅茶のブランドを作っていることです。例えばウエッジウッド、トワイニング、ハロッズは日本でもお馴染みのイギリス紅茶のブランドです。

イギリスではインドのアッサムや世界の三大紅茶の一つスリランカのウバなどを特に好んで飲みます。そのためイギリスはインドやスリランカから茶葉を輸入して紅茶を飲んでいるのです。インドやスリランカの紅茶がイギリス人に好まれるわけは、昔インドやスリランカはイギリスの植民地であったため、イギリス人の口に合ったお茶が作られていたからだと言われています。

インドのアッサムは甘みが強くコクの深い味わいで香りも芳醇な紅茶です。水色も濃いのでミルクティーによく使われます。イギリス人がミルクティーを好むのはアッサムが好きだからだとも言われます。

中国の紅茶の特徴とその味

チャノキの原産国である中国ではたくさん茶葉を生産しています。中国の紅茶は特有の香りを持ちストレートで味わう紅茶が多いです。キーモン、雲南、ラプサンスーチョンなどは中国を代表する紅茶です。中国の紅茶は蘭やバラに似た香りのほか、独特のスモーキーな香りで、茶葉は黒っぽい色をしているのが特徴です。水色は澄んだ明るい色をしています。

世界の三大紅茶の一つキーモンは生産時期が6~9月の4か月と大変短く、ごく少量しか採集されません。中でも8月に摘まれるものは最高級品で、異常な高値が付くこともある高級品です。

インドの紅茶の特徴と味

世界最大の茶葉の生産国であるインドの紅茶は種類も豊富です。世界の三大紅茶の一つダージリンをはじめ、アッサム、ニルギリなど、それぞれが個性的な味わいを持つ紅茶が揃っています。茶葉のグレードは大きいOPタイプです。特有のマスカットフレーバーが上品に香りさわやかな味わいがインド紅茶の特徴です。水色は薄い赤みをおびたオレンジ色をしています。

インド紅茶の中でも特にダージリンンは茶葉を摘む時期によって大きく味や香りが違います。3~4月に摘まれるファーストフラッシュ(一番摘み)の茶葉は浅緑っぽく、水色は淡いオレンジ色をしています。新鮮な若々しい香りの中にも力のある香味をもっているのが特徴です。普通はストレートティーで味わいます。

5~6月に摘まれるセカンドフラッシュ(二番摘み)の水色は明るく濃い目のオレンジ色をしています。味はやや渋みが強いですがコクがあり、ぶどうのマスカットを口に含んだようなさわやかな香り(マスカットフレーバー)が特徴です。

10~11月に摘まれるオータムナル(秋摘み)の茶葉は肉厚でしっかりとしています。味の特徴は渋みがやや強く感じるところです。水色はやや赤みがかった濃い目の色です。ミルクティーに合うと言われます。

好みの紅茶を見つけティータイムを楽しもう

紅茶と言っても産地別にみていくと色々な紅茶があり、その産地の香りや味を試してみたくなりますね。それぞれの産地の紅茶を飲んでいるうちに、その産地の紅茶の特色や紅茶の味や水色の楽しみ方が分かります。紅茶の効能も体に良い効果がたくさんあるようです。好みの香りや味を見つけて美味しい紅茶を楽しんでみてください。