2017年8月29日更新
全卵粉とは？ 全卵粉の使い方
全卵粉という製品をご存知ですか？ ここでは、卵を乾燥させた全卵粉の特徴や用途についてをお伝えしていきます。保存性に優れ、便利な食材、全卵粉の魅力に迫ります。
全卵粉とは？ 全卵粉の特徴をお伝えします
全卵粉という食品をご存知でしょうか？ 使い方によっては大変便利なこの食品についてご紹介します。
卵を乾燥させた食品、全卵粉
全卵粉末は、その名の通り、全卵を乾燥させた粉末状の食品です。3～3.5倍の量の水を加えることによって液体の卵に還元できます。好みの濃度調整して作れるのが便利です。用途は様々で、お菓子作り、パン作り、製麺等には、生卵を使うよりも便利で効率的だと言えそうです。
ちなみに、乾燥卵には、全卵粉の他に、乾燥卵白や卵黄粉末といった仲間が存在します。それぞれに便利な用途があり、メリットもたくさんあります。味こそ、生の卵にはかないませんが、調理に繊細さを必要とする卵の難しいところをぬきとった粉末卵は、調理初心者や忙しい人の味方と言えそうです。
菌の増殖の心配はなく、保存性にも優れているという特徴がある
生卵はその殻の扱い方などを気をつけないと、サルモネラ菌の増殖などの危険を持っています。粉末状になった全卵粉なら、そうした病原菌の汚染の不安もなく、安心して使用することができます。また、粉なので常温保管が可能。
使いたいときだけ水で溶いてあげればいつでもすぐに使用できますし、保存性にも優れ、大変便利な食品だと言えそうです。常温保管ができて長期保存が可能なので、使う時にだけ好きなだけ使えて、無駄もなくエコにも優しいと言えそうです。
その保存性の高さから、非常食や山での食事にも便利
粉末で保存性も高いことから、非常食や山での食事にも便利な全卵粉。水で溶くだけで使用できますから、非常時にも料理も簡単にできます。山の上など、機材が少ない中でも、簡単に効率的に調理をすることができるでしょう。
缶詰や水、乾パンなどを非常食用に常備している方は多いでしょうが、人間が生き延びるためには、たんぱく質も必要不可欠です。そんなとき、腐りにくい全卵粉は便利だと思いませんか？ 是非検討してみてくださいね。
全卵粉の使い方は簡単で誰でも使用できます
全卵粉の用途はさまざまです。たまごそのものの味を楽しむ料理においては、生卵に劣りますが、つなぎや製菓などにおいてはその魅力を存分に発揮するでしょう。
お菓子作りに最適
全卵粉は味わいにおいては生卵のそれには劣ります。したがって、卵焼きやオムレツなどと言った、卵そのものの味を楽しむ料理には不向きです。作ることは可能ですが、やはり味においてはどうしても劣ります。
しかし、お菓子など、卵の味そのものが強く出ない料理には、使いやすくて便利です。生卵を使うよりもいい点は、量や濃度を調節できること、それから混ぜやすいことです。お菓子作り初心者の方は、是非全卵粉をお試しください。
お菓子以外にも工夫すればおいしく調理できる全卵粉
全卵粉はお菓子以外にも、工夫すれば美味しく調理できます。パン作りや製麺においては、全卵粉は大変優秀に活躍してくれるようです。パン作りなどにおいては、かなり一般的に使用されているようです。スイートポテトなど、家でのスイーツづくりに、全卵粉があると助かりそうです。
キッシュや揚げ物の衣などにも向いている全卵粉
上記の他にも全卵粉の用途は様々です。揚げ物の衣や、キッシュなどにも最適です。たまごそのものだけの味を楽しむ料理以外なら使いやすいので何でもためしてみると良いでしょう。粉なので使い方も簡単です。水の量を上手に調節して、料理にあった濃度を探してみるのも良いかもしれませんね。
卵アレルギーの人が全卵粉を使う場合は注意が必要です
卵アレルギーのある方の全卵粉使用については慎重にお願いします。生卵を使うよりは安全性が高いようです。それは、加工の際に加熱処理されているからです。加熱後であっても卵をたべることを禁止されている方は食べてはいけません。
加熱後の卵なら大丈夫だと言われている人なら食べてＯＫ
全卵粉は製造過程において加熱処理されているので、加熱後の卵なら大丈夫だと医師に言われているならば食べてもＯＫでしょう。
アレルギー症状が不安なら食べないことが一番です
とはいえ、卵アレルギーだとわかっているのならば、積極的に卵をとる必要はありません。また、アレルギーは体調の悪い時には出やすいなど、その人によっても症状の出方に違いがあることが多いものです。不安があるときには食べないことが一番です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。全卵粉は便利な食材で保存性に優れた食材だということがおわかりいただけましたでしょうか。家庭では馴染のうすい食材ですが、機会があればぜひ、いろいろな料理に使ってみてくださいね。その便利さに病みつきになってしまうかもしれませんよ。
