2017年1月10日更新

サフランの効能と効果的な使い方って?

サフラン

サフランと聞くと、黄色いごはんを思い浮かべる人も多いと思います。
このように、存在としてはある程度知られているサフランですが、では、サフランってなに? と踏み込んで聞かれると、途端に首をかしげてしまうことも少なくありませんよね。
実はサフランは栄養成分が豊富な上に、さまざまな健康効果が見込めるありがたいものなのです。

  1. 目次
  2. サフランって何?
  3. サフランの効果や効能って?
  4. サフランの基本的な使い方って?
  5. サフランの基本的なレシピ
  6. サフランって何かで代用できる?
  7. サフランを使うときの注意点

サフランって何?

サフランとは

サフランはアヤメ科サフラン属の植物。料理にもちいられるのは、そのめしべの部分です。
その歴史は古く、旧約聖書にも芳香を放つハーブと記されているほど。今でも、サフランは色と香りの両方の働きがあるハーブとして重宝されています。
使えるのはめしべの部分だけですから、300個の花からわずか1gしか採取できず、もっとも効果なハーブ・スパイスとしても有名です。

サフランにはどんな栄養があるの?

サフランは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
具体的には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC。ナイアシン、葉酸、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウムなどです。

いいサフランの見分け方

当然ですが、サフランにもいいものとあまりよくないものがあります。
購入するときは、ぜひ、次の三つの点を参考にしてみてください。

1、強い、漢方のような香りがする
2、赤やオレンジではなく、エンジ色をしている
3、ただの細長いものではなく、めしべの盛り上がり部分がきちんとついている

サフランの効果や効能って?

サフランには血管を広げたり、血液をサラサラにしたりと、血行を改善するはたらきがあります。
また、それにより体内の老廃物や毒素を押し流して排出するというデトックス効果も期待できるでしょう。
さらにサフランは、中枢神経を活性化させ、記憶力を増進させる力も秘めているのです。
このことから、サフランには以下の効果・効能があると言われています。

  • 疲労回復効果
  • 頭痛解消効果
  • 冷え性解消効果
  • 生理不順緩和効果
  • 更年期障害改善効果
  • 血行改善効果
  • 心身の不調を改善する効果(うつ緩和)
  • 動脈硬化改善効果
  • 高コレストロール抑制効果
  • ドロドロ血液をサラサラにする効果

サフランは漢方薬として使われることもあるの?

たしかにサフランは漢方にももちいられていますが、どちらかというと、薬としての使用のほうが先。古代エジプトやギリシアの時代から婦人病の妙薬として使用されていたのが、のちに料理にも使われるようになったのです。
現代でも婦人病や風邪に効く薬として重宝されていますよ。

副作用やアレルギーの心配はないの?

サフランは、まれにアレルギー反応を起こす人がいる植物です。
オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物に過敏症がある人は注意したほうがいいでしょう。

また、サフランには血行改善の効果があることは既に述べました。
万一、サフランを過剰摂取してしまうとこの部分が良くないほうにはたらき、のぼせ、火照り、不眠などの症状を引き起こしますから気をつける必要があります。

サフランの摂取量はどれくらいなら大丈夫?

サフランの摂取量の目安は、一日だいたい0.1~0.3gほど。
一日1.5g以内なら問題ないと言われていますが、安全に健康に役立てるなら0.3gまでに抑えたほうが間違いありません。

サフランの基本的な使い方って?

どうやって色を出すの?

サフランは、あらかじめ水にひと晩つけておいて色を出します。水の代わりに白ワインや牛乳でも構いません。用途に合わせていろいろ工夫しましょう。
急ぐときは二時間ほどつけるだけでも大丈夫ですが、長くつければそれだけ色も香りも出るので、できれば前日から準備したいところ。ただし、香りが飛んでしまうので、24時間を超えてつけるのはおすすめしません。
ちなみに、色を出したあとのサフランは出さず、そのまま料理に入れて調理しても構いません。

時間がないときの裏技ってないの?

どうしてもすぐに色を出したいときは、サフランを指で細かくつぶして熱湯にひたすか、つぶしたサフランと大さじ2~3杯の水を20秒ほどレンジにかけましょう。

レシピによく書いてあるサフランひとつまみってどれくらい?

サフランひとつまみはだいたい50本くらい。
重さにすると0.1gほどです。

サフランの基本的なレシピ

サフランライス

参照するレシピによっては、「サフランを焼く」という工程が加わっているものがありますが、通常は必要ありません。
質の悪いサフランは水分を多く含んでいるため、そういったサフランを乾燥させるためにオーブンなどに入れることが勧められているのです。

サフランティー(サフランのお茶)

ティーカップにサフランを10~15本入れて熱湯を注ぎ、数分待ちます。鮮やかに色づいたらできあがり。
風邪気味のときなどはこのティーにカルダモンなどのスパイスを加えて飲めば、滋養強壮の効果もあり、薬の代わりになります。

サフラン酒

お湯割りの場合は、グラスに10本ほどのサフランを入れてお湯と焼酎を注ぎます。
水割りやロックの場合は、グラスに10本ほどのサフランと少量のお湯を入れ、色出しをしてから焼酎と水、もしくは氷を入れます。

サフランライス

お米を研いだら普段通りの水加減にし、その中にひとつまみのサフランを加えて30分ほどおきます。
色が出たら、全体を軽く混ぜてスイッチオン。

サフランって何かで代用できる?

サフランは香りと色に特徴のあるスパイスです。この両方を満たす代用品は残念ですがありません。
色だけが目的ならターメリックやカレー粉で代用できますが、サフランとはまったく違う強い香りがあるので、作りたい料理によってはそぐわないでしょう。
そういったときは、クチナシの実で代用することをおすすめします。こちらもサフランの香りは真似できませんが、代わりにまったく違うにおいをつけてしまうこともありません。

サフランを使うときの注意点

サフランは健康にいいだけでなく、漢方にも使われるほど、とくに女性に嬉しい効果のあるスパイスです。
ただし、女性に効果があるということは、女性が気をつけなければいけないという意味でもあるのです。
たとえば、子宮が収縮する作用があるので、妊娠中は摂取しないようにするなど。
また、健康な人でも一日の目安量を超えた摂取は避けたほうがいいでしょう。

それさえ気を付ければ、サフランは健康の強い味方。上手に取り入れて、食事で身体を丈夫にしましょう。