2017年8月29日更新

らっきょうの知られざる効果、効能をご紹介! らっきょうを食べよう!

らっきょう

酢漬けのらっきょうには健康維持につながる効果、効能に溢れています。ここでは、らっきょうの持つ、栄養価や効能についてご紹介します。知られざるらっきょうのパワーに、是非注目してください。

  1. 目次
  2. らっきょうのダイエット効果
  3. らっきょうのがん予防効果
  4. らっきょうの疲労回復効果、風邪予防効果

らっきょうのダイエット効果

普段、何気なく食べているらっきょう。実はらっきょうに含まれる栄養は非常に豊富なのです。昔は漢方薬として使われてたほどのらっきょうの効果についてお伝えします。

らっきょうに含まれる「フルクタン」の効果がすごい

らっきょうの栄養価が高いのは、そこに含まれる「フルクタン」の働きのおかげです。フルクタンの効果はすばらしく、脂肪が体内に吸収されるのを防いだり、血糖値の急上昇を抑えたりします。整腸作用もあり、多方面から肥満を予防してくれるので、ダイエットに役立ってくれます。

ただし、フルクタンは熱に強くないので、生のままいただくのがマストです。また、酢漬けにすることで、つけ汁に大事な栄養素が流れ出て今いますから、酢漬けのらっきょうをいただくときは、できるだけ酢も一緒に飲み干すことで、酢に染み出た栄養分もとることができるでしょう。

らっきょうに含まれる食物繊維が便秘解消に

また、らっきょうは食物繊維が豊富です。便秘解消にも役立つので、体の中からすっきりできます。フルクタンの効果もあり、ダイエットに相乗効果をもたらしてくれるでしょう。

特に、らっきょうの食物繊維は水溶性食物繊維に分類されます。水溶性食物繊維は、人体に有害な物質の吸収を妨げ、便として排出させる効果を持っています。具体的には、摂取したブドウ糖の吸収速度を遅くする働きがあるため、食後の急激な血糖の上昇を防ぎ、結果、糖尿病を防ぐ効果も期待できるということになります。

さらには、コレステロールの吸収を抑制し、動脈硬化や高血圧を予防することにもつながります。積極的に摂取したい水溶性食物繊維は、にんにくや納豆にも多く含まれますが、らっきょうにも多く含まれるので、積極的に摂取したいところです。

らっきょうのがん予防効果

らっきょうは強い殺菌作用を持っており、また、らっきょうの栄養の中にはがんの予防に効果を発揮する「ジアリルスルフィド」というものも存在します。らっきょうはがん発症を抑える酵素の働きを助けてくれるのです。

らっきょうの殺菌作用でピロリ菌を死滅させる

らっきょうは殺菌作用が強く、胃がんの原因になるピロリ菌を死滅させて発症を予防する効果も期待できます。

らっきょうに含まれる「サポニン」はがんの発症を防ぐ効能有り

さらに抗酸化作用が強い「サポニン」という栄養は肺がんや胃がんの発症を防ぐともいわれています。このように、らっきょうにはがんの予防を期待できる栄養素がたくさんあるようですね。らっきょうを食べていればがんにならないということにはなりませんが、予防効果を信じて摂取することは悪いことではなさそうです。

らっきょうの疲労回復効果、風邪予防効果

らっきょうには硫化アリルという栄養素も含まれています。この硫化アリルはビタミンB1の吸収を促進する効果が期待できます。ビタミンB1は疲れを退治する栄養素です。

疲労回復効果を高めるビタミンB1の働きを良くする「硫化アリル」が含まれる

疲労回復効果が高いビタミンB1の働きを良くするのが「硫化アリル」です。らっきょうにはこの硫化アリルがたくさん含まれています。したがって、ビタミンB1が含まれる食品と一緒にらっきょうを食べることによって、疲労回復効果が大きく期待できそうです。

ちなみにビタミンB1を多く含む食べ物と言えば、豚肉やうなぎです。夏バテなどでだるくなってしまったら、生姜焼きやうなぎなどと一緒にらっきょうを食べてみてはいかがでしょうか。

「硫化アリル」には強い殺菌作用があり、風邪のウイルスなどと戦ってくれます

また、硫化アリルには強い殺菌作用があります。具体的には、風邪のウイルスなどと戦ってくれるという効果があるため、普段の風邪予防にもつながると言えそうです。

らっきょうは、ダイエット効果もあり、がん予防も期待でき、さらには普段からの風邪予防や疲労回復にも期待できる優れものだと言えそうです。独特な強い香りが苦手な方もいるかもしれませんが、食べる薬だと思ってちょっとずつトライしてみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。らっきょうにはありがたい効果、効能がたくさんあることをおわかりいただけましたでしょうか。カレーなどのお供にらっきょうを欠かせない人も、ちょっと苦手だという人も、今一度らっきょうの魅力を再確認してみてもいいかもしれませんね。