2019年2月17日更新

料理の味がすぐ決まるダシダって?意味や代用・カロリーや値段について

ダシダ

ダシダは日本にも浸透してきた韓国の調味料ですが、日本製のダシダに近い調味料も販売されています。韓国のものは気持ち悪いと考える人もおり、できることなら安全を謳う無添加のものが良いという人もいるでしょう。今回はそんなダシダの意味や代用、カロリーや値段など様々な情報をお伝えしていきます。

  1. 目次
  2. 韓国のうま味ダシダ
  3. ダシダの成分が気持ち悪い?まだまだ謎なダシダの真実とは
  4. ダシダがない!…そんなときの代用と値段・カロリーもチェック!
  5. ダシダ料理で本格的な味を引き出そう

韓国のうま味ダシダ

ネットでレシピ検索をした際に、材料の一つとして活用されることが多くなったダシダは韓国発祥の調味料です。1975年に韓国の食品メーカーが牛肉ダシダを世に排出しました。そこから韓国中に広まっていき、現在では韓国の家庭の8割がキッチンに常用しているのだそうです。ダシダは牛骨のエキスに香りが良くなる玉ねぎやにんにくなども配合して作られているため、旨みを引き出す調味料になっています。

また、ダシダは粉末状なので料理の使い勝手は非常に良いと言えるでしょう。わざわざ火を通さなくてもカップに具材とダシダを入れればすぐに旨みたっぷりのスープが完成します。そんなお手軽さもありダシダは韓国ではなくてはならない必須調味料なのです。

ダシダってどんな意味?

まさに出汁のような働きをしてくれるダシダですが、ダシダという言葉の意味は「唾を飲み込むほど美味しい」です。また、ダシダという言葉は韓国の俗語をそのまま商品名にしたという点も人々の注目を集めるきっかけとなりました。韓国ではダシダを使った料理が一般的ですが、韓国ブームとともに日本でもダシダに興味を持ち始めている人も多いようです。日本では和食に和風だし、洋食にはコンソメ、中華料理には中華スープといった料理別に合わせた「ダシ」がありますよね。韓国もこれと同様に様々な料理に美味しさがギュっと詰まったダシダを広く活用しています。

ダシダの種類は一つだけじゃない

ダシダと言えば一般的には牛をベースにした味の素ですが、他にも「いりこだしのダシダ」や「あさりのダシダ」などの種類が異なるダシダも存在します。特にあさりをベースとしたダシダは牛骨ダシダとはまた違った風味になるので、味の変化を付けたいときにおすすめです。しかし、マイナーなダシダの種類でもあるので日本で取り扱っているスーパーがあまりありません。もし見つけた際はレアなので一度使用してみるのも良いでしょう。

ダシダの成分が気持ち悪い?まだまだ謎なダシダの真実とは

ダシダは日本でもじわじわと人気が高まってきている調味料ですが、中には「韓国製」だからと毛嫌いしている人も存在します。食の不安が拭えない韓国製品は気持ち悪いと感じている人も中にはいるでしょう。美味しさははっきりと分かっていても、成分が良く分からない調味料でもありますので、この機会にダシダの内部まで知っていくと良いですね。

「韓国製」がイメージダウン?

韓国の食品は日本人の目から見て産地偽装や微生物汚染などの問題が懸念されますが、40年間の実績を持つダシダは結論から言えば体に害を及ぼす心配は少ない食品だと言えるでしょう。しかし、ダシダの成分内にはたん白質加水分解物やマルトデキストリンという成分が含まれており、より質の良い調味料を使いたいという人には韓国製ダシダはあまり向かないかもしれません。配合されている牛骨エキスも初めて見る人にとっては何の牛?と気持ち悪い要因に感じますが、輸入業者HPにはオーストラリア産牛と記載がされているところもあります。はっきりとした情報がないという点は不安を煽りますが、ダシダから悪影響が出るということは考えにくいと言えそうです。

韓国製ダシダが不安な人は無添加のものを選ぼう

韓国製の食品は大腸菌が検出されたり、衛生面が良くないという情報がたまに流れてくるため信用ならないという人も多いでしょう。そんな人には韓国製ではなく日本製のユウキ食品が出している「味ベース」を使用してみても良いかもしれません。ダシダが粉末状なのに対し、このユウキ食品が出している味ベースは顆粒状にはなってしまいますが、使い勝手はダシダと同様に扱いやすいタイプの牛だしの素になります。

また、化学調味料は使いたくないという向けに無添加のダシダがネット販売で売られているのでそういったものを選んでも良いでしょう。そんなに神経質になることはありませんが、より質の良いダシダをお求めになりたい場合はスタイルに合ったダシダを選ぶと安心して使えますよ。

ダシダがない!…そんなときの代用と値段・カロリーもチェック!

レシピ検索をして必要な材料に頻繁に出てくるダシダ。しかし、手元にない場合は代用が可能かについて気になるところです。すぐに必要なときに肝心のダシダがない!というときに使える代用品と値段、カロリーもチェックしていきましょう。

ダシダの代用はコレ!

すぐに使いたいダシダの代用品としては、「ほんだし」や「中華だしの素」、「鶏ガラスープの素」、「和風だしの素」などがダシダの代用品として適切です。どれも一般家庭で常備してあるダシ系調味料なので、簡単に代用が可能になります。その中でも料理によって細かく代用を変えたい場合は、牛ベースのダシダを「ほんだし」か「中華だしの素」、「鶏ガラスープの素」などにして、いりこベースのダシダの代用は「和風だしの素」で代用すると更に細かい調整が可能です。

ダシダのカロリーと値段

最も浸透している牛ベースのダシダのカロリーは100gで230キロカロリー程度になります。料理に少しプラスするだけで良いので、体のことを考える人にとっても良い調味料と言えるでしょう。

また、ダシダの値段は含まれる量によっても多少左右されますが、100g当たりで300円、500gや1kgの量で700~1000円以内で販売されているので経済的にも優しい調味料です。

ダシダ料理で本格的な味を引き出そう

名前は見聞きしたことがあっても中々活用しきれないダシダ。しかし、ダシダには美味しい成分がギュっと凝縮されているので本格的な料理を作りたいという人におすすめの調味料です。韓国製のダシダは衛生面などで不安な要素もあり、存在は知っていても中々手が出なかったという人もいますので、この機会にぜひ素材の旨みが凝縮されたダシダを使ってみてくださいね。