2017年3月22日更新
ワインビネガーがない時の代用品は?
お酢は体に良い調味料ですが、多くの種類が存在していることをご存知ですか? 一般的に日本の家庭では米酢や穀物酢が常備置かれていることが多いですよね。黒酢やもろみ酢、ワインビネガーに至っては、常備用意していない家庭も少なくないでしょう。ここではワインビネガーに特化して、その代用品などを考えていきます。
ワインビネガーの特徴を知ろう
冷蔵庫や流し台の下にあるお酢といえば、穀物酢や米酢、あっても黒酢程度だという家庭は多いもの。でも、レシピ本やサイトでは、材料の一つに「ワインビネガー」を用意する必要がある料理が結構たくさん載っていますよね。ではワインビネガーとはどのような特徴があるのでしょうか。
米酢や穀物酢に比べて渋みや果実の甘みが含まれている
ワインビネガーはお酢の中でも果実酢と呼ばれる分類に入ります。原材料もぶどうなので、その他の穀物酢などにはない味わいが含まれています。それが「渋み」や「甘味」です。穀物酢や米酢と酸味は似ていますが、多少まろやかに抑えられています。その分、渋みや甘味については果実酢ならではの風味だと言えます。
洋風の煮込み料理やドレッシングに入れると一気にプロ仕様の味になる
ワインビネガーの使い方は、その他のお酢とそんなに変わりませんが、使用することで一気にプロ感が生まれて高級な味わいを楽しむことができます。そのままサラダなどにドレッシングの合わせ調味料として使用したり、煮込み料理のアクセントにするなど、用途はさまざまです。穀物酢や米酢に飽きてきたら、ワインビネガーに挑戦するのもいいかもしれません。
白ワインビネガーがないときの代用品
「ワインビネガーはとても便利そう、使ってみたい」と思う人は多いかもしれませんが、いざ購入して使用するか、というと少しハードルが高くなる人も少なくないのではないでしょうか。ワインビネガーは使いたいけど買ってまでは気が乗らないという方は、是非代用品で料理を楽しんでみてください。
白ワインビネガーの代用は米酢プラス、白ワイン
白ワインビネガーの代わりに使用するのが、「穀物酢と白ワイン」のコンビです。人間の舌は、口に含んだものに対して、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味を総合的に感じ取るようにできています。ですから、本物のワインビネガーの持つ特徴と総合的に似ていれば、代用品になるというわけです。
白ワインビネガーは「酸味」「苦味」「甘味」を持っているので、それらを再現するために、酸味を米酢で、苦味と甘みを白ワインで補います。米酢がなければ穀物酢でも問題ありません。また、煮込み料理の場合はお酢がなければ白ワインだけでも代用品になるでしょう。
レモンと白ワインで、酸味とフルーティさを再現
全てのお酢を切らしているときなどは、どうすればいいでしょうか。実はお酢の代わりになる食材があります。それが「レモン」です。白ワインビネガーの代わりにレモンと白ワインがあれば、酸味と適度な苦味、フルーティな甘さを再現できるので一度試してみてはいかがでしょうか。
赤ワインビネガーがないときの代用品
次に、赤ワインビネガーの代わりになる調味料についてお伝えします。白ワインビネガーのみならず、赤ワインビネガーも代用品は存在します。鍵を握るのはフルーティな味わいが再現できる、ウスターソースです。
赤ワインビネガーの代用は穀物酢プラス、ウスターソース
赤ワインビネガーは基本的には白ワインビネガーの代用品で再現できます。他にも、お酢プラス、ウスターソースで赤ワインのようなフルーティさが生まれます。ウスターソースはたくさんの野菜や果物でできているので、フルーティな風味を持っています。ウスターソースの加減次第では、高級調味料であるバルサミコ酢のような味わいにも変化しますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
赤ワインビネガーの代用は赤ワインで!
赤ワインビネガーの代用は、赤ワインでも可能かもしれません。酸味が必要な料理の場合は穀物酢か米酢をそこにプラスする必要がありますが、煮込み料理などにつかうのであれば、赤ワインのみでもOKです。また、かなり煮込む料理などであれば、ぶどうジュースなどでも代用可能です。
赤ワインビネガーの特徴は他のお酢に比べて酸味がまろやかでフルーティな味わいが強いことです。その特徴を再現するには、酸味の強いお酢を使うよりは、ぶどうのフルーティな味わいがあるものを使う方がかなり近い味になっていくはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ワインビネガーがない家庭は少なくないでしょう。そんなとき、人間の舌が感じる、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味について、上手にバランスをとることのできる代用品が家庭にあれば、おしゃれな味が再現できることがお分かりいただけたでしょうか。今までワインビネガーがなくて挑戦できなかったレシピがあるという方は上記の代用品で、是非チャレンジしてみてくださいね。