2017年10月12日更新
冷凍芽キャベツの使い方とは?
コロコロとして可愛らしい風貌をしている芽キャベツは英語でBrusse ls sproutsと言い、シチューなどの料理に加えるとインパクトがありますが、旬な時期や使い方、そして栄養などご存じでしょうか?冷凍などの便利なものもあるので今回は冷凍芽キャベツについてと生の状態についてもご紹介していきます。
何にでも合う芽キャベツ
芽キャベツは見た目も可愛らしいことはもちろん、様々な料理にインパクトを与えてくれる野菜の一つです。寒い季節にはシチューなどの体が温まる温料理には最適で、歯ごたえもしっかりしているので使う頻度が多いという方もいるでしょう。そんな芽キャベツは英語でBrusse ls sproutsと言い、原産はベルギーのブリュッセル近郊とされています。
芽キャベツの旬な時期
芽キャベツ自体は季節関係なく流通していますが、年の中でも最も多く流通される時期は2月頃になります。収穫が11月~3月頃とされているため、冬に暖かい料理として使うには最適な食材となります。
芽キャベツの属性
芽キャベツの属性は一般的に食べられることが多いキャベツと同様のアブラナという属であり、子持ち甘藍(かんらん)や姫甘藍と呼ばれています。また、原産はベルギーと書きましたが、日本での栽培は静岡県が9割を占めており、残りが北海道や長野県などで栽培が行われています。
キャベツは地面になりますが芽キャベツは茎に直接なります。
芽キャベツの栄養や生・冷凍の状態
芽キャベツは冬の季節に様々な料理に使えるため、力強い味方となってくれます。しかし、寒い季節は体を温めるだけではなくきちんと栄養も摂りたいですよね。では芽キャベツの栄養はどのようなものがあるのでしょうか?また、生と冷凍の状態に違いがあるのかも見ていきましょう。
芽キャベツの栄養とは
キャベツと同様の属性とされていますから栄養面も期待できるところですよね。芽キャベツ自体の栄養にはビタミンが中心に含まれており、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンKなどが豊富です。また、βカロテンやナイアシン、葉酸、パントテン酸などといった栄養も含まれているため、旬な時期には是非おいしく味わいたい野菜の一つとなります。また、タンパク質や食物繊維、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどといった摂取したい栄養素も含まれています。
出典:「日本食品標準表2015年版(七訂)」
生の芽キャベツと冷凍芽キャベツ
良く言われるのは野菜は新鮮で鮮度が保たれたものが最も栄養価値が高いと言われていますが、それらのことを考慮すると冷凍されたものよりもなるべく生の状態の芽キャベツが好ましいと感じられますよね。しかし、野菜は年々高騰している状態にありますから、値段の高い生のものよりも比較的入手しやすい冷凍ものに手が伸びるのも現実です。そこで一体どちらが栄養について優れているのかということですが、意外と冷凍したものでも生の状態のものとさほど変わりはありません。冷凍された芽キャベツはいわゆる加工してある状態ですが、生の芽キャベツではないからと言っても栄養にそれほど違いが出てくるということではないのです。
栄養価値が変わらないその理由には、冷凍野菜が製造される過程に「ブランチング」というものがあるためです。このブランチングは冷凍処理をする前に70~80℃程度の熱を用いて加熱し、野菜が持っている本来の栄養や味、変色、といった異常を起こさないための働きをします。加熱方法にも茹でたり、蒸すなどといった加工法がありますが、蒸す過程を取ると含まれている栄養を高い確率でそのまま残すことができるのです。
冷凍芽キャベツの使い方
冷凍する前に加熱処理をおこなっていますので自然解凍でそのまま使えそうですが、その後の調理方法によっては下ごしらえしたほうがいいです。
まずは芽キャベツを下ごしらえしよう!
冷凍芽キャベツをサラダや炒め物にする場合は、鍋に沸騰したお湯を準備し、目キャベツを入れて1~3分程度茹でていきます。茹で終わったら冷水を溜めたボールなどに入れて芽キャベツの下ごしらえは終了となります。こうすることでべチャッと感がなくなり美味しくいただけます。
フレッシュな芽キャベツの下ごしらえは、外側の皮を1~2枚を目安に剥いていき、茎に包丁などで十字の切り込みを入れていきます。切り込みを入れると火にかけた時に通りが良くなりますので時間短縮したい方もしっかり行っていきましょう。次に切り込みを入れたら冷凍芽キャベツ同様に下茹でします。
どんな料理に合う?
芽キャベツと相性の良い料理はシチューはもちろんのこと、あっさりとサラダとして食べたり、普段の食卓に一品料理として炒め物などに手を加えてもOKです。また、煮物などに芽キャベツを使う場合は下茹では不必要ですから煮込み料理には手軽に使うことができます。更に揚げ物としてひき肉などと一緒に揚げればサクサクとした芽キャベツを楽しむことができますよ。
芽キャベツを有効活用していこう
芽キャベツは小さい見た目で使い道も広そうに感じますが、実際に使おうとしてみるとどういった料理に合うのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。しかし、一般的なキャベツと同様に様々な方法で手を加えていくことができますから、栄養が豊富な芽キャベツを見かけたら是非活用してみてくださいね。