2023年6月12日更新

野沢菜の栄養や特徴とは?気になる味は?

野沢菜

  1. 目次
  2. 野沢菜とは?
  3. 特徴や味とは?漬物について詳しく解説
  4. どのぐらいの栄養や効能があるの?

野沢菜とは?

長野県野沢温泉村で作られた漬け菜である「野沢菜」とは、作られた場所が名前につけられており、長野県の特産にもなっています。信州で作られたことから、別名は「信州菜」とも言われています。今では、長野県だけでなく北海道から九州地方まで全国的に収穫されている野菜です。

主な産地は長野県が多いですが、雪が多い冬の時期は収穫することができないため、冬の期間だけは徳島県で多く収穫されています。漬物として出荷される8~9割は、徳島産のものが多くなっています。

旬な時期

旬な時期は、10月の下旬から11月下旬までの1ヶ月程度でこの時期は多くのスーパーや店頭に野沢菜が販売されます。漬物が有名になっていますが、他にもおひたしなどとしても食べる機会が多い野菜です。
新鮮なものは、葉っぱがしっかりと立っており、柄に艶があるものが良いでしょう。漬物用にする場合は、70㎝から90㎝程度のサイズが大きいものを選び、調理には小さめの30㎝から40㎝のものがおすすめです。

特徴や味とは?漬物について詳しく解説

野沢菜は、調理用と漬物用でサイズが大きく変わります。漬物用になると、1mほどの大きさになるものもあり、葉の形がカブやダイコンの様な放射状の形になるのが特徴です。漬け菜は作られる地域によってさまざまな種類がありますが、味や出荷量で一番優れているものは、野沢菜と言われています。

新漬と古漬があり、新漬の仕上がりは鮮やかな緑色でシャキシャキとした歯ごたえが特徴的です。一般的に見る漬物は新漬ですが、べっ甲色をした古漬はじっくりとつけ込まれており、とても奥深い味がします。特に、根から近い葉茎の部分は歯ごたえがあり、人気になっています。

どのぐらいの栄養や効能があるの?

野沢菜は、豊富なビタミンCやβカロテン、カリウムなどが含まれており、漬物にしても栄養がそこまで損なわれないため栄養価が高い野菜です。漬物にすることで、白血球やタンパク質などの原料となる免疫細胞や酵素が作り出され、免疫力効果の向上に繋がります。

また、偏った食生活を続けていると血圧が高くなり、高血圧につながる可能性があります。カリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、水分調整を行なってくれます。さらに、マグネシウムが血管を緩め、血圧の上昇を抑えてくれるため高血圧を防ぐ働きも期待できるでしょう。古くから親しまれてきた漬け菜は、栄養素が豊富で健康志向が高い現代人にも最適な食べ物です。