2021年2月22日更新

高級コンビーフは美味しい!こだわった品質のコンビーフで幸せの一口を食べよう

コンビーフ

コンビーフは人によって食べ方が異なる食品です。そのまま食べたり料理にアレンジしたりと、お好みの食べ方ができるコンビーフですが、品質にこだわった高級コンビーフは美味しいと評判です。値段の違いで味わいが変わると言われていますが、安いコンビーフとの違いはどこにあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

  1. 目次
  2. コンビーフとは
  3. 高級コンビーフと安いコンビーフとの違い
  4. 実は工夫し放題!コンビーフの色々な食べ方
  5. ひっそりと人気であり続けるコンビーフ

コンビーフとは

そもそもコンビーフとは

コンビーフの製造法は、牛肉を数日間塩漬けにしたものを蒸して繊維をほぐし、食用油脂や調味料を混ぜ加えた缶詰、瓶詰のことを指します。欧米ではブロックされた肉を塩漬けにした状態の保存食としてコンビーフを認識する場合が多いようです。コンビーフはJAS(日本農林規格)で「畜産物缶詰または畜産物瓶詰のうち食肉を塩漬けし、煮熟した後、ほぐす又はほぐさず食用油脂、調味料、香辛料などを加えるか又は加えないものを詰めたもの」と定義が決められています。

ニューコンミートは馬肉などを主原料とするうち、牛肉の重量が20%以上のもの

コンビーフ関連で度々目にするニューコンミートはコンビーフと酷似している商品ですが、ニューコンミートはコンビーフとはまた別物です。

ニューコンミートは馬肉などの雑肉を主原料とするうち、牛肉の重量が20%以上のものを指します。1961年に馬肉などの雑肉で作られた「ノザキのコンビーフ」が登場しましたが、2005年に改正が行われたため、コンビーフという名称は牛肉を100%使用しているものにしか使用できなくなりました

したがって、牛肉以外の雑肉が主原料となっているものは「コーンドミート」と表記することが決められ、コーンドミートの中でも牛肉の重量が20%以上のものは「ニューコーンドミート」または「ニューコンミート」と表記されることが決められました。

そのため、コンビーフは牛肉100%で作られ、ニューコンミートは牛肉以外の雑肉が含まれ、尚且つ牛肉の重量が20%以上のものを指すということですね。

高級コンビーフと安いコンビーフとの違い

簡単に、そして手軽に食べられるコンビーフを好んでいる方も多いことでしょう。そのまま食べたり、料理に変えてアレンジしてみたり、お酒のおつまみにしてみたりと、食べる人によって様々な工夫をされているコンビーフですが、安いコンビーフもあれば値段の高い高級コンビーフも出回っています。

馴染み深い手頃なコンビーフを食べ慣れている方にとって、高級コンビーフとの違いはそこまで感じられないだろうと思うところですが、近年出回っている高級コンビーフは山形牛や神戸牛などの高級牛を使用したものもあるため、質にこだわりたい方は高級コンビーフを選ぶ場面も多くなってきています。

安い(普通の)コンビーフ

コンビーフと言えば「ノザキコンビーフ」と口にする方も多いですが、安価で購入可能なノザキコンビーフは肉のボリューム感抜群の食べ応えあるコンビーフです。存在感のある油とともに、口の中でとろける食感がたまらなく好きという方も多いでしょう。冷めたコンビーフはまずいという場合は、レンジで10秒程度温めるとおいしく頂けます。安価でもしっかりと満足感を味わえるコンビーフです。

高級コンビーフの値段は1,000円越え!マジでうまい!

近年通常のコンビーフに工夫を凝らし、コンビーフの世界を広げた商品がいくつか登場しています。その中でも一つ1,000円超えのコンビーフも登場しており、使用する牛の環境を整えるところから製造が始まっています。

化学調味料を一切使わない徹底ぶりで、質にこだわった高級コンビーフは本当にコンビーフを食べているのか不思議になるほど上質な牛肉を食べている食感です。

ノベルズ食品の「十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフ」やブランド牛の精肉及びハムやソーセージの食肉加工を手掛ける千駄木腰塚の「自家製コンビーフ」などが高級コンビーフに当たります。

高級コンビーフと一口に言っても、味わいはそれぞれ異なるため、好みのコンビーフを選ぶと良いでしょう。コンビーフの定番とも言えるノザキコンビーフが100gで400円前後なのに対し、ノベルズ食品のコンビーフは95gで1,700円前後、そして千駄木腰塚のコンビーフは400gとたっぷり入って2,000円前後です。旨みが凝縮された美味しいコンビーフを食べたい方におすすめです。

変わったコンビーフも登場

コンビーフの常識を覆すような商品が続々登場しているのをご存じでしょうか。コンビーフは固まった姿で顔を出すのが一般的ですが、初めからほぐして食べやすくしているものや、ユッケ風のコンビーフなど様々な種類が販売されています。また、たまごかけご飯と一緒に食べる専用のコンビーフなども販売されているため、現代のコンビーフはユニークで選べるものが非常に多くなってきています。

実は工夫し放題!コンビーフの色々な食べ方

コンビーフは便利で保存性も高いことから、購入しても中々手をつけないということもあるでしょう。缶詰=そのまま食べるという食べ方が定着していますが、コンビーフは工夫することで更に美味しい食べ方をすることができますよ。

じゃがいもとコンビーフのマヨ炒め

コンビーフはそのまま食べるとしても熱を入れた方がより美味しく食べられます。料理としてアレンジする場合は、手軽に扱えるじゃがいもとコンビーフを合わせてマヨ炒めにするのもオススメです。お肉がなくてもコンビーフが満足感を刺激する一品です。

作り方はこちら(クラシル)

コンビーフ入りハッシュドビーフ

コンビーフの汎用性は非常に高いため、ハッシュドビーフを作る際の材料としても活用できます。うまみが染みだしたコンビーフ入りハッシュドビーフは、簡単なのにご飯がいくらでも食べられます。

作り方はこちら(ハウス食品)

ピーマンのコンビーフ詰め

ピーマンに詰めるお肉の部分は下準備が少々面倒ですが、コンビーフとマヨネーズだけあれば混ぜるだけで手早く肉詰めにすることができます。簡単なのに美味しい一品を作りたいときにどうぞ。

作り方はこちら(味の素)

ひっそりと人気であり続けるコンビーフ

昔ながらのコンビーフに続き、現代向けのコンビーフも続々と登場してきました。歴史ある美味しさを残しながら現代人に向けてシフトする姿勢は、食べる側にとっても嬉しいことです。キッチンの下や戸棚でコンビーフを眠らせているという方はアレンジを凝らして美味しく食べてみてくださいね。