2016年12月1日更新

カモミールでリラックスタイム!その効能と使い方について

カモミールの花

カモミールティーって美味しいし、飲むとすごくリラックスできますよね。今までに多くの人がきっと飲んだことがあるのではないでしょうか。その効能はリラックスだけでなく、私たちの内臓や美容にもある上、活用方法も色々あるんです!

  1. 目次
  2. カモミールってどんなハーブ?
  3. カモミールの効能や効果って?副作用はあるの?
  4. カモミールの使い方
  5. 飲むだけじゃもったいない!カモミールを色々な用途に応用しましょう

カモミールってどんなハーブ?

カモミールって聞いたことがありますか?紅茶やハーブティーが好きな方はおそらく飲んだことがある方もいらっしゃるでしょう。香りが良くて、飲みやすいですよね。でも、それに種類があることはご存知ですか?種類によって、見た目も効能も違うようですので、ぜひチェックしてみてください。

カモミールとは

カモミールはリンゴに似たような甘い香りがするため、ギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味する言葉が語源になったとも言われています。別名で「カミツレ」「マザーリーフ」などとも呼ばれています。ヨーロッパから西アジアにかけて広く分布しており、古代から薬草として使用されてきました。

日本では江戸時代にオランダから取り入れられ、現在は普通に家庭で栽培されるようにもなり多くの人に知られています。ちなみに花言葉は、「逆境に負けない」です。

カモミールの種類

カモミールには、ジャーマン種とローマン種と呼ばれる種類があります。ジャーマン種は花に香りがあり、花の中央が盛り上がっており、大きさが比較的小さいというところに特徴があります。対してローマン種が比較的大きく、花だけではなく茎や葉にも香りがあるという特徴があります。

また、それぞれ使われ方も異なっており、ジャーマン種はさっぱりとしているのでハーブティーに適しており、ローマン種は甘い香りが強いため、オイルや入浴剤などに使用されています

カモミールの効能や効果って?副作用はあるの?

カモミールティーを飲むと、リラックス効果があることはご存知の方が多いことでしょう。カモミールには他にも私たちの身体に様々な効能があり、飲みやすいことから多く飲んでしまいそうですが、実は摂取量には気をつけた方が良いものでもあります。

カモミールの効能や効果

カモミールには、種類によって効能も異なります。ハーブティーとして飲まれることの多いジャーマンカモミールには、消化器系や婦人科系、また皮膚疾患に効果があるとされています。一方のローマンカモミールは、香りが良くリラックス効果があり、消化器系に効能があるとされています。

一般的には、鎮静作用、殺菌、抗炎症作用、利尿作用などの効能が挙げられます。

カモミールの副作用

カモミールはキク科の植物であるため、それらにアレルギーがある人は摂取を控えた方が良いかもしれません。特にハーブティーとして飲まれることの多い、ジャーマンカモミールには接触性皮膚炎や湿疹、アナフィラキシーショックなどを含むアレルギー反応を起こす可能性があります。

過去には、カモミールティーを飲み、アレルギー反応を起こして死亡したケースがあります。また、アレルギーがない人でも、カモミールティーを飲みすぎると嘔吐する可能性があるので注意しましょう。また、カモミールは堕胎促進、月経促進などの作用が働くことがあるとされているので、妊娠中は摂らないようにしましょう。

また、傾眠作用もあるので車の運転や集中が必要な時には摂らない方が良いかもしれません。さらに、カモミールは眼に刺激を与える可能性も示唆されているので、オイルなどを使用する際は眼の近くに持ってこないように注意しましょう。

カモミールの使い方

カモミールは、ドライ(乾燥)製品だけではなくオイルとして使われていることもあります。リラックスだけでなく、美容にも効果があるようなので女性には嬉しいハーブとも言えます。

ハーブティー

カモミールには、安眠やリラックス効果があるとされています。ハーブティーとしての効果的な飲み方は、やはり疲れている時や眠れない時に飲むのが良いでしょう。カモミールにはカフェインは含まれていないので、寝る前に飲んでも大丈夫です。また、花粉症などの症状がある場合は、そのシーズン前1カ月を目処に飲み始めると、症状が少しは和らぐことでしょう。

スキンケア

カモミールは、ハーバルオイルとしても広く市販されています。特有のほのかな甘い香りに癒されながら、スキンケアをするのも良いですよね。ハンドクリームやボディクリームなど取り入れやすいものから使ってみてはいかがでしょうか。

アロマテラピー

アロマテラピーに興味のある方は、ぜひカモミールの香りも取り入れてみましょう。ハーブティーが苦手な場合は、まず香りから取り入れてみるのも良いですよ。就寝前にカモミールのアロマを焚くとよく眠れますよ!

入浴剤

カモミールには保湿効果もあるとされているので、入浴剤やシャンプー、リンスなどにも使用されていることがあります。女性や赤ちゃんの肌にも優しく、香りにもリラックス効果があるので、素敵なバスタイムが過ごせそうです。

コンパニオンプランツ

カモミールは、生命力が強い植物といわれており、別名には「植物のお医者さん」という名称があるほどです。コンパニオンプランツとは、弱っている植物の近くに植えることで、その植物を健康にさせることができる植物のことを言います。カモミールは、玉ねぎ、カブ、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどと特に相性が良いようで、味も良くなると言われています。

飲むだけじゃもったいない!カモミールを色々な用途に応用しましょう

カモミールは、ただハーブティーとして飲むだけでなく、暮らしの中で色々と使えるハーブの一つです。残念ながら、一部の方にとっては副作用を起こす可能性があるので、使い方や摂取量には注意が必要なハーブではあります。

しかし、その使い方一つでカモミールは色々な楽しみ方があります。例えば、カモミールは見た目も可憐でかわいらしい花を咲かせるので、ドライフラワーやポプリとしてお部屋に飾ってみるのも一つの手です。自分にあった使い方を工夫してみてくださいね。