2017年7月30日更新

アイオリソースとはどんなソース？作り方はマヨネーズと同じなの？

アイオリソースってご存知ですか？茹でた野菜などのディップとしてよく添えられているマヨネーズに似たソースなんですよ。今回はアイオリソースの作り方や、美味しい食べ方、そして通販など市販されている商品についてご紹介します。

目次
アイオリソースとは
アイオリソースの美味しい基本の作り方
忙しい時はマヨネーズで代用しよう
アイオリソースの美味しい食べ方
市販のアイオリソースを購入する場合
アイオリソースを美味しく活用しよう

アイオリソースとは

アイオリソースは南フランスのプロヴァンス地方でよく使われているソースで、日本語の表記では「アイヨリソース」と呼ばれることもあります。見た目はマヨネーズとよく似ていて、色は薄いクリーム色をしています。

アイオリソースの「アイオリ」とはプロヴァンス語でニンニクと油のという意味をもつ言葉で、その名前の通りアイオリ―ソースはニンニクとオリーブオイルを使ったソースで、それがアイオリソースの香りの特徴となっています。家庭で簡単に作れる便利なソースです。

アイオリソースの美味しい基本の作り方

アイオリソースはニンニク、卵黄、オリーブオイルを材料に作ります。作り方はマヨネーズを同じ方法で卵黄とオリーブオイルを乳化させて作ります。

材料（2～4人分）
ニンニク1片、卵黄1個、レモン汁1/4個分、オリーブオイル大さじ2～4、塩コショウ

作り方
ニンニクは皮を剥き、芽を取って潰します。そこに卵黄を加えて軽く混ぜ合わせたところにオリーブオイルを少しずつ加えながら撹拌し空気を含ませ粘度を出していきます。仕上げにレモン汁を加え、塩コショウで味を整えて出来上がりです。

ポイント
・ニンニクの辛味や風味を抑えたい時は、潰す前にニンニクをラップに包んで20秒ほど電子レンジで温めるとまろやかな風味になります。
・お好みですが、オリーブオイルを加えて撹拌した後、牛乳を20～30ml程度加えると優しい味になります。
・ニンニクをすりつぶす時はミキサーにかけるときめの細かいソースになります。
・その都度使い切ってしまうことがおすすめですが、保存したい場合は清潔な瓶やタッパに入れて冷蔵保存で2～3日が賞味期限と考えてください。

忙しい時はマヨネーズで代用しよう

忙しい時やもっと簡単に作りたい時は市販のマヨネーズにすりおりしたニンニクとレモン汁を加えて塩コショウで味をととのえると、アイオリソースに代用になります。アイオリソースは製法もマヨネーズと同じように卵黄とオイルを乳化させて作ることから、「ニンニク入りのマヨネーズ」など捉えている人もいます。

アイオリソースの美味しい食べ方

アイオリソースはマヨネーズのようにいろんな食材と相性がよく、野菜、肉や魚料理、パスタやパエリヤなどに添えられます。茹でた人参やジャガイモ、いんげんなどの野菜や茹で卵にアイオリソースをつけて食べるのはもっともポピュラーな食べ方です。このようなアイオリ―ソースを使って食べるお料理を本場プロヴァンス地方ではル・グラン・タイオリ（Le Grand Aioli）と呼んでいます。フランス料理店のメニューにこんな料理名を目にした時のご参考にされてくださいね。

パスタに活用

野菜や魚介類と相性がいいので、キャベツと海老のパスタなどはおすすめしたい1品です。キャベツと海老とパスタをアイオリソースでからめて塩コショウで味付けて作ったパスタはニンニクとオリーブオイルのきいたおすすめパスタです。隠し味にアンチョビーを少し加えると味がさらに引き締まります。

ブイヤベースに添える

南フランス流のブイヤベースの食べ方は、ブイヤベースとは別皿にアイオリソースと薄切りのフランスパンが添えられます。魚介のうま味が溶け出したスープにアイオリソースがよく合いブイヤベースの美味しさをさらに加えます！

市販のアイオリソースを購入する場合

アイオリソースは家庭で簡単に作ることができるソースです。卵黄とオリーブオイルの新鮮さ味わうには家庭で作ることがおすすめです。市販のアイオリソースもありますが、取り扱っているメーカーは海外からの輸入製品がほとんどでその数もあまりありません。過去には市販されていた商品もありましたが、現在は終売しているところが多いのが現状です。