2017年3月9日更新

アスパラギン酸の効果・効能とは

アスパラギン酸とは、アスパラガスから発見された物質で、とても嬉しい効果や効能をもったアミノ酸です。
健康にも美容にもいいので、ぜひ積極的に取り入れたいところなのですが、実は、アスパラギン酸にはちょっとした注意点もある様子。
では、アスパラギン酸にはどんなありがたい効果・効能があって、それを得るためにはどこに気をつければいいのでしょうか。

  1. 目次
  2. アスパラギン酸とは
  3. アスパラギン酸の効果・効能とは
  4. アスパラギン酸の注意点って?
  5. アスパラギン酸はできれば食品から摂取したいもの

アスパラギン酸とは

アスパラギン酸って何?

アスパラギン酸とは、体内にあるアスパラギン酸アミノフェラーゼという酵素によって生成されるアミノ酸です。体内で作り出すことができるため、非必須アミノ酸です。
ちなみに、このアスパラギン酸にアンモニア、アデノイド三リン酸にアスパラ銀合成酵素がはたらくとアスパラギンになりますし、逆に、アスパラギンに酵素がはたらけばアスパラギン酸になります。

また、アスパラギン酸は、食品添加物として加工食品にもちいられることもあります。

アスパラギン酸のはたらき

アスパラギン酸はカリウムやマグネシウム、カルシウムといったミネラルを体中に運びます。
また、たんぱく質を作ったり、アンモニアを排出したり、スタミナを増したりするはたらきももっています。

さらに、アスパラギン酸は中枢神経系の興奮性神経伝達物質でもあるので、記憶や学習に関わるNMDA受容体にも作用しているのです。
このNMDA受容体は、大脳皮質や小脳、脊髄など、体内のさまざまなところに存在します。

食品添加物としてのはたらき

アスパラギン酸は、グルタミン酸と同じうま味成分でもあるため、食品添加物としても使われます。
アスパラギン酸のうま味成分はアミノ酸系の酸味で、醤油や味噌など発酵食品のうま味と同じ。ちなみに、昆布のうま味成分の一つもこのアスパラギン酸です。

アスパラギン酸はそのままでは水にとけにくいので、ナトリウムと結合させ、アスパラギン酸ナトリウムとして使われます。食品添加物として認可(指定)されているアスパラギン酸はL-アスパラギン酸ナトリウムです。
主要な用途は調味料ですが、アスパラギンを補うための強化剤としても使用されます。

なおアスパラギン酸ナトリウムと似た名前でアスパラギン酸カリウムという物質があります。
こちらは食品添加物としては使用できません。用途としては医薬品として使用されます。

アスパラギン酸を多く含む食品とは

アスパラギン酸は枝豆やそら豆、もやしのような豆類、サトウキビ、レンコンやアスパラガスなどの野菜類、牛肉、鶏肉などに多く含まれています。
ただし、アスパラガスから発見された成分なのでアスパラギン酸という名前が付いていますが、アスパラガスにとくに多く含まれているというわけではありません。

アスパラギン酸はこんなところにも

アスパラギン酸は食品のほか、化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品、保湿クリームや肌荒れケアクリームなどのスキンケア用品、リンスやトリートメントなどのヘアケア用品にも使われています。

アスパラギン酸の効果・効能とは

デトックス効果で肝臓を守る

アスパラギン酸には利尿作用があるので、体内の毒素を排出するデトックス効果が見込めます。
また、アンモニアは肝臓に負担をかけたり、中枢神経系にダメージを与えたりするのですが、尿として排出することでそういった危険性からも回避できます。

疲労を回復して体調を整える

私たちは、乳酸がたまることで疲労を感じます。アスパラギン酸には乳酸を分解してエネルギーに変える力があるので、疲労回復につながるのです。

また、病気になったり、ストレスが溜まったりすると、体内のエネルギーが消費され、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。
これによりますます体調が悪くなってしまうのですが、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムなど、足りなくなった栄養分を体中にはこんで体調を整えてくれるのです。

肌の調子を整えて美肌をつくる

アスパラギン酸には保湿効果があるため、しっとりした、なめらかな肌を作ってくれます。
また、アスパラギン酸はタンパク質を作り出す成分の一つなので、肌の新陳代謝を高めるはたらきもあります。

アスパラギン酸の注意点って?

アスパラギン酸単体での摂取は避ける

アスパラギン酸を単体で摂取すると、脳神経を過剰に刺激して細胞を壊してしまうことが指摘されています。
ちなみに、アスパラギン酸とフェニルアラニンという物質を組み合わせたアスパルテームという甘味料がありますが、このアスパルテームは私たちの身体にとって有害であるという報告がなされています。
砂糖の200倍もの甘みがあるということで、さまざまなお菓子やジュースに使われているアスパルテームですが、摂り過ぎにはじゅうぶん注意しましょう。

甘味料アスパルテームの安全性や副作用

アスパラギン酸は加熱しない

アスパラギン酸は熱に弱いため、加熱しすぎるとせっかくの成分が壊れてしまいます。
健康や美容にいかすためにも、できれば非加熱、加熱するとしても短時間にとどめておきましょう。

アスパラギン酸ナトリウムの使用基準

食品添加物のL-アスパラギン酸ナトリウムの使用基準は定められていません。対象の食品も使用量の最大限度も使用制限も定められていません。

アスパラギン酸はできれば食品から摂取したいもの

食品添加物として加工食品にもちいられているL-アスパラギン酸ナトリウムですが、これは、アスパラギン酸を含む食品から抽出、精製したものです。
もともと食品に含まれているものだから安心だといえばそうなのですが、やはり、精製されたものはそれだけ刺激が強いといえます。健康や美容にいいアスパラギン酸ですから、積極的に摂りたい成分ではありますが、できれば豆類などそれを含む食品から摂取したいものです。