2019年11月15日更新

クランブルがうまくできない?失敗する原因や上手に作るポイント

アップルクランブル

ほろほろカリカリ食感がクセになるクランブルはバリエーション豊富に楽しめるケーキですが、見た目以上に作るのが難しく、失敗して溶ける…なんてことも多々あるようです。クランブルは上手に仕上がると本当に美味しいため、うまくできないという方に注意したいポイントを交えてご紹介していきます。

  1. 目次
  2. クランブルとは
  3. クランブルがうまくできない…失敗するワケとは
  4. 基本のクランブルレシピを覚えよう
  5. 常備しておくと便利!いつでも簡単にお家でクランブルを!

クランブルとは

ポロポロと崩れ落ちる繊細なスイーツ、クランブルとはイギリスから広まったケーキのことを指します。

材料であるバターを中心に、小麦粉や砂糖を混ぜてオーブンでカリカリ食感に仕上げます。

材料だけ見ればただの焼き菓子なのですが、クランブルを作る上で重要となるのはバターを「冷たい」状態から手を付けていくことです。冷たいバターを使うことによって絡まった小麦粉や砂糖がそぼろ状になり、さらにオーブンでしっかりと焦げ目を付けることで歯切れの良いカリカリとした食感を出すことができるスイーツです。

アップルクランブル

クランブルはどのような具材のスイーツにも相性が良いため、クランブルをベースとしたスイーツは幅広くありますが、定番なのはアップルクランブルです。

新鮮なリンゴを焼く、煮るなどの調理工程を踏んだらその上からクランブルをかけて表面をオーブンでカリカリに焼いていきます。

アップルクランブルは上からかけて焼くため、中のリンゴをしっかりと味わいたい方はこちらのクランブルがおすすめです。中のもったりとしたリンゴと表面のカリカリ具合はクセになる美味しさですよ。

リンゴのクランブルケーキ

リンゴのクランブルケーキ

クランブルの種類で定番なメニューは他にもリンゴのクランブルケーキが挙げられます。上記のアップルクランブルと比較すると、こちらのメニューはケーキとして食べたいときに美味しく頂けるクランブルの種類になります。

ベースはバターケーキですが、ここにリンゴを入れて焼き、さらにその上からクランブルをまぶして焼くため、しっかりケーキ感を感じられる満足な一品と感じられるでしょう。

クランブルがうまくできない…失敗するワケとは

クランブルは必要な材料も少なく、定期的に作っておけば少しの間なら冷凍保存も可能です。いつでも使いたいという方はクランブルを手作りしてみようと実践しますが、簡単そうに見えるクランブルでも失敗してしまうこともあるようです。うまくできないときの原因はどこにあるのでしょうか。

クランブルが失敗する原因① 冷えたバターを使用していない

クランブルは簡単そうに見えて実は気を付けたいポイントがいくつかあります。クランブル作りをする上で多く見られる失敗は「溶ける」ことです。

基本的にポロポロのそぼろ状態が理想のクランブルは、温まったバターでは他の材料と上手に絡まらず、ベタベタ状態になってしまいます。

そのため、クランブルを溶けさせないためにはバターはしっかりと冷やして完璧に固まった状態で使いましょう。

下記のレシピでも触れますが、バターは一度冷蔵庫から取り出しても使用している最中に溶けてきたらこまめに冷蔵庫で保管が理想です。

クランブルが失敗する原因② 混ぜるのに時間がかかっている

クランブル作りで溶ける失敗に繋がるのは、バターと小麦粉、砂糖を混ぜる際に時間がかかり過ぎてしまっていることも挙げられるでしょう。

清潔にした指でクランブルを手早く混ぜ合わせるのですが、料理中の環境や体温の熱などで時間がかかるとバターが溶けてきてしまいます。そのため、クランブルを混ぜる際は手早く、そしてなるべく指の先端で混ぜるようにすると良いでしょう。

手全体を使いながら行うとその分生地への熱伝達面積も大きくなるため、バターがより早く溶けてしまうので注意です。

基本のクランブルレシピを覚えよう

常備しておくと甘いものが食べたいときにいつでも簡単にスイーツが作れるクランブルは、一度作り方を覚えてしまえば楽ですよ。時間をあまりかけたくないときやパパッと作りたい際に参考にしてみてください。

材料

  • 薄力粉 80g
  • バター 40g
  • 砂糖 40g

レシピ

  1. 準備したバターは事前に冷蔵庫に入れておき、しっかりと固まった状態にしておきます。バターが固まったら冷蔵庫から取り出して2cm程度の指で扱いやすい横幅と縦幅にカットします。
  2. カットしたバターは再度冷蔵庫に入れ、15分程度保管しておきます。時間が経ったら薄力粉と砂糖を入れて指の先端を使って一気に混ぜ合わせていきます。このとき、そぼろの大きさを均一にしない方が口にした際にアンバランスな食感を楽しめるため、よりクランブルの食感を味わいたい方は全体が均一になるのを避けましょう。全体が混ざったらクランブルの生地は完成です。

ココに注意!

クランブルを作る上で最も重要視したいのはバターの溶け具合です。

バターをカットした後に計量したり、少しの時間放置しておくだけでもどんどんバターの溶けが進んできてしまいます。

サクサクカリカリのクランブルを作るためにはバターの溶けを察知したら速やかに冷蔵庫へ移動させましょう。

また、指先で材料を混ぜ合わせている間にもバターの溶けが早い場合は一旦作業を中止して冷蔵庫でしばらく置いて完全に冷やしてから作業を進めると失敗なく作ることができますよ。

常備しておくと便利!いつでも簡単にお家でクランブルを!

日本人にとっても好きな方が多いクランブルについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。クランブルはホロホロとしたそぼろ状のものをカリカリに焼いているため、他のものと合わせれば簡単に楽しい食感を味わうことが可能です。アレンジが多岐に渡るクランブルを上手にあなた好みの姿に変えてみてはいかがでしょうか。