2017年10月25日更新

ごぼうの旬な時期はいつ?使い方やアク取りについても

ごぼう

ごぼうは少し固めの食感で食べただけで満足感を得ることができます。また食物繊維が比較的多く含まれ便通を良くしたい方には嬉しい食品です。そんなごぼうはアクのこともあり皮を剥くのかどうかも謎ですから旬な時期や季節、使い方などを解説します。

  1. 目次
  2. 体に嬉しいごぼう
  3. ごぼうの旬な時期は?
  4. ごぼうの皮は剥く?剥かない?
  5. ごぼうの使い方
  6. ごぼうを食べて体の中をすっきりと

体に嬉しいごぼう

ごぼうはスーパーなどで購入すると泥のついたままの状態で売られているものや、綺麗に洗ってあるものなどがありますがほとんどの場合皮がついたままの状態で販売されています。

そんなごぼうの皮は剥いた方が良いのか剥かない方が良いのか、剥くとしたらどれほどの厚みで剥いたら良いのか確実に理解している方は少ないと言えるのではないでしょうか。

どんなごぼうがおいしいの?美味しいごぼうの見分け方

こぼうを購入する際どのごぼうがおいしいのか吟味したことがある方は非常に少ないかと感じます。どれも見た目は同じですので当然と言えば当然なのですが、敢えて見る箇所と言えば長さくらいでしょう。

そんなごぼうの選び方は、根元にひび割れなどがなく、先端がしおれていない、そしてごぼう表面のハリや弾力、太さなどを重視するとおいしいごぼうを選ぶことができるでしょう。目で見ただけの情報ではなく触って弾力などを確かめてみることも肝心です。

ちなみに泥がついていないごぼうは見た目も綺麗で食欲がそそられますが、泥が洗ってあるものは鮮度が低下しやすい傾向にあるのでなるべく泥がついたままの状態で販売されているものを選ぶようにしましょう。

ごぼうから得られるメリット

ごぼうは食物繊維が豊富という理由から体に受けられるメリットは便通改善程度しか思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はごぼうから受けられる利点には便秘解消だけではなく、便秘を原因とした肌トラブルの解消や腸内フローラを整える、むくみの改善、ダイエットツールの一つとして、冷え症や血行不良の改善、美肌、アンチエイジング、血糖値のコントロール役、生活習慣病の予防、免疫力のアップ、アレルギーの緩和などの様々な効能と認識されるものが数多くあるため、これらの悩みを抱えている方にもおすすめの食品です。

ごぼうの旬な時期は?

ごぼうには言わずとも知れたアクの強い野菜です。そんなごぼうには栄養面ではビタミンなどの目立った栄養は含まれていませんが、そんな欠点を補うかの如く含まれる食物繊維が武器となっていますので次はごぼうの旬な時期や季節について見ていきましょう。

ごぼうの旬な時期

一般的にごぼうの旬な時期は11~2月頃とされています。
しかし初夏の時期には「夏ごぼう」と「新ごぼう」というごぼうが旬になります。全てのごぼうが11~2月頃に旬を迎えるということではなく、初夏にはこういったごぼうが一足先に旬を迎えるものもあります。

例えば夏に収穫を行った場合、収穫したごぼうはまだ成長している段階で、秋から冬にかけて流通するごぼうよりも食感が柔らかく、上質な香りや風味を楽しむことができます。

若ごぼうの旬

上記で記したごぼうとはまた異なったごぼうがあり、関西の若ごぼうと呼ばれるものは春頃が旬だと言われています。

関西の若ごぼうは一般的なごぼうとは大きく異なり、根や葉、茎といった部分に至るまで食用として取り扱われます。

ごぼうとしての存在はどれも変わりませんが、同じごぼうによって旬の時期や季節が変わるのは面白い持ち味と言えるでしょう。

ごぼうの皮は剥く?剥かない?

ごぼうが販売されている姿は泥がついており、皮はそのままになっている状態で見かけることがほとんどだと感じますが、実際に調理に取り掛かる時に皮の有無について気になっている方も多いでしょう。皮は微妙な部分にあるため剥いた方が剥かない方が良いのか迷う場面もありますからごぼうの皮について解説します。

ごぼうはまず真っ白にすることから…が常識?

ごぼうを入手した時はまず調理する前の段階である下ごしらえでごぼうの茶色い全体を包丁やピーラーなどで可能な限り真っ白にすることを第一の目的としているのが一般的なごぼうの下ごしらえでしょう。

実際に多くの方がごぼうの茶色い部分を完全に近い状態でなくし、それからアク取りの作業に入っていきます。そんな常識化しているごぼうの皮の剥き方ですが、実はごぼうの皮は剥いても良いことは良いのですが、皮の部分に旨味や香り、そしてポリフェノールが多く含まれている理由で真っ白くなるのまで剥いてはいけないのです。

ピーラーを使うのはNG

ごぼうの皮を剥く際に最も重視したい点はピーラーなどの皮を一気にごっそりと剥いてしまうような道具は絶対NGという点です。

ごぼうの皮にこそ欲する栄養成分が含まれているため、ある程度の皮は残しておくのが理想です。

また、皮を剥きすぎないように包丁などを使う方もいますが、包丁の背などで皮をこそげ落とすこともやり過ぎずはほどほどにしておきましょう。

ごぼうの使い方

ごぼうの旬がものによって異なったり、皮に豊富な栄養が詰まっているのもごぼうらしい点ですが、料理初心者の方にとってごぼうは中々に難易度の高い食品でもありますよね。そんなごぼうは次に使い方を解説していきます。

ごぼうのアク抜き

ごぼうはアクが強い食品ですので調理の前にはアクを抜く作業が必要になります。

しかし、ごぼうのアク抜きをしたことがある方ならご存知かと感じますが、水に浸けてアク抜きを行っているごぼうは水の色が茶色に変色していきます。その変色した水はごぼうの泥だろうと考えている方が多いですが、あれはごぼうから染み出たポリフェノールです。

ごぼうは食べる際に必ずアク抜きをしなければいけないような野菜として扱われていますが、実はごぼうはむしろアク抜きをしなくても十分に食べることが可能です。

アクという取扱いはされていますが、ごぼうのアク自体には有害となる成分や雑味なども含まれていないのでアク抜きを必ずしも行わなければいけないということはないのです。

では正しいごぼうの準備は?

ごぼうのアクにいくら有害な成分が含まれていないからと言っても購入時に泥だらけのものであれば食べる時に気になりますよね。

そんな時の正しいごぼうの下処理の仕方はたわしなどを用いて軽くごぼうの表面をこすり、包丁なども併用しながら背の部分で皮をこそげ落とします

こそげ落とした後はごぼうを料理に合わせた切り方でカットしていき、ボールに水を入れてカットしたごぼうを入れ、2~3回程度大雑把に洗ってすぐに水を捨てます。

本来であればごぼうのアク抜きはそれなりの時間をかけて行うのが一般的でしたが、理想としている水にさらす時間の目安は30秒程度に留めておきましょう。

ごぼうを食べて体の中をすっきりと

ごぼうの優れた点についてご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。食物繊維だけが豊富なイメージがありましたが、実は更に優れた成分や皮を厚く剥いてはいけないことが分かりました。ごぼうも旬とされる時期や季節がありますので是非ごぼうを適度に取り入れて健康な生活を目指していきましょう。