2023年8月12日更新
辛いししとうの見分け方とおすすめのメニュー
年齢を重ねると味覚を感知する「味蕾(みらい)」の数が少なくなるため、辛い食べ物や苦い食べ物もおいしく感じられるようになってきます。
「ししとう」に関しても、「子供の頃は嫌いだったけど大人になってから好きになった」という人が多いはずです。
しかし、ししとうの中には稀に非常に辛いものも混ざっていたりします。
見た目は変わらないように見えるので、口の中に入れてから気が付くことになります。
実はこの「辛いししとう問題」は、ちょっとした工夫で見分けることができるのです。
この記事では、そんな「辛いししとうの見分け方とおすすめのメニュー」について解説していきたいと思います。
ししとうの魅力
ししとうは、ナス科のトウガラシの甘味種となります。
正式名称は、「獅子唐辛子」となり、高知県が全国一の生産量を誇っています。
子供の頃はその辛さや苦みが苦手で食べないケースが多いですし、大人になってからも進んで購入するような食材ではないため、食べたことがない(もしくは人生で数回しか食べたことがない)といった人も多いはずです。
しかし、実際にはとても魅力的な食材で、美味しさと栄養のどちらも兼ね備えているのです。
特に旬の時期である6月~8月頃のししとうは、火を通すことで甘みが増し、非常に美味しくなります。
ただし、ハウス栽培もおこなわれているため、1年中食べることができます。
栄養も非常に豊富で、βカロテンやビタミンCが豊富に含まれているため、美容への効果が期待できます。
さらに、ビタミンB6も含まれていて、肌の健康だけでなく精神的な面でもポジティブな影響をもたらしてくれます。
カリウムも含まれているため、むくみ予防にもおすすめです。
男性にもおすすめですが、特に美容に気を使っている女性におすすめな食材であると言えるでしょう。
辛いししとうの見分け方
それでは、ここからは具体的な「辛いししとうの見分け方」を挙げていきましょう。
辛いししとうは、およそ「10本に1本」という割合で存在すると言われています。
見分けることができれば、取り除き残ったすべてのししとうを美味しく食べることができることでしょう。
①よじれなど変形しているししとう
辛いししとうは、よじれなど変形していることが多いとされています。
なぜ辛いししとうに変形しているものが多いのかと言えば、ストレスを受けることで成長が鈍化してしまうからです。
水不足などによりストレスを感じてしまうと、正常な形で生育する可能性が低いのです。
②光沢がなくシワも少ない
ししとうの表面に光沢がなく、シワも少ない場合には、辛みが強い可能性が高いと判断できます。
これもやはりししとうが受けるストレスが関係していると言えます。
購入する前に1本1本が確認できるのであれば、ししとうの表面をしっかりと見てなるべく変形や光沢、シワなどを有無を確認するようにしましょう。
③種が少ない
この方法は購入前に確認することはできませんが、購入後調理する際に判別することができるので覚えておきましょう。
辛いししとうは、辛くないししとうの半分以下しか種が入っていないので、すぐに判別できるはずです。
ししとうのおすすめメニュー
ししとうと聞くと、「天ぷら」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、実は天ぷら以外にも実に多くのおすすめメニューがあります。
いくつか紹介しましょう。
砂肝とししとうの炒め物
お酒好きな人におすすめのメニューが、「砂肝とししとうの炒め物」です。
砂肝のコリコリした食感とししとうの辛みは相性ばっちりで、最強のおつまみになることでしょう。
ゴマやニンニクを入れれば、よりおいしさが引き立ちます。
ししとうのチーズ焼き
子供でも美味しくししとうを食べれるレシピが「ししとうのチーズ焼き」です。
ししとうを縦半分に切り、中にクリームチーズを詰めて焼くだけです。
焼き上がる寸前に醤油をかけ、仕上げに鰹節をかければ、最高のメニューができあがります。
チーズによってししとうの辛みが抑えられるため子供も食べられますし、お酒のおつまみとしても合います。
鶏肉とししとうのみぞれ煮
食事の際のメニューとしてししとうを利用するならば、「鶏肉とししとうのみぞれ煮」がおすすめです。
鶏もも肉を片栗粉にまぶし、塩コショウで下味をつけます。
後は鶏肉を焼きながらししとうを加え、めんつゆ、水、砂糖、お酢、大根おろしを入れて絡めます。
お皿に盛りつけたら、万能ねぎを散らして完成です。
お肉の美味しさとししとうの相性が抜群で、ご飯が進みます。
まとめ
今回は、「辛いししとうの見分け方とおすすめのメニュー」について解説してきました。
ししとうはおよそ10本に1本の割合で非常に辛いものが混ざっていますが、ここで挙げた見分け方を実践すれば、ほぼ辛すぎるししとうを避けることができることでしょう。
ぜひおすすめのメニューを作り、食べてみてはいかがでしょうか?