2017年9月26日更新

パンケーキの第二の主役メープルシロップ!代用やはちみつとの違いはあるの?

メープルシロップ

ホットケーキの第二の主役と言っても良いメープルシロップとはちみつの違いが分かりにくいですよね。コーヒーや料理、朝食としてヨーグルトに使えるメープルシロップは代用をどうすれば良いのでしょうか。はちみつとメープルシロップとの違いを交えながらご紹介します。

  1. 目次
  2. はちみつとメープルシロップの違いって?
  3. はちみつとメープルシロップのカロリーや賞味期限の違い
  4. メープルシロップの使い道をもっと身近に!
  5. 見落としていたメープルシロップの力

はちみつとメープルシロップの違いって?

代表的な料理ではホットケーキなどに使用する頻度の高いメープルシロップは、はちみつと同様の認識を持たれているため、メープルシロップが手元にない場合ははちみつで代用する、といった方も多いのではないでしょうか。それだけどちらも粘り気や色、香りなど酷似している部分がありますから、パッケージから出して見比べてみると見分けが付かないほどです。

そんなはちみつとメープルシロップの違いは、含まれている糖の種類が異なっており、大部分は二つの甘さを感じる部分に違いがあるということです。はちみつに含まれている糖は「転化糖」と言い、天然のものですが、メープルシロップは聞いたことがある方も多い「ショ糖」という糖で構成されています。

また、はちみつに含まれている転化糖は、ブドウ糖や果糖を分解したもののことを言い、メープルシロップのショ糖というものは上白糖などと同様の種類に分類され、ブドウ糖と果糖が混合したもののことを言います。

作られる過程も異なる

蜂蜜とメープルシロップ

はちみつとメープルシロップはそもそも製造過程から異なります。はちみつは周知されている通り、ミツバチがせっせと働いて花の蜜を運んで作られており、自身の唾液を用いて花の蜜に含まれる水分を減らす過程を取ります。その時にミツバチの唾液がショ糖である花の蜜を酵素の力によってブドウ糖と果糖に分解する手順を取るため、はちみつは「天然」の転化糖と言われています。

一方でメープルシロップはサトウカエデという樹の液を煮詰めて作る構造の過程が取られており、普段私たちが料理やコーヒーなどで使用している砂糖と同様のものです。しかし、はちみつとメープルシロップの決定的な違いには、はちみつよりもメープルシロップの方がカルシウムやカリウムが豊富に含まれているということです。

はちみつとメープルシロップを比較した時に、はちみつは良く健康や美容に良いと見聞きしますから、自然とはちみつの方が栄養面など勝っていたと感じていましたが、実はメープルシロップもはちみつに負けないほどの栄養を持っていたということです。

はちみつがない時はメープルシロップで代用可能?

スイーツやお菓子系だけではなく、料理に自然な甘さを加える時にも役立つはちみつは、切らしている場合メープルシロップで代用している方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に料理に使用した方ならご存じだと思いますが、はちみつを調味料として作るから揚げや煮物などは、メープルシロップで代用すると舌に馴染まない変な味に仕上がってしまうことが多いです。

見た目や食感は非常に似ていますが、メープルシロップよりもはちみつの方がコクが強い風味がありますし、はちみつを入れることに適している料理にメープルシロップは料理の味や風味を邪魔してしまうこともあるため、あまりおすすめはできません。

メープルシロップがないときの代用品は

メープルシロップがない場合に何か他のもので代用したい時は砂糖と水を用意し、鍋などに砂糖と水を2:1で入れ、中火でひと煮立ちさせた後、弱火で30~40秒ほどさらに煮詰め、冷まして容器に入れて冷蔵庫で保管すれば簡単にメープルシロップの代用品が出来上がります。

はちみつとメープルシロップのカロリーや賞味期限の違い

はちみつとメープルシロップの違いは追及していけばまだまだ発掘できそうですよね。はちみつは良く1歳未満の乳児には与えてはいけないという情報を見聞きしたことがある方も多いでしょう。ではメープルシロップにはそういった危険を対象としているものはあるのでしょうか。

実はメープルシロップの方がカロリーが低い

はちみつと言えばダイエットや美容、さらには健康などにも良いと一時期絶賛されていた食品ですが、実ははちみつよりもメープルシロップの方がカロリーが低いのです。イメージ的にはメープルシロップの方が現代的で、体に悪そうな印象がありましたが、これからは体に良いからと無理にはちみつのみを使うことはなさそうですね。

賞味期限の違い

メープルシロップが設けている賞味期限は意外と早く、封を開けた後は速やかに冷蔵庫で保管することが好ましいほど、痛みやすい性質を持っています。また、冷蔵庫で保管しているからと安心しているとすぐにカビが生えてしまうこともあるため、可能な限り、なるべく早急に使い切ってしまうことが理想です。

一方ではちみつが設けている賞味期限には、一応期限は決まっているのですが、はちみつ自体に強力な殺菌力が備わっているため、期限があってもないようなものです。さらに、メープルシロップと違い、冷蔵庫保存しなくても常温で保管が可能なため、こういった点も二つの大きな違いと言えるでしょう。

メープルシロップの使い道をもっと身近に!

はちみつにはお菓子や料理など使い道が幅広いですが、メープルシロップの使い方はホットケーキなどが中心となっているように感じられますよね。しかし、実はメープルシロップは他にも身近で必要としているところにも大いに使用が可能となるため、他の使い方も見ていきましょう。

コーヒーにメープルシロップをIN

コーヒーはちょっと一息つきたい時に最適な飲み物であり、多くの方から愛されているドリンクでもあります。そんなコーヒーは個人によって好みの甘さがあり、砂糖をたくさん入れる方もいますが、甘いのが好きだからと言って砂糖を大量に入れるのは体のことが心配になると感じている場合もあるでしょう。

そんな時はコーヒー一杯に対してティースプーン1~2杯お好みで混ぜれば、自然な甘さでカロリーダウンしながらコーヒーを堪能することができますよ。コーヒーにメープルシロップを入れた後は粘度の高い液のため、スプーンでクルクルとしっかり混ぜるとコーヒー全体に甘さが回るので良く混ぜてからお召し上がりください。

朝食にヨーグルトを食べる方もメープルシロップで

ヨーグルトは砂糖が入っていてそのまま美味しく食べられるものも多いですが、無糖のヨーグルトを食べる習慣がついている方もいるでしょう。また、砂糖が含まれているものよりも自然な甘さで口にしたい方にもヨーグルトにメープルシロップを混ぜて食べる方法をおすすめします。

食べる時にはヨーグルトの上から直接メープルシロップをかければ良いだけなので、忙しい朝に時間を潰すことなく簡単に自然な甘さのヨーグルトを楽しむことができますよ。

見落としていたメープルシロップの力

メープルシロップとはちみつの違いは多々ありましたが、風味や味が少し違うので好き嫌いが分かれる食品でもあります。しかし、今まではちみつの方が体に良いと感じていた方はこれからメープルシロップの存在も視野に入れて料理や飲み物などに活用していきたいですね。