2017年6月21日更新

みりん風調味料とは?本みりんとの違いはどんなとこ?

みりん風調味料ってみりんじゃないの?みりん風というのだから本みりんに似た働きをする調味料なのでしょうね。本みりんとみりん風調味料!一体何が違うのか早速調べてみました。なるほど!本みりんとこんなところが違うようです。さっそく見ていきましょう。

  1. 目次
  2. みりん風調味料とは
  3. みりん風調味料の使い方
  4. みりん風調味料の保存方法
  5. みりん風調味料と本みりんの違い
  6. みりん風調味料の危険性について
  7. みりん風調味料は甘味調味料です

みりん風調味料とは

みりん風調味料とは甘味調味料の一つです。1%未満のアルコールを含んでいて、水あめなどで甘さを加えた本みりんに似た働きをする調味料です。本みりんと比べてアルコールがほとんど含まれていないため酒税がかからない分、本みりんより安い値段で購入できます。

原材料

みりん風調味料の原材料は糖類(水飴やぶどう糖など)、米、米麹、酸味料、うまみ調味料(グルタミン酸など)などです。

成分

カロリーは大さじ1杯あたり43kcalです。ビタミン、ミネラル、食物繊維、塩分を成分として含んでいます。ミネラルではナトリウム、ビタミンではビタミンB2が特に多く含まれています。

みりん風調味料の使い方

みりん風調味料はアルコールがほとんど含まれていないので、火を使ってアルコールをとばす煮切りの必要がなく、本みりんのようにお料理にコクや甘さをつけたい時に便利に使えます。たとえばマリネ料理などはアルコールを飛ばす必要がないので手間がかからず、便利にコクの付いた甘さを加えることができます。また糖分が多いので食材に照りやツヤをつけやすく、照り焼などのタレの調味料に向いています。

アルコールに弱い人はみりん入りの卵焼きを食べただけでも酔っぱらってしまう人がいます。アルコールの弱い人や子供も一緒に食べる食事には、みりん風調味料を使って調理するといいですね。

みりん風調味料の保存方法

みりん風調味料は、開栓後は腐敗しやすいので必ず冷蔵保存してください。冷蔵保存で約1ヶ月保存できると言われますが、これはあくまで、目安にすぎません。出来るだけ早く使い切ってしまうことをおすすめします。

みりん風調味料と本みりんの違い

本みりんとの違いはアルコールを含んでいるかどうかが大きな違いです。それにより効果が違います。本みりんはアルコールを約14%含んだ酒類調味料で、みりん風調味料がアルコールを1%未満で水あめなどを使って甘味を出した甘味調味料です。

本みりんとは

本みりんとは、アルコールを含んでいるので、アルコールを取り扱うことができるお店でしか購入できません。アルコールを含んでいることで、素材を煮た時の煮くずれ防止の効果や、味を素早く素材にしみ込ませる効果や、本みりんを使うことで素材の臭みを取る効果もあります。

本みりんとみりん風調味料の大きな違いのまとめ

本みりん・酒類調味料でアルコール約14%、コクや旨みや甘味など味への効果、煮くずれ防止など加工の効果、素材に味をしみ込ませやすくする効果、素材の臭みを取る効果、照りやつやを出す見た目を美しくする効果などがある。

みりん風調味料・甘味調味料でアルコール1%未満、甘味を出すほか糖分が多いので照りやつやを出しやすい。アルコールの弱い人や子供向けの料理におすすめだが、アルコールによる調理効果は期待できない。

みりん風調味料の危険性について

みりん風調味料は、アルコールによる調理効果がないものの、酒税対策に生まれたみりんに似せた調味料だと言いう声もあり、みりん風調味料に含まれている添加物へ危険性が心配されています。

危険性があげられる添加物

みりん風調味料の甘味成分は、本みりんと違い酒税法で認められない調味料を使っていることで人体への危険性が心配されています。甘味についてはガムシロップへの不安、それをベースに酸味料や調味料、着色料など含有される食品添加物への人体への危険性が心配されているのです。食品に含まれている添加物は、それぞれ一つ一つは微量ですが、それが合計されると多量になって体に蓄積されるので、その点も心配されています。

ガムシロップの危険性

とうもろこしやジャガイモなどのデンプンを酵素で糖化させてぶどう糖や果糖にした甘味料ですが、ガムシロップのぶどう糖は消化吸収後一気にぶどう糖の血中濃度をあげてしまうため、インシュリンの働きが間に合わず血糖値をあげてしまう恐れがあると言われています。そのため糖尿病を発症してしまうことが心配されます。

みりん風調味料に含まれる酸味料やグリシンの危険性

みりん風調味料は本みりんのようにアルコールが含まれていないので、アルコールの代わりに保存性を高めるために酸味料グリシンを含有し、今、そのグリシンに危険性があると心配の声が上がっているのです。グリシンは酸味としてだけではなく甘みや旨みなど、グルタミン酸と同じ働きをしてくれるのですが、呼吸器系などの麻痺を起す危険があると心配されています。

コハク酸に危険性

甘味料のベースとして含有されている食品添加物のコハク酸がアレルギーや皮膚炎などを引き起こす原因があると心配されています。そのほかコハク酸は妊娠中の女性において胎児の発育を妨害する可能性があると心配されています。

みりん風調味料は甘味調味料です

みりん風調味料と本みりんの大きな違いは、みりん風調味料はアルコールが1%未満しか含まれていない甘味調味料だというところです。アルコールの弱い人や子供向けにお料理する時は本みりんではなくみりん風調味料を使うといいですね。本みりんのようにアルコールによる調理効果は期待できませんが、お料理の味に深みを付けたい時や、照りやツヤをつけたい時は便利に使えます。

食品添加物のよる心配もされますが、今のところは人体に影響ない程度の基準で添加されているので、大きな心配はないというのは国の声ですが、消費者としては心配も残るところです。社会の声に耳を傾けながらではありますが、上手にみりん風調味料を活用してお料理に役立たせてみてください。