2017年7月30日更新
ピータンを自作で!ピータン好き必見、ピータンの作り方
ピータンは中華食材の珍味です。好きな人はとても好きで、ハマるようですね。ここではそんなピータンについて、作り方やおすすめのレシピまでお伝えします。基本的なピータンの楽しみ方を知らない方も是非ご注目ください。
ピータンとはそもそもどういった食材なのか? 何でできている?
ピータンは中華料理に使われている食材の一つで、アヒルの卵をいろいろな材料を混ぜたものの中に漬け込んで数か月発酵させて熟成させたもののことを言います。
ピータンは卵を熟成させたもので、珍味です
ピータンといえば、アヒルの卵だと思っている人もいるようですが、正確にはアヒルの卵を特別な材料の中に漬け込んで長い時間をかけて熟成させたもののことを言います。卵であれば、アヒルの卵でなくても、鶏卵やウズラの卵などでも作ることができます。
ピータンはどのような食べ物か?
ピータンは、見た目にはちょっとグロテスクだと思う人も少なくないでしょう。ピータンの見た目は白身は黒くゼリー状に固まり、黄身も黒色です。アンモニアなどの独特なツンとしたにおいと味があるので、ピータンを嫌う人も少なくありませんが、好きな人はその匂いなどがたまらないようで、とても好きなことが多いようです。
中国全土で作られるピータンですが湖南省の松花蛋(ソンホアタン)と呼ばれる、卵白の中に松の枝状の結晶があるものが良質とされています。
ピータンを手作りする! レシピを大公開
ピータンは好き嫌いがありますが、その味わいの深さから、ハマる人はとてもハマるようです。しかし、その安全性などの問題から、敬遠せざるを得ないこともあるようです。ここではそんなピータンを手作りで作る方法をご紹介します。
ピータンの材料はまるで理科の実験をする材料のよう?
まずはピータンを作るための材料を紹介します。
卵適量、重曹50g、消石灰 10g、粘土500g、木の灰1/2カップ、もみ殻1/2カップ、紅茶 2カップ分程度。材料だけ見ると、食べ物を作る材料というよりは理科の実験をする材料のように見えますよね。
ピータンの作り方は料理をしているようには見えないかも?
材料もそうですが、作り方もまた、実験をしているような感じがあるかもしれません。作り方は次の通り。まず、鍋に重曹だけを入れて加熱します。すると、炭酸ナトリウムが30gほど生成されます。このとき、重曹のみを加熱することに注意です。水分を入れたくなりますが、水分は入れなくてOKです。また、かたまりができないようにスプーンなどで潰すようにしてください。
炭酸ナトリウムを生成する間にカップ1杯分の紅茶を煮出しておきます。次に、粘土に作った炭酸ナトリウムと消石灰と木の灰を混ぜていきます。そこに、紅茶をくわえながら練っていきます。耳たぶ程度になったら、年度を広げて、卵をひとつずつ包むのです。完全に工作ですね。せっかくだから楽しみましょう。
袋にもみ殻を入れて、その中に粘土で包んだ卵を入れて、卵をもみ殻で覆い隠すように包みます。卵を袋から取り出し、20~24℃の通気性の良い場所で一か月強熟成させればピータンの完成です。温度や湿度管理も大変そうですが、手間をかけた分、完成の喜びは大きいでしょう。
ピータンのおすすめの食べ方は?
癖の強いピータンですが、そのパンチを利用することで、いつもの食材に大きな変化を持たせることができます。ここではピータンのおすすめの食べ方についてお伝えします。
そのまま食べて刺激的な味わいを楽しんで良し
普段ピータンを食べる機会があまりない人や、初めてピータンを食べる人はそのまま食べるだけで刺激的な気分になることでしょう。お酒のつまみとしてもしっかり役割を果たしてくれる、存在感のある食材です。
豆腐やお粥など、淡泊な味のものにまぜてパンチを効かせるも良し
ピータンはその味の特徴を生かして、淡泊な味の食材と一緒に食べるととても合います。中華料理屋さんでは定番のピータン豆腐や、お粥などに入れるのは定番です。家庭で真似をすることもできますね。
ピータン豆腐には自分なりにアレンジしたタレをかけていただいてください。ネギやミョウガなど香味野菜とごま油を使うと風味豊かで美味しいですよ。
また、ピータンには意外にもワインやシャンパンが合うことをご存知でしたか? 発酵食品であるチーズがワインにぴったりくるように、ピータンもまたその癖がワインやシャンパンにしっくりくるので、一度試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ピータンは好き嫌いのはっきりする食材ですが、一度その味わい深さを知ってしまったら、やっぱりハマってしまいそうですよね。今夜はピータンとワインで晩酌してみてはいかがでしょうか?