2017年9月26日更新
おさらいしよう!メープルシロップの効果やカロリー・賞味期限とは?
メープルシロップとはカナダ科の木に属するサトウカエデの樹液を原料としており、血糖値の上がりが低い点や様々な栄養があり、効果や効能も期待できます。健康になる手助けをしてくれますが、甘さ故に虫歯が心配ですよね。そんな虫歯についてやカロリー、賞味期限なども交えてご紹介していきます。
メープルシロップとは?
メープルシロップとは
メープルシロップとはカナダ科の木であるサトウカエデという木の樹液を採り、煮詰めたもののことを指します。普段私たちがメープルシロップを食す場面はホットケーキにかけたり、アイスの上からかけたりといった食べ方ですよね。似ている形状のはちみつなどと比較すると口あたりが滑らかで食べやすいのが魅力です。
メープルシロップは血糖値が上がりにくい
メープルシロップの魅力はGI値の低さにもあります。GI値が高いほど、血糖値の上がりもアップしてしまいますが、メープルシロップは白砂糖やグラニュー糖、氷砂糖、三温糖、または黒糖やはちみつなどと比較してもGI値が73しかありませんので、健康を考えた上でもメリットの多い食品です。
賞味期限には気を付けよう
メープルシロップは購入してもあまり使う機会がなく、常温でそのまま長い期間放置…ということもあるでしょう。しかし、メープルシロップは非常に傷みやすい性質をしているため、冷蔵庫での保管が好ましいです。
また、メープルシロップの賞味期限は未開封のもので約2年~状態が良くて3年間程度です。また、既に開封してしまったものでは約1年間を目安に冷蔵庫保存し、なるべく早く使ってしまうのが得策です。
メープルシロップの栄養成分やカロリー
甘い食べ物にかけて食べるイメージのメープルシロップは何だかカロリーが高そうに思えてしまいますよね。ホットケーキなどの盛り上げ役としての存在ですが、実際の栄養成分やカロリーは体に悪影響はないのでしょうか。
メープルシロップの栄養成分
メープルシロップの栄養成分には、カルシウムやマグネシウム、タンパク質、亜鉛、カリウムなどの栄養成分に加え、ビタミンミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなどが含まれており、中でもビタミンやミネラルといった体に嬉しい成分がたくさん含まれているため、健康を考えた上では文句のつけようがない甘味料です。
ちなみにカリウムの含有量は230mg、カルシウムが75mgと案外あなどれない数値を持っているため、メープルシロップが広く活用されている理由が納得できるでしょう。
出典:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
カロリーが心配…
メープルシロップについて最も気になる点と言えばカロリーでしょう。お菓子やスイーツといった食品について回るメープルシロップはいかにもカロリーが高そうですが、実際のカロリーは100g当たり257kcalと低めです。血糖値を上がりにくくするGI値の低さに加えて、カロリーの低い点はダイエットしている方が上手に活用していけば強い味方となってくれることでしょう。
メープルシロップの効果や効能
栄養成分には想像していたよりも更に上の価値があり驚きましたよね。では次はどういった効果や効能があるのかも見ていきましょう。メープルシロップの印象がガラリと変わるはずです。
効果は?
メープルシロップの栄養成分には素晴らしいものがありますが、中でも含まれているポリフェノールの種類の数は63にも及び、体内で炭水化物が糖質に変換される際、発生される酵素を阻止する動きをするため、糖化の予防に効果があります。そのため、美肌を保ったり、抗酸化作用のあるポリフェノールが肌のパサつきやくすみ、しわ、たるみなどといった肌トラブルを回避してくれます。
効能もばっちり!
メープルシロップの効能には、カリウムが含まれているため、体内に蓄積された余分な塩分を外に排出してくれる働きでむくみ改善ができ、カルシウムやマグネシウムが含まれていることで骨や歯を健康に保つ効能があります。他にも様々な病気の原因の一つとされる活性酸素の働きを抑えたり、免疫力のアップ、生殖器のアップなどにも効能を示します。
しかし、優れた効能があるメープルシロップですが、甘さがあるため、虫歯が心配ですよね。虫歯になる原因と考えられているものには、ショ糖という成分の摂り過ぎがあり、虫歯のことを考えたらなるべくショ糖は摂取したくないものです。そんなショ糖はあらゆる甘味料に含まれており、メープルシロップにも含まれていますが、他の砂糖よりは含有量は少ないです。しかし、摂りすぎれば虫歯の可能性を上げてしまいますから、適度に口にすることが大切です。
・メープルシロップやハチミツ、グラニュー糖などのGI値の比較はこちら
メープルシロップはあなどるなかれ!
老若男女問わず愛されているメープルシロップにはやはり長い間活用されてきた理由がありました。イメージではあまり健康に良いものではないとの見方が強かったですが、ここまで様々な効果や効能が期待できるのであれば、今後も保管状態に気を配りながら活用していきたいですよね。普段の食品をさらにおいしくしてくれる甘味料ですから、是非上手に取り入れてみてくださいね。