2017年3月21日更新
お酢の種類と特徴をご紹介! それぞれの用途まで!
お酢は体に良いことだらけの調味料です。しかも、いくつもの種類があり、その用途によって使い分けることでさらにたのしく健康生活を送ることができるのです。ここではお酢の種類と特徴をご紹介しますので、お料理の参考にしてみてくださいね。
穀物酢
わたしたちの家庭で最も馴染み深いのが「穀物酢」ではないでしょうか。価格も安く、味わいもしっかりしているのが穀物酢です。
穀物酢とは
穀物酢とは、その原材料が穀物のお酢です。主に、麦やサトウキビ、トウモロコシなどからは米酢などに比べて、しっかりしたさっぱり感があるのが特徴です。安価のため、煮物などに大量に使用するときなど、とても活躍します。
古くなった穀物酢はお掃除に
お酢には殺菌効果があります。そのため、シンクやまな板の除菌などに穀物酢を使用することも可能です。お酢は発酵食品のため腐りにくいものですが、そうはいっても痛ませてしまうこともあるでしょう。そんなときは、古くなった穀物酢をキッチン周りのお掃除につかってみることをお勧めします。ただ捨てるより断然良いですよね。
米酢
米酢は「こめず」とか「よねず」と読みますが、読んで字のごとく、原材料がお米のお酢を言います。穀物酢の中では効果で、味わいにも特徴があります。
米酢はその他の穀物酢よりもアミノ酸量が多め
米酢にはアミノ酸が多く含まれています。その他のお酢もそうですが、高血圧の抑制や疲労回復効果などが期待されるのは、このアミノ酸のおかげなのです。
いわゆるノーマルな米酢なら、用途はなんといってもお寿司!
お酢の中でも米酢は、どのような料理に適しているでしょうか。一番のおすすめは、なんといってもお寿司です。ほどよい酸味の中にまろやかな甘みを含んだ米酢はお寿司の味わいにぴったりなのです。他にも、酢の物などにも合います。煮物のアクセントとして使用するのも美味ですし、素材を柔らかくする効果もあります。
米酢にもさまざまな種類があります
米酢と言ってもさまざまな種類があります。純粋な純米酢の他、黒酢や香酢、玄米酢なども米酢の仲間です。黒酢や香酢には特にアミノ酸が大量に含まれます。色がついているのは、長期間熟成させて発行したことの証。健康のためにお酢を取り入れたい方は、サプリメントにもなっている黒酢などが大変お勧めです。
果実酢
お酢の中でも、原材料に果実を使ったものを果実酒と言います。フルーティな味わいを楽しむお酢です。
さまざまな原材料
果実酒はさまざまな果実を原材料としています。りんごやぶどう、柿、いちじくなどが挙げられます。お酢はいろいろな食材から作ることができる調味料なんです。
ワインビネガーやバルサミコ酢なども果実酢
果実酢の中でも有名なのがワインビネガーやバルサミコ酢ではないでしょうか。イメージでは、穀物酢などに比べてワインビネガーやバルサミコ酢はプロが使用するものと捉える方もいるかもしれません。しかしながら、一般家庭でも、お料理のアクセントやドレッシングに使用するなど、用途はいろいろ楽しめます。
穀物酢や米酢と違って、常備していない家庭もあるかもしれませんが、用途はさまざまなので、一度お試しいただいても良いかもしれませんね。
ジュースに向いている
果実酢は、健康ジュースなどを作るのに適しています。市販のフルーツジュースや、自家製のミックスジュースに混ぜるなどすることをお勧めします。柿酢は水や炭酸で10倍程度に割ると飲みやすいです。その際、はちみつなどの甘みをプラスすると一層美味しくいただけます。
もろみ酢
もろみ酢は泡盛の酒粕から作られたお酢です。酸味が少ないため、そのままでも飲みやすく、体にとても良いお酢です。
もろみ酢は飲みやすい飲用のお酢
もろみ酢はその他のお酢と比べると酢酸量が少ないため、そのまま飲用としておすすめします。独特な味わいが苦手だという方もいるかもしれませんが、その効能が多いため、積極的に摂取をすることは体にとても良さそうです。黒酢や香酢などと同様、サプリもあるようです。
さまざまな効果が期待できる万能なお酢
お酢にはいろいろな健康効果が期待されていますが、もろみ酢も例にもれず、効能がたくさんあります。ダイエット効果、疲労回復効果、血圧を下げる効果、ガンの予防など、うれしい効果がたくさんあります。なんといっても、手軽にそのまま飲めるので、気軽にお試しいただけそうですね。
梅酢
梅酢は梅干しをつくるときに梅から抽出される液体のことを言います。
梅干しを作るときに一緒に作れる
梅酢は梅干しをつくるときに自然に出てくるものです。梅干しを作る人は、是非、梅酢も抽出して梅酢をお酢として活用してみてください。
梅酢にも多くの健康効果があります
梅干しも健康にとてもいいものですが、梅酢もまた、健康効果が多いです。特に、完熟した梅から抽出されるお酢はクエン酸の他にもポリフェノールが多く含まれているため、他のお酢よりもさらに疲労回復が期待できると言えそうです。梅酢のその他の効果は、高血圧予防、ダイエット効果など。
梅酢作り(梅干し作り)は梅選びと塩選びから始まります。梅は、大きめで、黄色がかった梅がとても良いものとされています。塩は天然の塩を使いましょう。体に良いとされる梅干しと梅酢を作って、健康長寿を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。さまざまなお酢の種類や特徴をおわかりいただけましたか? お酢には本当にたくさんの効能があるので、是非摂取することをおすすめします。
また、お酢は保存期間も長く、そういう意味でも優秀な調味料と言えそうです。お酢100パーセントなら台所の流し台の下など、冷暗所での保管でOK。しかし、ポン酢など、調味料が加わったタイプのお酢は冷蔵庫に保存して楽しむようにして下さいね。