2017年1月10日更新

健康にも効果的!胡椒(こしょう)の栄養や効能とは?

黒コショウ(ホール)

胡椒(こしょう)とは、言うまでもなく、スパイスの王様です。
コショウ科コショウ属のつる性植物で、遠い昔は医薬品や通貨としても使われるなどたいへん貴重で高価なものでしたが、今では塩と並んでどこの家庭にもある万能調味料。どんな料理でも、塩と胡椒をかけるだけで旨みがグッと増し、味が引き締まりますよね。
ですが、どこの家庭にもある割に、胡椒の栄養成分や健康への効果など、詳しく知っている人はあまりいません。毎日つかうものですから、ぜひとも正しく使って健康にも役立てていきましょう。

  1. 目次
  2. 胡椒(こしょう)の種類とそれぞれの特徴
  3. 胡椒(こしょう)自体に栄養ってあるの?
  4. 健康に胡椒!こんな効果や効能があった
  5. 胡椒(こしょう)の効果的な使い方
  6. 胡椒(こしょう)を使うときの注意点

胡椒(こしょう)の種類とそれぞれの特徴

コショウの種類

胡椒と聞くと黒いツブツブを思い浮かべる人も多いと思いますが、実はそれは黒胡椒(ブラックペッパー)と呼ばれるもっともポピュラーな胡椒。ほかにも、白胡椒や青胡椒、赤胡椒があります。

黒胡椒(ブラックペッパー)

完熟前の緑色の実を発酵させたもの。
風味や辛味が強いので、下ごしらえや味付けに最適。肉料理にはもっぱらこのブラックペッパーがもちいられます。

青胡椒(グリーンペッパー)

完熟前の緑色の実を発酵させないもの。
風味が爽やかで、辛味もほとんどないので、調味料としてよりも彩りとして使われることが多いです。

使い方をマスターしたい!グリーンペッパーでもっと料理上手に!

白胡椒(ホワイトペッパー)

完熟した赤い実の皮をむいたもの。
柔らかい風味で魚料理によく合います。また、色をつけないので、料理の仕上げに使われることが多いです。

赤胡椒(ピンクペッパー)

完熟した赤い実の皮をむかないもの。
マイルドな風味で辛味もないので、グリーンペッパーと同じく彩りに使われることが多いです。

このほか、胡椒の仲間で風味や辛味もにたロングペッパーなどもあります。
また、柚子胡椒という調味料もありますが、これは柚子と唐辛子を混ぜたものであり、ペッパーは関係ありません。

胡椒(こしょう)自体に栄養ってあるの?

胡椒には、カリウム、カルシウム、マンガン、マグネシウム、鉄分などのミネラル成分と、ビタミンB1、B2などの栄養成分が含まれています。
ですが、胡椒は調味料として適量使用するくらいですから、これらの栄養成分に過剰に期待はできません。
それよりも、注目するべきはペッパーオイルやピペリン、チャビシンなどの香気成分や辛味成分のほう。こちらは、健康面においてさまざまな効果が期待できます。

健康に胡椒!こんな効果や効能があった

発汗作用により貧血改善に効果的!

胡椒には発汗作用や利尿作用があるので、体内の毒素排出につながり、デトックス効果が見込めます。
それだけでなく、血管が広がり、血の巡りがよくなるので、貧血も改善されるでしょう。同じ理由で、冷え性や脳の活性化にも効果的です。

胃腸を健康に! 消化・吸収にも効果的

胡椒には、食欲を促進したり、消化機能を向上させるはたらきがあります。
そのため、栄養の吸収力が上がったり、胃腸の調子が整えられたりするでしょう。
具体的には、食欲不振、消化不良、腹部膨満、吐き気、下痢、胃弱などに効果があります。また、腸内に溜まったガスも排出させてくれるのです。

一石五鳥! 殺菌、抗菌、鎮痛、防腐、防虫効果

胡椒はよくない菌に働きかけるので、体内から健康的になれます。
また、鎮痛効果があるので、急な歯痛や腹痛の際にも重宝するでしょう。
さらには抗酸化作用により抗がん効果も見込めるなど、まさに万能といえそうです。

美容にも効果あり! 胡椒ダイエット

胡椒には、血管を拡張して血行を促進するほか、交感神経を刺激する効果もあります。
これによって代謝がよくなり、体温が上がって痩せやすい身体になるため、ダイエットにも効果的だといわれているのです。

胡椒(こしょう)の効果的な使い方

胡椒は、一般的にホールとパウダーの二種類売られています。
手軽さは圧倒的にパウダーのほうが上ですが、パウダー状になった胡椒は香りが飛びやすく、風味が落ちるのも早いです。
ですからできればホール状のものを買い、使うときにペッパーミルでひくようにするといいでしょう。

料理によって胡椒を選ぶ

胡椒には、種類によってそれぞれ特徴があります。肉料理には黒胡椒、魚料理には白胡椒など、都度合ったものを選ぶといいでしょう。
場合によっては、色をあまりつけたくないときに白胡椒を使うなど、見た目を判断基準にするのも効果的です。

胡椒は二回にわけて使う

胡椒には、味と香りの二種類の特徴があります。
ですから、料理によっては下ごしらえ段階で臭み取りのために胡椒を使い、さらに、仕上げに味を調えるためにもう一度使うという方法もいいでしょう。

料理の消化補助に胡椒を

胡椒は胃腸の働きを活発にするだけでなく、胃液や消化酵素の分泌も促してくれます。
ですから、あまり消化が良くない食材を使うときは胡椒の力を借りて身体(胃腸)への負担を減らすといいでしょう。

胡椒(こしょう)を使うときの注意点

健康や美容に大いに役立ってくれる胡椒ですが、その一因である辛味成分ピペリンにはとても強い薬理作用があります。
だからこそ少量でけっこうな効果が得られるのですが、強い力がもたらすものはいいことばかりではありません。場合によっては、ほかの成分や食べ物の作用に影響したり、邪魔したりしてしまうことも考えられるので、くれぐれも使いすぎ、食べすぎには気をつけましょう。

その点さえ気をつければ、胡椒は無理なく続けられる健康食。
適量を守って日々摂取しましょう。