2017年1月16日更新

爽やかな清涼感でリフレッシュ・ペパーミントの効果、効能、使い方

ペパーミント

歯磨きやチューイングガムなど、スキッとしたメンソールの清涼感でおなじみのペパーミント。お菓子の味付けや、モヒートなどのカクテル、虫よけ効果の高い精油などでも、ミント類は私達にとって身近な存在です。今回は、数あるミントの種類の中でもピリッとした清涼感が特徴のペパーミントについて、詳しく見ていきましょう。

  1. 目次
  2. ペパーミントとは
  3. ペパーミントの効能効果
  4. ペパーミントの活用法
  5. 気を付けたいことがら
  6. ペパーミントの爽やかな清涼パワーで、心身をすっきりとリフレッシュ

ペパーミントとは

ミントには沢山の種類が

ペパーミントはシソ科ハッカ属の多年草で、和名はセイヨウハッカ、またはコショウハッカと言います。同じミントの仲間は何百種類もありますが、中でも有名なのは、マイルドで料理に使用されるスペアミントと、清涼感があり歯磨きやガムに使用されるペパーミント、そして日本にも自生するハッカです。ミントには他にも、葉がまるく甘い香りのアップルミント、白い縞模様が独特のパイナップルミントなどがあり、猫が大好きなキャットニップも別名イヌハッカと呼ばれるシソ科の仲間です。

日本で西洋で、古くから使われていたミント

ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントを掛け合わせた比較的新しい品種ですが、原種のミントは、はるか大昔のメソポタミア文明の頃から調理に使われていた記録が残っています。また、古代エジプト文明のピラミッドからもミントが発掘され、食事やミイラの防腐予防に利用されていたそう。一方、日本のハッカは、2000年前に中国から渡来し、平安時代には山菜として貴族の食事に登場していたと伝えられています。人類とミントの関わりは、ずいぶんと昔からあったのですね。

現代でもミントは大活躍

ヒポクラテスの時代には既に薬用として使用されていたミントは、中世以降西洋を中心に、消化不良や痛み止めなどの治療薬として、また入浴剤やシャンプー、石鹸などに活用されてきました。現在でも、料理に、ハーブティーに、リキュールに、アロマオイルに、様々な形で私達の生活に根差しています。

ペパーミントの効能効果

ペパーミントの成分

メントール、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなど。ペパーミント独特の清涼感はメントール成分によるものです。

胃腸の調子を整える

食べ過ぎや飲み過ぎによる胃の不快感や、乗り物酔いのむかつきなどを抑える働きがあります。また消化を助け、胸やけや胃痙攣などにも効果があります。

頭痛、イライラ、緊張などを和らげる

神経の昂りを抑え、緊張を和らげ、頭痛やイライラを軽減し、リラックスへと導く鎮静効果があります。また不眠を解消し、深い眠りをもたらします。

体臭やお家の匂い対策にも

強い殺菌消臭効果がありますので、汗や口臭などの予防や、床や家具の掃除など、生活における衛生面でも大活躍です。

アレルギーや花粉症に効果的

鼻の粘膜の炎症を抑制するミントポリフェノールの働きで、花粉症などのアレルギー症状や、鼻づまりなどを緩和してくれます。

ペパーミントの活用法

モヒートと野菜とクスクスのサラダ

ラム肉のローストにミントソースでイギリス風

イギリスではラム肉のローストには、必ずミントソースを添えていただきます。ラム肉のジューシーな脂と香りが、ミントソースの爽快な風味と調和して、シンプルながらもとても美味しい家庭料理です。ミントソースは手作りもできますが、輸入食材店などで瓶詰めの製品の購入も可能です。

肉や魚介の炒め物に加えてタイやベトナム風

タイやベトナムのヘルシー料理に欠かせないたっぷりの香草。バジルやパクチーとはまた違った爽やかなペパーミントを、肉や魚介の炒め物に生で添えたり、一緒に炒めたりと、ちょっと加えるだけで一気にエスニック風味に様変わりです。

野菜とクスクスのサラダ、タブレで中近東風

元は中近東のサラダだったタブレは、フランスやヨーロッパで人気のお惣菜です。クスクスと、みじん切りにしたキュウリやトマトなどの野菜、そしてペパーミントやパセリのみじん切りをたっぷりと、シンプルなドレッシングであえた、暑い時期にピッタリのサラダは、簡単で美味しい新鮮な一品です。

モヒート、モヒートアイスティ、アイスミントソーダで爽やかに

夏の暑い日に、たっぷりのミントと氷を入れたラムベースのカクテル、モヒートは最高ですよね。お酒が苦手な方は、代わりにレモンと炭酸とはちみつで爽やかミントソーダができます。または、アイスティ―で割ってモヒートアイスティも、いくらでも飲めちゃう美味しさです!

暖かいハーブティーの優しいヒーリング効果

最近はスーパーでもミントティーが気軽に手に入るようになりました。ちょっと気になる症状のときに、暖かいミントティーで優しく癒されましょう。

  • 食べ過ぎ飲み過ぎの胃の不快感、胸やけ、胃痙攣などを治めてくれます。
  • 気分が昂り、緊張が取れず、頭痛やイライラがあるとき、鎮静効果でリラックスへと導きます。
  • なかなか寝付けない夜に、ぐっすりと深い眠りを誘います。

アロマオイルを使って不快な症状とサヨウナラ

  • アレルギーや風邪などの鼻づまりには、お湯にアロマオイルを数滴たらし、タオルをかぶって蒸気を吸い込みます。
  • 乗り物酔い防止には、ハンカチなどのアロマオイルを数滴たらし、その香りを嗅ぐことで酔い止めになります。

気を付けたいことがら

ペパーミントの栽培

ペパーミントは非常に育てやすい多年草のハーブで、若干湿り気のある場所を好みますが、種からでも苗からでも容易に栽培することができ、収穫で葉を摘むほどに新芽がどんどん出て繁殖力が旺盛です。しかし反面、その繁殖力の強さから、一度庭などへ地植えをすると収集が付かないほど増殖してしまい、他の植物の成長を邪魔し、駆除しきれなくなるなどの危険性を持ち合わせています。ペパーミントに限らず、ミント類を育てる場合は、必ず植木鉢かコンテナに植えるようにしましょう。

精油の使用について

最近ペパーミントやハッカの精油の、その殺菌効果や清涼感が話題になり、手軽に利用することが多くなりました。精油はナチュラルで身体に優しいイメージがありますが、ペパーミントやハッカの精油はかなり刺激の強いものですので、直接肌につけたり、希釈せずにお風呂へ入れたりしないよう注意してください。

ペパーミント使用の禁忌

妊娠中の方、授乳中の方、小さい子供や赤ちゃん、高齢の方。てんかん、高血圧、心臓疾患、糖尿病、胃食道逆流症などをお持ちの方。制酸薬との併用。

ペパーミントの爽やかな清涼パワーで、心身をすっきりとリフレッシュ

意外と沢山あるペパーミントの効能と利用方法は、どれもこれも身近に活用できるものばかりです。ハーブティや精油を安全に上手に使って、心身をすっきりと爽やかにリフレッシュしましょう!