2017年3月2日更新

脱脂粉乳(スキムミルク)の成分と含まれる栄養とは

脱脂粉乳を飲んだことがある人は、そろって「まずい」と口にするイメージがありますよね。
それでも、一向になくなる気配はありません。現在も、スーパーに行くとスキムミルクと書かれて売られています。
かなりの年配のかたも飲んだ経験があるところから考えると、かなりのロングセラー商品だといえそうですが、これは一体なぜなのでしょうか。脱脂粉乳は、それほど身体にいい飲み物なのでしょうか。その成分や栄養など、気になるあたりを調べてみました。

  1. 目次
  2. 脱脂粉乳(スキムミルク)とは
  3. 脱脂粉乳(スキムミルク)の栄養成分とは
  4. 脱脂粉乳(スキムミルク)ってアレルギーの心配はあるの?

脱脂粉乳(スキムミルク)とは

脱脂粉乳とは、牛乳から脂肪分を抜いて水分を飛ばした粉末のことで、スキムミルクとも呼ばれます。

脱脂粉乳(スキムミルク)はまずい?

脱脂粉乳はまずい、くさい、というのはよく聞く話。そのため、飲んだことのない人はますます敬遠してしまうのではないでしょうか。
しかし、その一方で、思い切って飲んでみたらそれほど悪くなかったという人もいます。
これはなぜなのかというと、もともと脱脂粉乳とは終戦後にアメリカから送られていた支援物資だったから。輸送される際に高温多湿で傷んでしまっていたために、くさくてまずいものになってしまっていたのです。
ですが現在では、国内のメーカーがスキムミルクとして製造、販売しているため、昔ほど環境は悪くありません。そのため、くさいとも、まずいとも感じない人もいるのです。

脱脂粉乳の味と香りは?

牛乳から脂肪分と水分を抜いたものが脱脂粉乳ですから、味と香りは、水で薄めた牛乳です。
塊を口に入れた場合はチーズの風味が感じられますよ。
また、水分などを飛ばしているため、脱脂粉乳は長期保存が可能です。

脱脂粉乳の用途って?

脱脂粉乳は乳製品のほか、お菓子やパンなど幅広く利用されています。
これは、脱脂粉乳に含まれる乳固形分によるフレーバーが目的。牛乳に比べるとコストが抑えられる上に日持ちがするため、脱脂粉乳が重宝されるのです。

脱脂粉乳(スキムミルク)の栄養成分とは

脱脂粉乳には、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素の他、牛乳と同じ成分が含まれており、栄養豊富。
具体的には、以下のとおりです。

ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど。

脱脂粉乳(スキムミルク)のカロリーってどれくらい?

脱脂粉乳のカロリーは、100gあたり359kcalです。
牛乳と比べると、同等のタンパク質とカルシウムを含みながら脂肪は0に近く、カロリーも半分というとてもありがたい食品なのです。

脱脂粉乳(スキムミルク)ってアレルギーの心配はあるの?

すでに述べたとおり、脱脂粉乳とは牛乳から脂肪分と水分を抜いたものです。
そのため牛乳にアレルギーのある人は脱脂粉乳も飲めません。
そもそもアレルギーとはその食品のタンパク質に反応するもの(タンパク質を含む食品すべてがダメなのではなく、アレルギーのある食品がもつタンパク質がダメ)なのです。つまり、脱脂粉乳になっても牛乳に含まれるたんぱく質やカルシウムは変わらないためにアレルギー反応も出てしまうということです。

乳タンパク質の80%を占めているカゼインの危険性