2019年10月17日更新

新海苔とは?一番摘みでしか味わえない新海苔の食べ方や等級・炙り方(焼き方)のまとめ

海苔

新海苔とは、寒い時期に店頭で並ぶ一番摘みなどと呼ばれる海苔のことを指し、海苔の中でも香りや旨みが最上級と言われています。普段食べている海苔ですが、実は等級などでしっかりと格付けが行われている食品ですから、今回は新海苔の食べ方や炙り方(焼き方)、そして美味しい海苔とはどういったものかお届けします。

  1. 目次
  2. 海苔の王様 新海苔とは
  3. 海苔にこだわる!海苔の等級について
  4. 新海苔の食べ方とは?炙り方(焼き方)をマスターしよう
  5. 特別な新海苔をご賞味あれ

海苔の王様 新海苔とは

白米と一緒に朝食に欠かせない食材と言えば海苔ですよね。パリパリとした食感は食べていて何とも心地良いものですが、海苔には王様と呼べる新海苔というものが存在します。

最も美味しい海苔とはこの新海苔とまで言われるほど質の良い新海苔は、限られた時期にしか収穫されない特別な海苔です。

新海苔とは名前の通り、最初に摘み取られる海苔のことを指し、「一番摘み」や「初摘み海苔」などと呼ばれ海苔のこだわりを全てギュッと詰め込んだ海苔のことをいいます。

新海苔の特徴

新海苔が一般的な海苔とどう違うのかと言うと、まずその柔らかさと香り、味の高さです。最初に摘み取られた海苔は非常に柔らかく、ササッと炙るだけでも口の中に入れた瞬間にパリパリと歯切れの良い音を立てながら弾力のある食感で切れていきます。

初めはパリパリとした食感をしていますが、そのうち口の中で溶けるように味わえるため、新海苔は美味しい海苔として非常に人気が高く、贈り物としても選ばれることの多い海苔なのです。

新海苔の時期

海苔を購入する際、食品売り場なら年中様々な海苔が販売していますよね。そのため海苔の旬な時期などは意識されないことが多いですが、特に美味しい新海苔は12月初旬から出回るため、新海苔を食べたいという方はこの時期にチェックしてみると美味しい新海苔と出会うことができるでしょう。

海苔の収穫自体は早い地域では10月の下旬から始まり、遅くても12月上旬から行います。ちなみに美味しい海苔を作る上での条件は寒さにあり、海苔を育てる海水温が13度程度まで下がると収穫ができるようになります。

そのため、海苔を作る側にとっては寒くなるほど美味しい海苔が作れるということです。一番摘みや初摘みなどの言葉はまるでお茶のようですが、和のイメージが強い海苔もお茶作りのように手間暇がかかっているのです。

ちなみに一番摘みが終わり、次に収穫されるものは二番摘み、そして三番摘み、四番摘みなどと再び摘採するものによって順番が決まります。

海苔にこだわる!海苔の等級について

海苔は海から採れる幸ですが、前述したように全て同じ味、香りというわけではありません。和食を担う海苔だからこそきちんと等級が存在するのです。普段食べ慣れている海苔ですが、この機会に海苔の等級についても知っておくと役立つこと間違いなしです。

最も質の良い「優等」

海苔は海苔でも質によってきちんと等級が定められ、最も質の良い等級は「優等」として愛されています。優等の海苔は品質が優秀なことはもちろん、黒褐色が濃く光沢感があり香りも良いものとされています。

優等から下の等級

海苔の等級は最も質の良い優等から下に向かって順に「特等」、「一等」、「二等」、「三等」、「四等」、「五等」、「六等」、「七等」まであり、特等は優等とほぼ同様かそれに近い質の良いものになりますが、一等からは「良好なもの」に続き、順に「一等に及ばないもの」や「二等に及ばないもの」という風に質の良し悪しを等級にして表しています。そのため、海苔と一口に言っても非常に豊富なタイプの海苔が存在しているということです。

新海苔の食べ方とは?炙り方(焼き方)をマスターしよう

そのまま食べてももちろん美味しい新海苔ですが、海苔は炙った方が更に美味しくなると言いますよね。炙り方が分からないという方に焼き方(炙り方)をご紹介します。

新海苔は旨み成分が豊富だから炙るだけで美味しい

海苔はダシを取ったりと旨み成分が強いことで知られていますが、それは旨み成分となるグルタミンやグアニル酸、イノシン酸が含まれ、ここに更に美味しさを引き立てるアラニンやグリシン、タウリンなどの香味成分などが合わさることで変に手を加えなくても炙ったり焼いたりするだけで十分美味しさを引き出せるとされています。

むしろ海苔のみの美味しさを味わいたい場合は炙るだけの方が素材の美味しさをそのまま堪能することができます。

新海苔の焼き方(炙り方)は?

美味しい海苔は是非炙って食べたいところですが、各家庭に炭火があるとは限りません。炭火をお持ちの方はそのまま炭火で焼いて食べて頂ければ良いですが、焼くものがない場合はフライパンで代用が可能です。

ただし、「焼き海苔」と「乾し海苔」では焼き方がやや異なります。

焼き海苔

焼き海苔はフライパンを強火で温めてから焼く直前に中火に設定します。焼き海苔を指で浅くつまんで四方を順番に持ち換えて裏と表で約20秒ずつまんべんなく焼いていくのがコツです。海苔が立つようになったら出来上がりの目安と捉えましょう。

乾し海苔

続いて乾し海苔ですが、乾し海苔は焼き海苔に比べて焦げやすい点があるため、フライパンで直に焼くのではなくアルミホイルのつるつるとした面を下にして、その上から乾し海苔を焼いていきます。

乾し海苔は火を入れていくと浮いてくるため、その状態になったら菜箸で軽く押さえ、5秒程度経ったら出来上がりです。

特別な新海苔をご賞味あれ

新海苔についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。普段何気に食べている海苔は全て同じ味わいではありません。本当に美味しい海苔とは口に入れた瞬間に柔らかさが広がり、香りも味も良いのが特徴です。普段食べている海苔だからこそちょっと良いものを食べてみるとその違いがはっきりと分かるため、いつもの海苔を新海苔に変えて食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか。