2017年10月3日更新

スナップエンドウ(スナックエンドウ)の栄養や食べ方は?さやえんどうとの違いも解説

スナップエンドウ

スナップエンドウ(スナックエンドウ)とはアメリカを通して導入されたエンドウの品種のことを指し、時にスナップエンドウ、時にスナックエンドウとも呼ばれています。本ページではそんなスナップエンドウの栄養や食べ方、茹で時間やグリーンピースとさやえんどうの違いなどを含めた箇所を解説していきます。

  1. 目次
  2. スナップエンドウ(スナックエンドウ)とは?
  3. グリーンピースやさやえんどうとの違い
  4. スナップエンドウの栄養
  5. スナップエンドウの茹で時間や食べ方
  6. スナップエンドウはお好みの固さで

スナップエンドウ(スナックエンドウ)とは?

茹でるとカリカリとした食感がおいしいスナップエンドウ(スナックエンドウ)とは、アメリカを通して導入されたエンドウの品種のことを指し、ほのかな甘さが相まってスナック菓子のように食べられています。

スナップとスナックどちらが正しい?

普段料理をする方は良く耳にしたことがあると思いますが、スナップエンドウは時にスナックエンドウとも呼ばれています。日本に流通し出したのは1970年代以降であり、他の野菜と比較すると新しいタイプの野菜ということになります。そんなスナップエンドウの正しい呼び方はスナップエンドウです。スナックエンドウでも通じますが、1983年に農林水産省がスナップエンドウと呼ぶことを推奨したため、スナップエンドウと覚えておいた方が良いかもしれません。

さやが固くならない

スナップエンドウ(スナックエンドウ)は中の豆が成長を見せてもさやが固くならない性質をしているため、さやから中身を出さずともそのまま茹でてしまえばサクサクと食べることができるお手軽野菜です。歯ごたえはスナック菓子のようなパリパリ、サクサクとした食感の良い野菜であり、野菜嫌いな子どもでもパクパクと食べられる野菜の一つと言えるでしょう。

そんなスナック菓子のように食べられる野菜のため、スナックエンドウと呼ばれていますが、一般的な種類のスナップエンドウは筋があるため、上から筋の端を持ち、下に引いて筋を取ってから調理の過程に移ります。

グリーンピースやさやえんどうとの違い

エンドウ豆の種類

日本で流通している豆の種類は目がくらむほどたくさんの種類がありすぎてもはや何が何だかわかりませんよね。当然、食卓に姿を見せる頻度の高いグリーンピースやさやえんどうなどもスナップエンドウと同様に違いが分かりません。ではこの3つの種類は何が違うのでしょうか。栄養と併せて見ていきましょう。

グリーンピース、さやえんどう、スナップエンドウの違い

グリーンピースやさやえんどう、そしてスナップエンドウの3つの豆は、グリーンピースとさやえんどうが最も仲間として近い位置にいます。原料となっているものは、エンドウというものであり、その品種の中にグリーンピースやさやえんどうが位置付けられます。原料が同じであるグリーンピースとさやえんどうは、収穫される際の状態に違いがあり、最も若い豆として収穫される豆がさやえんどうで、未成熟の軟らかい豆の段階がグリーンピースです。

一方でスナップエンドウは原料となっているエンドウは同じですが、そもそも品種改良をされているため、グリーンピースとさやえんどうが近いに位置にあっても、スナップエンドウは新しい品種のカテゴリーなため、違いは明白です。

ちなみに豆苗もエンドウの仲間です。エンドウの種(グリーンピース)を発芽させたものが豆苗になります。

スナップエンドウの栄養

スナップエンドウの栄養は主にタンパク質とでんぷんで構築されており、体を強くするβカロテンやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、食物繊維、リジンなどを含んでいます。また、カロリーも低めであるため、一般的なスナック菓子を口にするなら断然スナップエンドウを口にした方が健康や美容のためにも良いと言えます。

出典:「日本食品標準表2015年版(七訂)」

スナップエンドウの茹で時間や食べ方

スナップエンドウは調理する前の工程として茹でる過程を挟みます。茹でた後に様々な料理でお好みに食べられますが、どういった食べ方をすればおいしく食べることができるのでしょうか。今まで茹でたそのまま食べていた方や、茹で時間の目安が分からない方にもスナップエンドウの実用性ある使い方をご紹介します。

スナップエンドウの茹で時間は1分前後

スナップエンドウの茹で時間の目安は1分30秒程度です。しかし、スナップエンドウを突然茹で始めるのではなく、まずは下準備として筋を除去してから水を入れた鍋に小さじ2杯程度の塩を投入して沸騰したらスナップエンドウを入れていきます。この時の茹で時間は触れた通り、1分30秒程度を目安に茹で、時間が経ったら冷水に移して10秒程度浸けたら調理の工程に移っていきます。

スナップエンドウの食べ方

スナップエンドウの食べ方はサラダとして素材の食感や味を生かす食べ方もあれば、肉と一緒に炒めたり、少し濃いくらいの味付けをすればお酒のおつまみとしてもおいしく食べられるでしょう。また、塩こしょうだけで頂いても低カロリーですので、食事前に少し口にしておくとその後の食べる量を減らすことができます。

また、オリーブオイルやごま油などのオイル系にも相性抜群ですから、毎日ちょっとだけレシピを変えればバリエーション豊富なスナップエンドウ料理が楽しめるでしょう。

スナップエンドウはお好みの固さで

普通に茹でる工程だけのスナップエンドウはサラダとしてドレッシングなどをかけながらバリバリ食べるのも良いですし、炒め物に加えて少ししんなりさせて食べてみてもおいしく食べることができます。安価で調理もしやすい野菜ですから、毎日の食卓に鮮やかなスナップエンドウを使ってみてはいかがでしょうか。